声劇・セリフ集

常に眠い猫

文字の大きさ
上 下
50 / 96
1人用声劇

日記 音声録音 「最強勇者観察日記~たまには録音で日記をつけてみる~」

しおりを挟む
一人用声劇「最強勇者観察日記~たまには録音で日記をつけてみる~」

登場人物。
クルミ〔女〕とても明るく真面目な女の子。ツッコミ要員。


開始

えっと、これで入った?

大丈夫だよね?

あ。あーあーてすてす。

入ってるね。よし

今日は2012年2月3日。

アカメを拾ってから、早くも一ヶ月を過ぎました。

いつもは日記帳の方につけてるんだけど、たまにはこういうのもいいかなって。

別に、書くのがめんどくさいなぁとか、思ったわけじゃないよ?

本当に決して。うん。

、、、ごほん。

今日あったことをさっというなら、アカメが町のガードレールを壊したのと、町のおばさまがたに、カルクくんファンクラブなるものがあると暴露されたこと。かな。

なによファンクラブって。確かに?イケメンだけど?

この世界にはまれに見る?イケメンだし?紳士だけど?

ファンクラブの会員が約300人越えって一体なにがあったらそうなるのよ?

確かアカメは一度しか外に出たことがなかったと思うんだけど。あまり外に出さないようにしてたのに、なんでそんなに会員がいるのか本当に謎。

まぁ、曰く。

ガードレールが壊されたというところが関連してくるらしいのよねこれが。

ガードレールが壊された、というより、結果的に壊してしまったのだけど、意図して壊したわけではない。

あれでも一応勇者らしいから?

そして勇者らしく人を助けた結果、ガードレールは無残な姿になり果ててしまったと。

彼の、アカメの話だと、横断歩道を挟んで、アカメファンクラブ筆頭メンバーの淑女に会い、その女性はアカメに夢中になって道路を飛び出してしまったところを、アカメがとっさに助けたのだとか。

とんでもないスピードだったようで、そのスピードを受け止めたガードレールは、無残にもひしゃげてしまった、と。

私も現場を見てきたけど、頑丈なガードレールが、まるで自在に曲げた白いモールのようなことになっていて、なんかもう、力抜けたよね、うん。

そんでもって、そんなことがあった現場は不幸にも人がとんでもなく多い場所でして。

どうやら一部始終を見ていた人たちが、
あの人かっこいいよね
ファンクラブがあるんだって
はいろはいろ
あの子も誘ってみんなでさ

的なことを話しているのを、聞いてしまった。

まぁそんな具合に増えていった、らしい。

なんだろうなぁ。

ここまでくると驚きとか苛立ちとか、あらゆる感情を超えて、力抜けるよねぇ。

現実味がないとはこのことだなと、私は本当に思った。

いっそファンクラブをこっちで運営して商売でも、、、、ふふ。

ん?ごほん。

まぁそういう黒い話は置いといて。

こんなものかなぁ。

今日1番驚いたのはガードレールよりも、ファンクラブの方だったね。

おばさんに会うたびにそんな話をされるから、どうすればいいかわからないのなんの。

有名人とかのプロデューサーとか、側近とか?

そういう人たちの気持ちがものすごくわかったような気がする。

今日はもうアカメも部屋に戻ったし、私もやることは終わったから、これを録音したら寝ようと思う。

明日はなんかお客さんが来るみたいだし、ちゃんと備えておかないとねぇ。

変な人じゃないといいなぁ。

それじゃおやすみなさい。

また、あした。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

お父さんのお嫁さんに私はなる

色部耀
恋愛
お父さんのお嫁さんになるという約束……。私は今夜それを叶える――。

バレー部入部物語〜それぞれの断髪

S.H.L
青春
バレーボール強豪校に入学した女の子たちの断髪物語

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

兄になった姉

廣瀬純一
大衆娯楽
催眠術で自分の事を男だと思っている姉の話

処理中です...