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4 本性
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「っ……頭痛ぇ、てここどこだ」
「やっと目が覚めた見たいだな日向」
「あ? 何しやがったてめぇ!」
「口が悪いな」
やばっ、今は日向のフリをしているんだった。冷静にならなければ、俺は今置かれている状況を確認する。
ここはどこかのホテルの一室だろうか、ベッドの上に座らされているが、手を手錠で拘束されている。
「なんですか、この状況は?」
「見てわからないのか、俺と楽しいことするんだよ」
「冗談はやめてください、早く手錠外してくれませんか?」
「冗談なんかじゃないよ、優秀なアルファに抱かれるなんて嬉しいだろ」
やっぱこいつクズ野郎だったらしい。嬉しくねぇわ! 手錠をされていなかったら今すぐにでも殴り飛ばしている。
「ふざけんな! 誰がお前なんかに抱かれてやるかよ!」
「随分と勇ましいね。そんなところもそそるけど」
うげー、きもい。
何がそそるだ。俺のどこにそそる要素があるのか教えてもらいたいね! こいつまじでホモ野郎だったのかクズでホモで変態とか最悪すぎんだろ。
相手がオメガならまだしもアルファ同士の行為なんて何の意味もないだろうが!
男だったら女としろや!
「手錠外しやがれ!」
もう日向のフリとかそんなことしている場合じゃない。俺の尻を守ることの方が大事である。
「はは、照れてるのかい。大丈夫どうせすぐ、俺に屈服する」
「てめぇ、まじで殺す」
ガチャガチャと手錠を動かしても外れるわけもなく、なんとか立ちあがろうとしているのだが、ベッドがふかふかで上手くバランスが取れず立ち上がれない。
その間にも久住は俺に近づいてくる。
「反抗的なのも嫌いじゃないよ。調教しがいがある」
「近寄んじゃねークズ野郎が!!」
久住がベットの上に乗りしゃがみ、俺のベルトに手をかけベルトを外すとズボンをずり下げた。そして下着から俺の性器を取り出した。
──おいおい嘘だろ、こいつまじか!
腹が立つとかよりも男に触られて気持ち悪すぎて引く。そんな俺の思いも知らずにネチネチと俺の性器を扱い始める。
「っふ……てめぇマジきめぇな」
「そんな口を聞けるのも今のうちだ、そのうち俺の言うことしかきけなくしてやるからな」
「っん……はぁ」
あー、もうまじで無理だ。
一応日向のフリをしているからと暴力だけは振るわないようにと我慢していたが、久住が予想以上にクズ野郎過ぎて耐えきれ無さそうだ。
「わりぃな、ひなた」
「あ?」
俺は脚を思いっきり振り上げて久住の顎に盛大な蹴りをくらわす。
綺麗に俺の蹴りが顎にヒットし久住はベッドの外に転げ落ちていった。
俺は急いでベッドの端へ転がり立ち上がる。後ろの拘束された手を足に通して前に持っていき、自身を下着の中にしまい、ズボンをあげる。そして
「百回死ね!!」
と、大声で捨て台詞を吐いた俺は、手錠をしたまま靴を履き部屋を出ていった。
「やっと目が覚めた見たいだな日向」
「あ? 何しやがったてめぇ!」
「口が悪いな」
やばっ、今は日向のフリをしているんだった。冷静にならなければ、俺は今置かれている状況を確認する。
ここはどこかのホテルの一室だろうか、ベッドの上に座らされているが、手を手錠で拘束されている。
「なんですか、この状況は?」
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「冗談はやめてください、早く手錠外してくれませんか?」
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やっぱこいつクズ野郎だったらしい。嬉しくねぇわ! 手錠をされていなかったら今すぐにでも殴り飛ばしている。
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「随分と勇ましいね。そんなところもそそるけど」
うげー、きもい。
何がそそるだ。俺のどこにそそる要素があるのか教えてもらいたいね! こいつまじでホモ野郎だったのかクズでホモで変態とか最悪すぎんだろ。
相手がオメガならまだしもアルファ同士の行為なんて何の意味もないだろうが!
男だったら女としろや!
「手錠外しやがれ!」
もう日向のフリとかそんなことしている場合じゃない。俺の尻を守ることの方が大事である。
「はは、照れてるのかい。大丈夫どうせすぐ、俺に屈服する」
「てめぇ、まじで殺す」
ガチャガチャと手錠を動かしても外れるわけもなく、なんとか立ちあがろうとしているのだが、ベッドがふかふかで上手くバランスが取れず立ち上がれない。
その間にも久住は俺に近づいてくる。
「反抗的なのも嫌いじゃないよ。調教しがいがある」
「近寄んじゃねークズ野郎が!!」
久住がベットの上に乗りしゃがみ、俺のベルトに手をかけベルトを外すとズボンをずり下げた。そして下着から俺の性器を取り出した。
──おいおい嘘だろ、こいつまじか!
腹が立つとかよりも男に触られて気持ち悪すぎて引く。そんな俺の思いも知らずにネチネチと俺の性器を扱い始める。
「っふ……てめぇマジきめぇな」
「そんな口を聞けるのも今のうちだ、そのうち俺の言うことしかきけなくしてやるからな」
「っん……はぁ」
あー、もうまじで無理だ。
一応日向のフリをしているからと暴力だけは振るわないようにと我慢していたが、久住が予想以上にクズ野郎過ぎて耐えきれ無さそうだ。
「わりぃな、ひなた」
「あ?」
俺は脚を思いっきり振り上げて久住の顎に盛大な蹴りをくらわす。
綺麗に俺の蹴りが顎にヒットし久住はベッドの外に転げ落ちていった。
俺は急いでベッドの端へ転がり立ち上がる。後ろの拘束された手を足に通して前に持っていき、自身を下着の中にしまい、ズボンをあげる。そして
「百回死ね!!」
と、大声で捨て台詞を吐いた俺は、手錠をしたまま靴を履き部屋を出ていった。
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