なんか色々短編集。

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第5話「飴玉(完結)」

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美波とまた出会えるようにちょっと召喚術でもしようかな!

---検索中---

おっ!いいサイトあるじゃん。
なになに、塩を用意して、うんうん。

------

ふぅ、後は呼ぶだけだ。

「三橋 美波ー!出てきてーっ!」

…。
出てこない。そりゃそうか、もう無理なのかな、あの子と出会うなんて…


----------2週間後----------


「きゃー!遅刻遅刻ー!」

2度目の展開!いやーやはり寝坊はしちゃうね!

「おっと!」

危なっ!

「あ、すいません。留美さん」
「ん?え、美波?」

なんてこったよ…
そ、そうだ!成仏できてなかった理由は!

「あ、あの!言いたいことがあるんだけど!」
「私も留美に言いたいことがあるの」

そうだ、思い出した…あの時…

「美波って、何年前だったか私と会ったことあるよね」

「うん。私もその話をしようと思って」

「先に話させてもらうね」

「うん」

「あなたに飴を貰ったの。2年前だったかな。あの時助けてもらった。忘れられなかったの。お礼が言いたくて、いつか。でも自殺しちゃった。だからこうして化けて現れたんだよ」

「そう…」

(なんでだろう。あんまり嬉しくない)

「じゃあね、用が済んだからもう成仏しないと」

「あ、うん、またね」



特になんの感情もないまま、美波は消えていった。

あれ?美波って誰だったっけ?

まあいいや、飴玉舐めよ!
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