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「神西暦シリーズ GAME/SAME」
「GAME」Ⅲ
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神西暦772年6月6日0時0分…この世界には神(天使)の国と魔族の国にわける事ができ、国の移動も比較的簡単にできるため、この時刻は現実世界で言うところの世界協定時(UTC)で、午前0時のとき日本に該当する箇所では午前9時となる。
「GAME」「SAME」のあらすじは、既にこちらのメンバーには伝えてあった。
後は、風田哲也と赤井隆に木の神の力の秘密を伝れば、流れは変わった。
神西暦772年6月6日0時0分、複数の落雷とともに、木の神が現れる…
巨大な青い龍を狙う風田哲也と赤井隆を、ソラと赤井義経が止めた。ソラは風を操り、空を飛ぶ風田哲也を空中で制止し、赤井義経は赤井隆と大剣を交え合う事で、初撃を止めた。
***
「何ですか、貴方たちは?」
風田哲也は空気の流れが固定された中でも、動こうとしていた。
「…貴方たちが何者であろうとも、ここで神を倒してみせる!最・大・火・力!」
空気の流れが固定した中でそんな事をしてしまえば、中の酸素が無くなり、酸欠状態になるか火が出せなくなってしまう。そのどちらかになり勝負は着くと思っていた。
だが、風田哲也はその火力を上げていき、青い炎を右手に纏った。
ブルーフレイム…「VANE」の巻頭カラーで、火の神との戦闘中に登場させた新たな能力である。あれは、神との対決を生き延びたものの、記憶喪失となり28年放浪していた風田が、記憶を取り戻した事でできたもの…この時期の風田が出来るはずは…
いや、発動の条件自体が違ったのか?確か、「VANE」では、記憶を取り戻したはいいが、年齢からか肺機能も低下し、以前の用に長時間燃やせる事ができないため、一点集中の火力として使ったもの…決して長年の記憶喪失が関係していたわけではない…酸素が不足している今の状態であれば、無意識で発動してもおかしくはなかった。
風田哲也は、他の手足で状態を固定すると、ブルーフレイムの右手で、ソラの空気の膜を破った。
***
「敵か?天使は全て倒したはず…」
赤井隆は、大剣のギミックに頼る面があるため、赤井義経ほど剣術に長けてはいない。
中距離戦などであれば勝機はあったかもしれないが、鬼の力を持つ前から人間としての力だけで、魔物と戦ってきた剣技には勝てるはずがなかった。
赤井隆は、たまらず、大剣のギミックにより電気を流し込もうとするが、そのボタンを押す一瞬の隙を突かれ、赤井隆の大剣は叩き落とされた。
「あんたのその姿…まるで伝説の鬼だな…よし。神を倒す邪魔をするというなら、俺も鬼になる!」
赤井隆は、赤井義経の子孫である。鬼となる前の赤井義朝の子供である赤井義経と異なり、鬼の力を得た後の赤井義経とウルフ・ズーの子孫である。そのため、彼らの子孫には極まれに鬼と狼の力を合わせ持った者が生まれてくることがある。
…「SAME」が、「鬼火」と同時進行で連載していた頃…確か西暦1994年…雑誌「ゴロ」創刊30周年記念のインタビューで、「同時に連載されている「鬼火」や「ナイト」と繋がる可能性は?特に、赤に関連する名前という事で、レッドと赤井義経の関係が気になりますが?」という質問に対して語った設定である。丁寧に「SAME」特別編として、赤井隆がライオンの特性を持つ天使に苦戦し、武器を破壊された所、普段の狼の力に加え、鬼の力を使い、筋力をさらに上げて戦う50ページの描き下ろし漫画まで掲載したが…
流れを崩しかねず、また「鬼火」のネタバレにもなってしまうため、単行本収録は「鬼火」完結後にする予定であったが、知っての通り、「鬼火」の予想外の路線変更により、「SAME」とは繋がらなくなったため、未だに単行本未収録のままのエピソードである。
まさか、その力を使うとは思ってもいなかった。
赤井隆は、赤井義経を超える力で、義経を殴り飛ばした。
「GAME」「SAME」のあらすじは、既にこちらのメンバーには伝えてあった。
後は、風田哲也と赤井隆に木の神の力の秘密を伝れば、流れは変わった。
神西暦772年6月6日0時0分、複数の落雷とともに、木の神が現れる…
巨大な青い龍を狙う風田哲也と赤井隆を、ソラと赤井義経が止めた。ソラは風を操り、空を飛ぶ風田哲也を空中で制止し、赤井義経は赤井隆と大剣を交え合う事で、初撃を止めた。
***
「何ですか、貴方たちは?」
風田哲也は空気の流れが固定された中でも、動こうとしていた。
「…貴方たちが何者であろうとも、ここで神を倒してみせる!最・大・火・力!」
空気の流れが固定した中でそんな事をしてしまえば、中の酸素が無くなり、酸欠状態になるか火が出せなくなってしまう。そのどちらかになり勝負は着くと思っていた。
だが、風田哲也はその火力を上げていき、青い炎を右手に纏った。
ブルーフレイム…「VANE」の巻頭カラーで、火の神との戦闘中に登場させた新たな能力である。あれは、神との対決を生き延びたものの、記憶喪失となり28年放浪していた風田が、記憶を取り戻した事でできたもの…この時期の風田が出来るはずは…
いや、発動の条件自体が違ったのか?確か、「VANE」では、記憶を取り戻したはいいが、年齢からか肺機能も低下し、以前の用に長時間燃やせる事ができないため、一点集中の火力として使ったもの…決して長年の記憶喪失が関係していたわけではない…酸素が不足している今の状態であれば、無意識で発動してもおかしくはなかった。
風田哲也は、他の手足で状態を固定すると、ブルーフレイムの右手で、ソラの空気の膜を破った。
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「敵か?天使は全て倒したはず…」
赤井隆は、大剣のギミックに頼る面があるため、赤井義経ほど剣術に長けてはいない。
中距離戦などであれば勝機はあったかもしれないが、鬼の力を持つ前から人間としての力だけで、魔物と戦ってきた剣技には勝てるはずがなかった。
赤井隆は、たまらず、大剣のギミックにより電気を流し込もうとするが、そのボタンを押す一瞬の隙を突かれ、赤井隆の大剣は叩き落とされた。
「あんたのその姿…まるで伝説の鬼だな…よし。神を倒す邪魔をするというなら、俺も鬼になる!」
赤井隆は、赤井義経の子孫である。鬼となる前の赤井義朝の子供である赤井義経と異なり、鬼の力を得た後の赤井義経とウルフ・ズーの子孫である。そのため、彼らの子孫には極まれに鬼と狼の力を合わせ持った者が生まれてくることがある。
…「SAME」が、「鬼火」と同時進行で連載していた頃…確か西暦1994年…雑誌「ゴロ」創刊30周年記念のインタビューで、「同時に連載されている「鬼火」や「ナイト」と繋がる可能性は?特に、赤に関連する名前という事で、レッドと赤井義経の関係が気になりますが?」という質問に対して語った設定である。丁寧に「SAME」特別編として、赤井隆がライオンの特性を持つ天使に苦戦し、武器を破壊された所、普段の狼の力に加え、鬼の力を使い、筋力をさらに上げて戦う50ページの描き下ろし漫画まで掲載したが…
流れを崩しかねず、また「鬼火」のネタバレにもなってしまうため、単行本収録は「鬼火」完結後にする予定であったが、知っての通り、「鬼火」の予想外の路線変更により、「SAME」とは繋がらなくなったため、未だに単行本未収録のままのエピソードである。
まさか、その力を使うとは思ってもいなかった。
赤井隆は、赤井義経を超える力で、義経を殴り飛ばした。
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