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四章 一人ぼっちの君たちへ
第二十七話 新しき王
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「儂は友として、魔王様の意思を継ぎ、また儂と同じく魔王様の友である魔族の生き残りたちを守っていかねばならぬという使命があります。魔王様の願った物語を、ここで終わらせたくはないのです」
カストディオはまるで俺に忠誠を誓うかのように、片膝をついたまま深く頭を下げた。
「此度のここに押し寄せる人間の軍勢は、恐らくここの魔族たちでは到底太刀打ちの出来ぬ戦力と兵数を誇っているでしょう。そこで、儂はその軍勢に一人で挑みに行こうと思います」
「パパっ!」
「カストディオ様!?」
「………不律様、この世界は我々が生きていくにはあまりにも過酷すぎます。まことに身勝手で、不躾なお願いであることは分かっていますが、この老いぼれの代わりに娘たちを守って、逃がしていただけぬでしょうか」
ベアトリーチェやマナドゥたちの喧騒が聞こえる。しかし、その音は何故か俺には遠くに聞こえた。
カストディオさんの過去はわかった。今起きている現状がどれほど緊迫しているのかもわかった。いつだって現実はあまりに唐突に苦難を押し付けてくる。今押し寄せている軍勢だってそうだ。生き残っている魔族の数も、シルビアが急に去ってしまったことも。
そして、カストディオさんが俺を頭を下げてまで、頼み込んでいることもだ。
「カストディオさん………どうして?」
俺の小さな呟きが、何故か辺りを静かにさせた。
「確かに、俺がこの魔王の姿になった時は強いと思う。たぶんシルビアと一対一で戦ったとしても、俺は大して引けはとらないだろうよ。でもさ、俺はカストディオさんの言う通り、自分でも自分がよく分かっていないくせに、世界を滅ぼしたいと餓鬼みたいに騒いでるクズだ。自分に降りかかってくる不幸を全部世界のせいにして、当たり前のように今日も自分に自分の不幸自慢を語っている。何でカストディオさんは、そんなクズに自分の命よりも大事なものを預けようとしているんですか?あなたが俺のことが分からない様に、俺にもあんたのことが分からない。頭の良いあなたなら、俺を上手い口車に乗せて、その軍勢とぶつけて、その間に自分達だけで逃げようと考えれたはずだろう?」
怒鳴るでもなく、叫ぶでもなく。
どこか溜め息交じりの、諦めを感じさせる単調な俺の言葉。
たぶんカストディオさんは断腸の思いで自分の過去や、命よりも大切なものを俺に預けようとしてくれている。だからこそこんな低姿勢で、嘘の無い言葉を紡いでいる。
だけど俺はその熱い思いに氷水をぶっかけて、まるで応えようとする意志を見せない。
あぁ、絶対怒られるわこれ。
でも、カストディオさんの俺を見る目はどこか悲しげで。俺はその目に何もかもを見透かされているような気持ちに陥ってしまう。
「それは不律様、貴方は魔王様と同じだからです。貴方が魔王様と同じ、寂しそうな眼の色をしておられるからです」
寂しそう?俺が?
「儂はその目をしている者を三人ほど知っております。それは貴方と魔王様と、シルビア・ランチエリじゃ」
「シルビア………それがどうして、俺を信頼するに値する証拠になるんだ」
「さぁ、何故でしょうか。たぶん、自分の痛みを良く知っているからではないでしょうか。誰よりも何よりも、貴方たちは生きる痛みを知っておるからでしょうか。まぁ、あくまで無駄に長生きしている老人の勘というところです」
もっと馬鹿にも分かるように説明してくれ。さっきから、よく、わからねぇよ。
カストディオさんがスクッと立ち上がる。
「もう一度言います」
「あぁ………」
「あなたに物語の続きを書いてくれとは言いませぬ。それは恐らく儂の娘が、儂の一番の部下たちが書いてくれますゆえ。だから不律様には、その物語の主人公になっていただきたい。魔王様と同じ眼の色をした不律様に───」
「───新しき魔族の王となっていただきたい」
手の痛みが段々と引いていく。
ただ今度は、胸が締め付けられるように痛みだす。
「俺はずっと一人だった、これからもだ、俺は一人でこの世界に復讐をしてやろうって思っている。だからさ、誰かを守るとか、そんなことは俺には出来やしないんだよっ。分かってるだろ!?俺の居場所はここじゃない!!」
今度は本気で叫んだ。思い切り立ち上がり、感情のままに暴れる尻尾が木の床を勢いでぶち抜いた。
ふと、黒く覆われた俺の手をふわりと優しい手が包む。ベアトリーチェが、俺の前に立っていた。
そのベアトリーチェが目に涙を溜め込みながら、何一つ物怖じすることなく俺と視線を真っ直ぐに合わせる。
「ワタクシたちが、これから不律さんのことを他人と見るのは不可能だヨ………。もう自分が一人みたいなことは言わないでヨ」
「………んだよ、それ、畜生」
もう、友達なんて、辛いだけだよ。昔俺に出来た一匹の友達は無残に死んだんだ。俺の目の前で。
だから心の中では、もう一生友達なんていらないとどこかで決めていた。
でも、やっぱり俺は寂しかったみたいだ。結局、失くした友達に面影の重なるシルビアを自分から助けて。ベアトリーチェたちを助けて、そして助けてもらった。
だからこそだ。
「辛いんだよ………」
俺が何よりも一番欲しかったもの、でも、一度手にしたそれは余りにも儚く俺の手からすり抜けた。
カストディオさんも、あの鬼たちも、ベアトリーチェも、そしてシルビアも。俺にとってすごく大切な奴らだからこそ、こんな生き方しかできない俺の周りに居て欲しくなかった。
「魔王様は昔言ってたんだ、友達になるのに始まりなんて無いっテ。別にワタクシは、パパと違って不律さんに魔王になってほしいわけじゃない。ただ、ずっと一緒に居たいだけナノ」
「───だから、ワタクシたちが不律さんの居場所になる。もうお互いに、誰かを失うのはこりごりだからネ」
こんなに真っ直ぐな女の子の前で、俺はいつまでウジウジしてんだ。
はっきり言うと、今も俺の頭の中や決意はぐちゃぐちゃなまんま。とてもじゃないがコイツたちの描く物語の主人公にはなれそうにないくらい、今の俺の行動には統一性が無いだろう。
だけど分かった。
そもそも俺は馬鹿のくせに、色々考えてしまうのが悪い癖なんだ。簡単に行こう、今の俺がやりたいことは何だ?
「さて、儂はもう行かねばなりませぬ。もう一度聞きます、不律様。娘たちを頼んでもよろしいですか?」
「………俺は俺のやりたいことをやる。魔王はそのついでになるけど、それでもいいか?」
「はい………十分でございます。心より感謝を申し上げますぞ」
なんか吹っ切れた。もういいさ、行くところまで行ってやる。魔王でも覇王でもラオウにでもなってやる。
だけどその前に一つ、言っておかないといけないことがあるな。
「んじゃあ、これが俺の魔王としての最初の意思表明だ。カストディオさん、俺は別にベアトリーチェたちをまるまる任される気はさらさらないぜ」
「なっ!?」
だってそうだろう。人を勝手に魔王にしておいて。俺は自分の事で手一杯なのに、残りの魔族の世話までするなんてことは出来ないさ。
そもそも、「今から死んできます」みたいなことを言っている奴を、俺が見過ごすわけがない。
「任せろ、何てったって俺は三国志とか項羽と劉邦とか色々全巻読んできたんだ。ちゃんと『みんな』が助かるような道を考えるさ、もちろんカストディオさん、あんたもだ」
これで良い。
そして俺はやりたいことをやる。もちろん、それはシルビアをもう一度取り戻して、どんな理由があれアイツを苦しめる奴を全員叩きのめすことだ。
まぁ、だけど、きっとあいつはそんな俺のやることを黙って見てはいないだろう。
その時はその時だ。
これ以上この世界にあいつが苦しめられるような道を選ぶのならば、俺が自らアイツを、殺さないといけなくなるかもな。
カストディオはまるで俺に忠誠を誓うかのように、片膝をついたまま深く頭を下げた。
「此度のここに押し寄せる人間の軍勢は、恐らくここの魔族たちでは到底太刀打ちの出来ぬ戦力と兵数を誇っているでしょう。そこで、儂はその軍勢に一人で挑みに行こうと思います」
「パパっ!」
「カストディオ様!?」
「………不律様、この世界は我々が生きていくにはあまりにも過酷すぎます。まことに身勝手で、不躾なお願いであることは分かっていますが、この老いぼれの代わりに娘たちを守って、逃がしていただけぬでしょうか」
ベアトリーチェやマナドゥたちの喧騒が聞こえる。しかし、その音は何故か俺には遠くに聞こえた。
カストディオさんの過去はわかった。今起きている現状がどれほど緊迫しているのかもわかった。いつだって現実はあまりに唐突に苦難を押し付けてくる。今押し寄せている軍勢だってそうだ。生き残っている魔族の数も、シルビアが急に去ってしまったことも。
そして、カストディオさんが俺を頭を下げてまで、頼み込んでいることもだ。
「カストディオさん………どうして?」
俺の小さな呟きが、何故か辺りを静かにさせた。
「確かに、俺がこの魔王の姿になった時は強いと思う。たぶんシルビアと一対一で戦ったとしても、俺は大して引けはとらないだろうよ。でもさ、俺はカストディオさんの言う通り、自分でも自分がよく分かっていないくせに、世界を滅ぼしたいと餓鬼みたいに騒いでるクズだ。自分に降りかかってくる不幸を全部世界のせいにして、当たり前のように今日も自分に自分の不幸自慢を語っている。何でカストディオさんは、そんなクズに自分の命よりも大事なものを預けようとしているんですか?あなたが俺のことが分からない様に、俺にもあんたのことが分からない。頭の良いあなたなら、俺を上手い口車に乗せて、その軍勢とぶつけて、その間に自分達だけで逃げようと考えれたはずだろう?」
怒鳴るでもなく、叫ぶでもなく。
どこか溜め息交じりの、諦めを感じさせる単調な俺の言葉。
たぶんカストディオさんは断腸の思いで自分の過去や、命よりも大切なものを俺に預けようとしてくれている。だからこそこんな低姿勢で、嘘の無い言葉を紡いでいる。
だけど俺はその熱い思いに氷水をぶっかけて、まるで応えようとする意志を見せない。
あぁ、絶対怒られるわこれ。
でも、カストディオさんの俺を見る目はどこか悲しげで。俺はその目に何もかもを見透かされているような気持ちに陥ってしまう。
「それは不律様、貴方は魔王様と同じだからです。貴方が魔王様と同じ、寂しそうな眼の色をしておられるからです」
寂しそう?俺が?
「儂はその目をしている者を三人ほど知っております。それは貴方と魔王様と、シルビア・ランチエリじゃ」
「シルビア………それがどうして、俺を信頼するに値する証拠になるんだ」
「さぁ、何故でしょうか。たぶん、自分の痛みを良く知っているからではないでしょうか。誰よりも何よりも、貴方たちは生きる痛みを知っておるからでしょうか。まぁ、あくまで無駄に長生きしている老人の勘というところです」
もっと馬鹿にも分かるように説明してくれ。さっきから、よく、わからねぇよ。
カストディオさんがスクッと立ち上がる。
「もう一度言います」
「あぁ………」
「あなたに物語の続きを書いてくれとは言いませぬ。それは恐らく儂の娘が、儂の一番の部下たちが書いてくれますゆえ。だから不律様には、その物語の主人公になっていただきたい。魔王様と同じ眼の色をした不律様に───」
「───新しき魔族の王となっていただきたい」
手の痛みが段々と引いていく。
ただ今度は、胸が締め付けられるように痛みだす。
「俺はずっと一人だった、これからもだ、俺は一人でこの世界に復讐をしてやろうって思っている。だからさ、誰かを守るとか、そんなことは俺には出来やしないんだよっ。分かってるだろ!?俺の居場所はここじゃない!!」
今度は本気で叫んだ。思い切り立ち上がり、感情のままに暴れる尻尾が木の床を勢いでぶち抜いた。
ふと、黒く覆われた俺の手をふわりと優しい手が包む。ベアトリーチェが、俺の前に立っていた。
そのベアトリーチェが目に涙を溜め込みながら、何一つ物怖じすることなく俺と視線を真っ直ぐに合わせる。
「ワタクシたちが、これから不律さんのことを他人と見るのは不可能だヨ………。もう自分が一人みたいなことは言わないでヨ」
「………んだよ、それ、畜生」
もう、友達なんて、辛いだけだよ。昔俺に出来た一匹の友達は無残に死んだんだ。俺の目の前で。
だから心の中では、もう一生友達なんていらないとどこかで決めていた。
でも、やっぱり俺は寂しかったみたいだ。結局、失くした友達に面影の重なるシルビアを自分から助けて。ベアトリーチェたちを助けて、そして助けてもらった。
だからこそだ。
「辛いんだよ………」
俺が何よりも一番欲しかったもの、でも、一度手にしたそれは余りにも儚く俺の手からすり抜けた。
カストディオさんも、あの鬼たちも、ベアトリーチェも、そしてシルビアも。俺にとってすごく大切な奴らだからこそ、こんな生き方しかできない俺の周りに居て欲しくなかった。
「魔王様は昔言ってたんだ、友達になるのに始まりなんて無いっテ。別にワタクシは、パパと違って不律さんに魔王になってほしいわけじゃない。ただ、ずっと一緒に居たいだけナノ」
「───だから、ワタクシたちが不律さんの居場所になる。もうお互いに、誰かを失うのはこりごりだからネ」
こんなに真っ直ぐな女の子の前で、俺はいつまでウジウジしてんだ。
はっきり言うと、今も俺の頭の中や決意はぐちゃぐちゃなまんま。とてもじゃないがコイツたちの描く物語の主人公にはなれそうにないくらい、今の俺の行動には統一性が無いだろう。
だけど分かった。
そもそも俺は馬鹿のくせに、色々考えてしまうのが悪い癖なんだ。簡単に行こう、今の俺がやりたいことは何だ?
「さて、儂はもう行かねばなりませぬ。もう一度聞きます、不律様。娘たちを頼んでもよろしいですか?」
「………俺は俺のやりたいことをやる。魔王はそのついでになるけど、それでもいいか?」
「はい………十分でございます。心より感謝を申し上げますぞ」
なんか吹っ切れた。もういいさ、行くところまで行ってやる。魔王でも覇王でもラオウにでもなってやる。
だけどその前に一つ、言っておかないといけないことがあるな。
「んじゃあ、これが俺の魔王としての最初の意思表明だ。カストディオさん、俺は別にベアトリーチェたちをまるまる任される気はさらさらないぜ」
「なっ!?」
だってそうだろう。人を勝手に魔王にしておいて。俺は自分の事で手一杯なのに、残りの魔族の世話までするなんてことは出来ないさ。
そもそも、「今から死んできます」みたいなことを言っている奴を、俺が見過ごすわけがない。
「任せろ、何てったって俺は三国志とか項羽と劉邦とか色々全巻読んできたんだ。ちゃんと『みんな』が助かるような道を考えるさ、もちろんカストディオさん、あんたもだ」
これで良い。
そして俺はやりたいことをやる。もちろん、それはシルビアをもう一度取り戻して、どんな理由があれアイツを苦しめる奴を全員叩きのめすことだ。
まぁ、だけど、きっとあいつはそんな俺のやることを黙って見てはいないだろう。
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