First desire ~初めてこんなに人を求めた ~

キャンチョメ

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卒業〜旅立ち〜

最後〜果たせなかった約束〜

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結局そのまま時が過ぎ皆が卒業する日が来た!
クラスの皆が卒業式の後皆集まるから顔出しに来て!と言うてくれた。
俺は行く事にした。
そして卒業前日の夜、
俺はマユにメールした。
「明日で卒業なんやな。学校よく頑張ったな!おめでとう!進路は決まったか?」
マユ「久しぶり!ありがとう!専門学校行くで!卒業式終わった次の日にはこの町出ると思う!」
俺「え?そんなすぐに引っ越しするん?それならご飯行けんままになってしまったな。」
マユ「また帰って来た時にでも行こう!」
俺「そうやな!出て行く前に最後ちょっとでもマユに会いたいわ。」
マユ「卒業式の後、打ち上げあるしその後かその最中ならちょっとは顔だせるかもやで!」
俺「そっか!なら顔出せたらちょっと話そ!」

そして当日。
クラスの人達が待っている場所に向かった!
懐かしかった。
皆俺がいた時より仲良くて楽しそうだった。
俺がいなくなった後の話などをいっぱい聞いた!
そして解散しようとした時1人の女の子が俺を呼び止めた!
「シンヤ君!仕事大変やろ?体は大丈夫?無理はしたらあかんで?」
その言葉は物凄く胸に響いた。
泣きそうになった。
けど俺は強がった。
「ありがとう!俺なら大丈夫!めっちゃ元気やし余裕やで!」
そう言って解散した。
いいクラスだった。

そしてマユに会いに行った。
打ち上げの最中だったマユは店の外に出てきてくれた。
もちろん店の中から皆がこっちを見ていた。
俺「明日からもうおらんくなるんやな。遠い存在になってしまうわ。」
マユ「たまには帰ってくるで!だからその時またご飯行こう!約束したやん!」
俺「そうやな!その時は連絡してよ!あっ!そういえば卒業おめでとう!!」
マユ「ありがとう!」
俺「マユ!渡したいものある!捨てるなら捨ててほしい。」
俺はマユに返されたネックレスと指輪を渡した。
マユ「え?」
俺「返された時に捨てるべきやから捨てようとしたんや?けどな俺には出来んかった。それにあげたものやからマユに処理してほしい。今ここで捨ててくれてもいいで!その方が納得いくし!」
マユ「ううん!捨てんで!ありがとう。持っていくな!大事なお守り代わりにする!」
俺「本当?それは嬉しい!ありがとう!
けどもし好きな人出来たら捨てなよ。」
マユ「それはその時考えるな!あっ!そろそろ戻らなダメや。」
俺「会ってくれてありがとう。俺はずっと応援しとるからな!大変になるやろうけど負けるなよ!頑張れ!!」
マユ「ありがとう。お互いに頑張ろな!」
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