Message from ×××

星海はるか

文字の大きさ
上 下
39 / 49

はじめて空を飛べた日

しおりを挟む
「はじめて空を飛べた日」

私は裸体の少女

みんなは羽根と輪っかを持つ天使なのに

私は持っていないタダの人間だった

でも そんな私にも特技はあった

絵と手芸

ある日 私はとある男の子と仲良くなった

その子も私と一緒で羽根と輪っかを持たず器用だった

そのまま私たちは大人になった

そして私たちが結婚するとき神様が私たちに羽根をくれた

でもつけかたが分からなかった

私は考えた末に思いついた

「羽根を縫えばいいんだ!」

ケガしていい気で私たちは互いの羽根を縫った

不思議と血は出なかった

そして更に思いついた

「輪っかも描けばいいんだ!」

私たちは互いの頭の上に金色の絵の具で輪っかを描いた

不思議と描いた輪っかは浮いた

私たちははじめて空を飛べた
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

妻がヌードモデルになる日

矢木羽研
大衆娯楽
男性画家のヌードモデルになりたい。妻にそう切り出された夫の動揺と受容を書いてみました。

後悔と快感の中で

なつき
エッセイ・ノンフィクション
後悔してる私 快感に溺れてしまってる私 なつきの体験談かも知れないです もしもあの人達がこれを読んだらどうしよう もっと後悔して もっと溺れてしまうかも ※感想を聞かせてもらえたらうれしいです

6年生になっても

ryo
大衆娯楽
おもらしが治らない女の子が集団生活に苦戦するお話です。

AIは悪なのか

篠山 猫(ささやまねこ)
エッセイ・ノンフィクション
昨今、AIの登場に賛否両論があります。 その中に懸念されているものが、個人情報や著作といったものであり、こういった枠組みは国際的に法整備がされていない状況です。 はたしてAIは本当に世の中をよくするものなのでしょうか。 ※ここで書き連ねた内容は実際の政治に関する部分を突き詰めると嫌悪するくらいの利害関係に満ちています。その部分の詳細については敢えて言及はしていません。

日常を取り戻せ

ゆとそま
エッセイ・ノンフィクション
2020年11月6日。またいつもの1日が始まり、またいつもと同じように終わるはずだった。はずだったのに、まさかの急性骨髄性白血病が発覚。その日のうちに即入院。いつもの日常が、一瞬にして奪われた悪魔の1日。 でも、絶対に日常を取り戻してやる! 当時の記録を元に、発病前、入院治療中、退院後のリアルな生活をノンフィクションで描きたいと思います。

性転換マッサージ2

廣瀬純一
ファンタジー
性転換マッサージに通う夫婦の話

全米が泣いた!ポスティング家族

コブシ
エッセイ・ノンフィクション
あ、全米がうんぬんってのはもちろんウソ。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

処理中です...