声劇・セリフ集

常に眠い猫

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一人用セリフ

しみじみ 切ない「私の摂理と世界の」語り

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たとえば


伝えられなかった言葉があったとする。
どうしても届かなくて
それでも届けたくて。
どうしようもなくて
それでもどうにかしたくて
必死に
ただ必死に
頑張ったとする
けれど
何をしても
努力は報われるとは限らない
それを知って
それでもなお頑張って
けれど努力は
やはり私を認めてはくれない

息を切らして
世界を見て
その中を
真っ暗で恐ろしい
そんな世界を
私が走り抜けたとしても
それが
その行為が果たしてゴールへと行き着くための
近道になり得るのか
私にわかるわけもないのだ

私にはわからないことがあるとする
それが
私の世界観を潰すことだったりする
知らなければよかったと
見なければよかったんだと
公開し泣き叫ぶ結果になったとしても
私はきっと
そのあとはにこやかに笑って
「知ってよかった」と
胸を張って言うのだろう。
世の中
何が起こるかわからない世界では
何をするにも無意味で
そして有意義であると
私は常
思ったりするのだ。
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