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嘲弄

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 久しぶりに実家のマンションに帰ってきたナオトは、様変わりした様子の家に目を見開いた。
 家の扉の前、外廊下で母が大事に育てていたはずの家庭菜園が、見事に荒れ果てていたのだ。雑草は伸びっぱなしで、花は枯れ、いくつかのサボテンは無造作に転がっており、鉢植えから土を被った根が見えている。明らかに手入れされていない有様に、急激な不安に駆られてしまう。
 付け加えて、マンションの駐車場に車がなかった。出掛けているのかと思えど、窓から中を窺えばどうも灯りが付いている。母は節電にうるさい方で、出掛けるときは必ず灯りを消していた。湯木に車を貸した可能性も捨て切れないが、廊下に留めてあったナオトの自転車もどうしてかなくなっている。この状況で、怪しむなと言う方がおかしい。
 嫌な予感を胸に抱いたまま家の中に入るも、玄関に一歩足を踏み入れた瞬間、母やナオトの靴が少なくなっていることに気付く。玄関に飾ってあった、海外土産だという置物もない。まさか、まさかと思う。
 売ったのか? もしかしたらとは考えていたが、本当に私物を売り払っているとは思わなかった。いったいいつ、誰が何のために。誰のために? 考えた途端、掌にじわりと汗が滲んだ。

「ナオト? ……ッナオト!」

 緊張しながら探るように家の中を見ていると、ナオトの来訪に気付いたらしい母が血相を変えて駆け寄ってきた。
 久々に見た母は、少し痩せたように思う。髪もボサボサで、身形を気にも留めていない様子の母は、ナオトの知る母とは随分と乖離した姿だった。驚きの余り言葉が出て来なかったが、ナオトが危惧していた痣のようなものは見られない。怪我を負っていないことに内心安堵するも、服の下はどうなっているかわからない。それに、化粧で誤魔化している可能性もある。湯木に関して言えば、彼女は信用ならない人だった。

「あんたいったいどこ行ってたの!? 何度も連絡したのに!」

 ただいまという挨拶をする間もなく、ヒステリックに叫ばれる。
 しかしながら、言われてみると最近は通知を切っていたし、スマホ自体も見るのを避けていたので気付かなかったのかもしれない。通知はあれど通信会社や通販サイトから届くものが多かったし、不審な電話が掛かってくることもあったので放置していた。どうせ戌亥からの通知は来ないのだ。だというのに通知が鳴る度に期待してしまう自分がいて、最早あの通知音を耳にするのさえ嫌になっていた。
 しかしながらそんな個人的な事情を説明するわけにはいかず、またわざわざする気もない。返答せず玄関を抜け、各部屋を注意深く観察する。まるで粗探しでもしているかのようだが、将にその通りだ。

「……あいつは?」
「あいつ? ナオト、ちゃんと名前で呼びなさいって何度も言ってるじゃない」

 キッチンを見に向かったナオトの後を、文句を言いながら母は付いて回っている。その様子に、見られてはいけないものがどこかにあるのだろうかと勘繰ってしまう。
 そもそもがだ。母は湯木に対し失礼だと言いたいのだろうが、ナオトからすればあの男の方が何倍も無礼だった。この家にあるものすべてが自分のものであるかのように振る舞っている。尚且つ、それをまったく咎めもしない母も母だった。

「……電子レンジとトースターはどうしたの」

 あるべき場所にあるべきものがない。不自然に空間の空いたキッチンに違和感を覚え、眉を顰める。すると母が大慌てで行く手を阻み、ナオトの視線を遮ったのだ。その行動があまりに怪しく見え、母に問う声は僅かに震えていた。
 まるで隠そうとしているかのようではないか。何もかも隠し切れていないというのに。

「えっ、あ……その、あれはね。ちょっと最近、壊れちゃって。修理に出してるの」
「どこに?」
「どこって、……近所の電気屋さんに」
「じゃあ電話番号教えて。修理が終わったら俺が取りに行くから」

 それでも尚、答えを誤魔化そうとする母に嫌気が差す。
 言外に正直に話せという圧を込めて睨み付ければ、母は焦ったように視線を彷徨わせた。時間を少しでも稼いで、ナオトが納得する答えを考えようとしているのだろう。どのように言われようと、ナオトが納得するわけがないのにだ。

「売ったんでしょ?」
「あのね、ナオト」
「車も自転車も、金目になるもの全部売ったんでしょ?」
「も、もうそんなに遠出もしないから、必要ないかと思って。家電もね、ないからって別に生活できないわけじゃないし」
「あいつにそう言われたのかよ」
「もうナオト、言葉使いに気を付けなさいって何度も」
「どうでもいいだろそんなのッ!」

 母の返答に苛立ち、思わず怒鳴ってしまった。大声を出したことに自分自身でも驚いてしまったが、怒鳴られた母も衝撃を受けた顔で固まっている。その表情を見て、反射的に「ごめん」と言い掛けた言葉をぐっと飲み込んだ。母を見ていられなくなって、逃げるように俯く。

「母さん何してんの? ……もうお金、ないの? あいつにいくら渡したんだよ」

 振り絞った声は震えていた。
 母を責めるのはお門違いだと、ナオトとて重々承知の上だ。だが彼女自身に今の状況は異常で、おかしいのだと気付いて欲しかった。そうでなければ母はいずれ、湯木に食い潰された後に無残にも捨てられる。あの男は、母が持っている金にしか興味がないのだ。父が亡くなったときのように、憔悴しきった母の姿はもう見たくなかった。
 以前は彼女の寂しさを理解してやれなかったが、今ではわかるような気がする。だというのに子供のような癇癪を起こして母を独りにしてしまい、更に寂しい思いをさせたのは事実だった。尚且つ、今に至るまでの彼女の暴走を止められなかった。故にこうなってしまったのはナオトにも責任がある。だからこそナオトは、母を湯木から救い出してあげたかった。彼女も湯木に手を上げられたことで、このまま一緒にいて良いのかと疑問を抱いているはずだ。
 これからはよく話し合って、親子二人で――。

「……昔はこんな子じゃなかったのに」
「え……?」

 ――暮らしていこうと思ったのに。
 苦々しく吐き捨てられた言葉にナオトは顔を上げ、彼女を見た。後頭部を後ろからいきなり殴り付けられたような衝撃がナオトを襲っている。聞き間違いであれと願うも、不安げに揺れるナオトの目に映る母は、随分と冷たい目をしていた。息子に向ける目じゃない、彼女はこんな目をする人だっただろうか。

「別にいいでしょ、いずれ私とあの人は一緒になるんだから。ナオトには関係ない。……あの人には私がいてあげないとだめなのよ」
「何言って……あいつに殴られたんだろ!? なんで平気でいられるんだよ!」

 母の冷めた物言いに、思わず通常であれば知り得ない情報を口にしてしまった。案の定母は疑うように眉を顰めたが、深く言及はされない。両者ともに情報源がどこか、など最早どうでもいいことだったからだ。

「あれは……私が悪いの。あの人の信頼に応えることができなかったから」
「は?」
「だいたい、ナオトがあの人に対して酷い態度だから、私があの人に怒られるのよ」

 意味がわからない。暴力を受けているのに、被害者側が悪いなんて言い分、罷り通るはずがなかった。加害者を庇うような母の言動と、ナオトのせいでもあると言う彼女に、ナオトはますます混乱してしまう。
 この人はこんな人だっただろうか? ナオトにとって母は、母は厳しくも優しい人だった。父亡き後、女手一つでナオトを育ててくれたのだ。常にナオトのことを考え、何を捨て置いても優先してくれた人だった。それなのに。
 ――この人は誰だ? 突如貼り付けたような笑みを浮かべる女に、不安が募る。

「……でももう大丈夫ね。ナオトが戻ってきたから」
「どういう意味だよ」
「ナオトが持っているんでしょ? 引き出しの鍵。さあ、それを渡してちょうだい」
「……何言ってんだよ母さん」

 目の前にいる女はナオトを真っ直ぐ見ているが、瞳に光がなく、狂気に満ちていた。
 恐ろしくなって一歩後退すると、追い詰めるように彼女が前進する。

「もうすぐあの人が来るから、それまでに用意してあげないと」
「は……? 何言って、……馬鹿なこと言うなよ! なんで、なんでそんなこと」
「あの人も可哀想な人なのよ! お母様の入院費用も払わないといけないし、でも身体が弱いから仕事が続けられなくて、……頼れるのは私だけなんだから、私が支えてあげないと」

 じゃあ、その結果としてナオトと決別することになってもいいのか。感情的になり、突き放した言葉が口から出かかったが、あっさりと肯定されそうで声にすることができなかった。彼女はもう、ナオトなんてどうでもいいのだ。
 それにしても、いつの間に湯木に連絡したのだろうか。もしかすると二人で示し合わせていたのかもしれない。玄関の扉が開いた時点で連絡を取る手筈になっていたのだろう、ナオトの帰りを待っていたのであれば納得がいく。
 あの男がいない今が母を説得するチャンスだと思っていたのに、彼女自らが報告していては意味がない。今日はひとまず退散して、日を改めようと身を翻したときだ。無情にも玄関のドアが開き、嫌な笑みを浮かべる男が我が物顔で入ってきた。

「――久しぶりだなあナオト。会いたかったよ。エリに連絡もらって、急いで来たんだぞ? ……まったく、こんなに長い間どこ行ってたんだ、おまえ」

 ナオトの傍までやって来た男は、――湯木は、馴れ馴れしい動作でナオトの肩へ手を置いた。言い切ると同時にぐっと手に力が込められ、痛みで顔が歪む。
 だけれど、ここで怯んでは以前殴られたときの二の舞だ。

「あんたに言う必要なんかない」

 じわりと汗の滲んだ拳を握り、ナオトは湯木を睨む。ここで下手に出れば、湯木が益々付け上がる。相手に弱味を見せないよう、ナオトの全身に力が籠もった。
 そんなナオトの態度にも、湯木は表情を崩さない。

「そうかよ。でもな、おまえが盗んだものについては、言ってもらわねえと俺が困るんだ」
「盗んだ? あれは父さんが俺たちに遺してくれたものだ。あんたのものじゃない」
「そう毛嫌いするなよ。俺たちはいずれ家族になるんだ。そのとき俺に借金なんかあったら、おまえもつらいだろ?」
「……ふざけたこと言うなよ、おまえが家族になることなんかない。そんな時は一生来ない!」
「相変わらず態度の悪いガキだ」

 気丈に振る舞うナオトに湯木は鼻で嗤った。忌々しげに男の表情が歪み、ナオトの肩から湯木の手が離れる。
 その瞬間だ。

「おまえの躾がなってないせいで、俺が悪く言われるんだろうがッ!」

 ばちんと、何かが爆ぜたような鈍い音がする。突然の音に驚く余り、ナオトの肩が大きく跳ねた。何事かと目を彷徨わせれば、母が頬を抑えてへたり込んでいるのが見える。意味がわからず呆然と見ていれば、へたり込んだ母の腹を湯木が容赦なく蹴り付けたのだ。
 痛ましい女の悲鳴が断続的に聞こえる。啜り泣くように謝罪を口にする彼女と、激情に駆られ暴力を振るい続ける男に、ナオトは恐怖を覚えた。咄嗟に湯木の身体を突き飛ばし、母の身体を抱き起こす。しかしながら湯木は怒りが収まらないのか、ナオトから乱暴に母を奪い、彼女の身体を蹴り続ける。

「母さん!」
「貯金もねえし稼ぎも少ないくせによ、結婚したいなんてよく言えたもんだなババア!」
「やめろ! 母さん!」

 何度も何度も繰り返される行為に吐き気がした。
 経験したこともないような恐ろしい状況に理解が追い付かない。これはいったい何が起こっている? どうして湯木は母を蹴り、暴言を投げ掛ける? 何故母はこのような理不尽な暴力を受け入れ、謝罪し許しを請うのか。わからない、何もかもが理解しがたい状況だった。
 やがて湯木は疲れたのか、少しばかり隙が生じた。その隙を見逃さず、母と湯木の間に入り込み、痛みと恐怖で縮み上がった母を庇うように抱き込む。すると息切れしているらしい湯木が肩で息をしながら、冷えた笑みを貼り付けてナオトたちを見下ろしていた。母を抱くナオトの腕に力が入る。

「……俺が笑顔の内に言うこと聞いた方が身のためだぞクソガキ」
「あんたに、あんたに渡すものは何もない。いいから出て行――ッ」

 瞬間、覚えのある鈍い音と強い衝撃が脳を揺さぶった。眩暈が起きたかのように身体がぐらりと傾き、前後不覚に陥る。
 また殴られたのだ。痛い。痛いが、何度も暴力を振るわれていた母の痛みに比べればこんなもの我慢できる。そう思って、殴られようが蹴られようが、ナオトは声も上げず必死に耐えていた。痛みで倒れそうになっても、抱き締める力は緩めなかった。すべては腕の中にいる母を守るためだ。

「エリ! こいつは俺が抑えとくから、さっさと鍵を探せ!」
「え、ええ……!」

 だと言うのに、こんな有様をいったい誰が予想しただろうか。少なくともナオトは想像もしなかった。
 湯木がナオトの両手を掴み挙げ興奮したように命ずると、母は泣き顔のまま迷いなく従ったのだ。ふらふらとよろめきながら立ち上がった母は、最初にナオトの鞄の中を漁り、無いことを確かめると急いでナオトの身体へと手を伸ばす。
 信じられない光景だが、現実に起こっていることだ。どれだけ殴られ蹴られようと、母のためなら耐えられると思っていたナオトの唇が戦慄き、目に涙が滲む。母は、身を挺して守った息子のナオトよりも暴力を振るう赤の他人の湯木を選んだのだ。意気消沈し、されるがままになるナオトを気にしてくれる人などこの場には居ない。

「……あった! あなた、あったわ!」
「よくやったエリ。そいつを貸せ」

 力なく肩を落とすナオトの耳に、喜色の滲む二人の声が響く。湯木の信頼に応えることができて嬉しいのだろう。そして湯木は鍵を手に入れ、一財産手に入れられることに喜びを感じている。
 そんな二人をぼんやりと見ていれば、引き出し用の小さな鍵が母の手から湯木の手に渡った。ナオトを拘束していた手が離れたのだ。最早ナオトが彼らに反発することはないと踏んだのだろう。湯木は珍しいものでも見るように、小さな鍵を指先で摘まみ上げ嬉しそうに眺めている。
 ナオトはその隙を逃さなかった。

「――……ッい、ってえなあこのクソガキ!」

 鍵ごと、湯木の手に噛み付いたのだ。冷たい金属と、生温い肌の感触を口内に感じる。痛みに驚いた湯木は、ナオトを振り払うようにして床へ叩き付けた。強かに頭や肩を打ち付けたが、痛みよりも憤りの方が強かった。本当に、母にとってはもう、ナオトも父もどうでもいいのだ。戌亥の言う通りで、自分のことしか考えていないらしい。けれどナオトにとってはそうではない。
 怒りを滲ませた湯木がナオトの頭と顎を掴み、無理にでも口を開き鍵を取り出そうとする。引き千切らんばかりに引っ張られる頬や唇が痛い。だらだらと唾液が垂れる中、食い縛るように顎に力を込めた。奪い返したこの鍵だけは絶対に、意地でも渡さない。そう心に決めて、きつく目を閉じる。舌で鍵を喉奥へ追いやり、ごくりと喉を大きく動かす。
 その動作を見て焦ったのか、湯木がナオトの肩を掴み大きく揺さぶった。今更慌てたって遅い、ナオトはゆるりと口角を上げる。無理に笑みを形作った頬は情けなくも引き攣っていた。

「ッこれは、これは父さんのだ! 父さんが、父さんが俺たちに遺してくれた、大事な……――ぃっ!」

 言い切る前に勢いよく打たれ、伏せるように床に倒れ込む。怒りが収まらない様子の湯木はそんなナオトを見下ろし、強く握り締めた拳を震わせた。また殴るのか、それとも蹴るのか。腹から鍵を吐き出させるためなら何でもするだろう。腹を切られるかもしれないが、そうなれば湯木とて終わりだ。
 そんなふうに思考を巡らせながら地に伏すナオトの顔を、ふと何か思い至ったように湯木が眺めている。やがて湯木はナオトの傍で身を屈め、乱暴に髪を鷲掴みし、無理矢理上を向かされた。引き裂かれるような皮膚の痛みに襲われ、顔が大きく歪む。

「そういえばナオト、おまえ親父に似て……割りと見れる顔だったな」

 聞き間違いだろうか。抵抗する力も残っていない中、必死に呼吸をしていれば、おかしな言葉が耳に入った。
 不安げに瞳を揺らすナオトの視野に、妙ににやついた湯木の顔が映る。

「なに、いって」
「このままおまえの母ちゃんと付き合ってても金にならねえから、もう別れようと思ってたんだが、そうか。その手があったな。エリは美人とは言えねえが、身綺麗にすればそれなりにはなる。だらしのねえ身体が好きなやつもいるしな。加えておまえは若くて物を知らなさそうだから、変態が好みそうだ。……金がねえなら、おまえらの身体で稼いで貰えばいいんだよな?」
「は……?」
「そうか。……そうだよな。ちょっと待ってろ、逃げんなよ」

 先程までとは打って変わって機嫌良さそうに笑みを浮かべた湯木は、わけのわからない言葉を言い残し颯爽と家から出て行ってしまった。誰もいなくなった玄関を、ナオトは呆然と見詰めている。
 廊下の隅に座り込んだ母は膝を抱えたまま、どうして置いていくのか、全部ナオトのせいだと、一人延々と嘆いていた。そんな彼女を、ナオトは異星人でも見る目で眺めていた。だからこそ話が通じないし、自分と同じ価値観を共有できない。これは仕方がないことだ。
 ぐすりと鼻を鳴らし、力の入らない身体に鞭打って上半身を起こす。ここから早く出て行かねばならない。あの様子では、おそらく湯木は本当にすぐ戻ってくるだろう。その前にここから出て、――どこへ行けばいいのか? 結局また、ナオトは一人になってしまった。否、最初からずっと独りだったのかもしれない。じわじわと視界が歪み、嗚咽が漏れる。最早ナオトに、この場所から動く気力もない。
 そんな時だ。再び扉が開き、男が誰かを連れて戻ってきた。同時に、どこからか懐かしい香りを感じる。

「――……ナオト?」

 思わずといった具合に呟かれた言葉が雑踏に混じって耳に入った。釣られるようにして、鼻を啜りながらも顔を上げる。すると家に入ってきた数人の中に、思いもしない人物がいた。あの部屋で帰りをずっと待っていた戌亥が、目の前に現れたのだ。
 彼の姿を見留めた瞬間、ナオトの顔がぐしゃりと歪み、待ち焦がれていた光景は涙で見えなくなった。

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