324 / 398
家族の章
お利口でご立派なお人がなんで
しおりを挟む
陰謀論とかにハマって、
『自分だけはこの世界の真実に気付いてる!!』
『自分だけはこの世界の真実に気付けるだけの知能がある!!』
とか思ってる連中は、
『親が事前に子供に承諾を取ってから生んだなんていう事実は存在しない』
ってえ、<隠された真実>でもなんでもねえ、ごくごく当たり前に目の前に転がってる現実にちゃんと向き合うことができてんのかよ? 特に、実際に親になった連中はよ。
向き合えてねえよなあ? 子供から、
『生んでくれなんて頼んでない!!』
とか言われたらキレるよなあ?
『親に向かってなんてこと言うんだ!!』
みたいによ?
事実を事実として突き付けられただけだぜ? 『隠されてる真実に気付ける』ようなお利口でご立派なお人がなんでそんな当たり前の事実を突き付けられただけでキレんだよ? ああ?
<この世の隠されていた真実>
だの、
<社会の陰で暗躍する悪の組織>
だの、そんなてめえの力じゃどうにもできねえ話に時間を割くよりも先にすることがあるだろうが! てめえの家庭を守ってみせろよ。そのお利口でご立派な頭を使ってよ。てめえの家庭すら守れねえ奴が世界をどうこうしようとか、寝言も大概にしろ!
と、俺は思うわけだ。
だから、その当たり前の現実を受け止めようとしてるだけなんだよ。そしてその当たり前の現実を、リーネにも、トーイにも、イワンにも、カーシャにも理解しておいてもらいたいだけだ。
もし自分が親になる時には、その現実と向き合える親でいてほしいしな。自分が勝手に子供をこの世に送り出したんだってちゃんと認識できて、その上で自分の選択に責任を負える親になりゃ、自分の子供に対しても、
<自分の責任ときっちり向き合うことができる親の姿>
ってのを見せることができるだろ? しかも、自分の勝手でこの世に送り出した子供に対して理不尽に振る舞うことがどれほどふざけた真似なのかを、理解できる可能性も出るだろ?
自分の好き勝手にした挙句に責任も持とうとしねえような奴が<親>とか、悪夢でしかねえよなあ?
まあ、カーシャは今の時点ではそこまで理解できねえかもだが、何度でも伝えるさ。
だって俺は<親>なんだからよ。親の責任として大事なことは伝えんのが当然だろ?
その当然のことをしねえ親はただの怠慢だし、てめえの怠慢を棚に上げて教えてもねえことを『理解しない子供が悪い!』だとか、無様にもほどがあんだろ。
加えて、『親の所為にすんな!』とかホザくなら、てめえが親から教わってねえことでもできるようになれよ。努力すりゃどうとでもなるんだろ? ならやってみせろよ。
『自分だけはこの世界の真実に気付いてる!!』
『自分だけはこの世界の真実に気付けるだけの知能がある!!』
とか思ってる連中は、
『親が事前に子供に承諾を取ってから生んだなんていう事実は存在しない』
ってえ、<隠された真実>でもなんでもねえ、ごくごく当たり前に目の前に転がってる現実にちゃんと向き合うことができてんのかよ? 特に、実際に親になった連中はよ。
向き合えてねえよなあ? 子供から、
『生んでくれなんて頼んでない!!』
とか言われたらキレるよなあ?
『親に向かってなんてこと言うんだ!!』
みたいによ?
事実を事実として突き付けられただけだぜ? 『隠されてる真実に気付ける』ようなお利口でご立派なお人がなんでそんな当たり前の事実を突き付けられただけでキレんだよ? ああ?
<この世の隠されていた真実>
だの、
<社会の陰で暗躍する悪の組織>
だの、そんなてめえの力じゃどうにもできねえ話に時間を割くよりも先にすることがあるだろうが! てめえの家庭を守ってみせろよ。そのお利口でご立派な頭を使ってよ。てめえの家庭すら守れねえ奴が世界をどうこうしようとか、寝言も大概にしろ!
と、俺は思うわけだ。
だから、その当たり前の現実を受け止めようとしてるだけなんだよ。そしてその当たり前の現実を、リーネにも、トーイにも、イワンにも、カーシャにも理解しておいてもらいたいだけだ。
もし自分が親になる時には、その現実と向き合える親でいてほしいしな。自分が勝手に子供をこの世に送り出したんだってちゃんと認識できて、その上で自分の選択に責任を負える親になりゃ、自分の子供に対しても、
<自分の責任ときっちり向き合うことができる親の姿>
ってのを見せることができるだろ? しかも、自分の勝手でこの世に送り出した子供に対して理不尽に振る舞うことがどれほどふざけた真似なのかを、理解できる可能性も出るだろ?
自分の好き勝手にした挙句に責任も持とうとしねえような奴が<親>とか、悪夢でしかねえよなあ?
まあ、カーシャは今の時点ではそこまで理解できねえかもだが、何度でも伝えるさ。
だって俺は<親>なんだからよ。親の責任として大事なことは伝えんのが当然だろ?
その当然のことをしねえ親はただの怠慢だし、てめえの怠慢を棚に上げて教えてもねえことを『理解しない子供が悪い!』だとか、無様にもほどがあんだろ。
加えて、『親の所為にすんな!』とかホザくなら、てめえが親から教わってねえことでもできるようになれよ。努力すりゃどうとでもなるんだろ? ならやってみせろよ。
0
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
コグマと大虎 ~捨てられたおっさんと拾われた女子高生~
京衛武百十
現代文学
古隈明紀(こぐまあきのり)は、四十歳を迎えたある日、妻と娘に捨てられた。元々好きで結婚したわけでもなくただ体裁を繕うためのそれだったことにより妻や娘に対して愛情が抱けず、それに耐えられなくなった妻に三下り半を突き付けられたのだ。
財産分与。慰謝料なし。養育費は月五万円(半分は妻が負担)という条件の一切を呑んで離婚を承諾。独り身となった。ただし、実は会社役員をしていた妻の方が収入が多かったこともあり、実際はコグマに有利な条件だったのだが。妻としても、自分達を愛してもいない夫との暮らしが耐えられなかっただけで、彼に対しては特段の恨みもなかったのである。
こうして、形の上では家族に捨てられることになったコグマはその後、<パパ活>をしていた女子高生、大戸羅美(おおとらみ)を、家に泊めることになる。コグマ自身にはそのつもりはなかったのだが、待ち合わせていた相手にすっぽかされた羅美が強引に上がり込んだのだ。
それをきっかけに、捨てられたおっさんと拾われた(拾わせた)女子高生の奇妙な共同生活が始まったのだった。
筆者より。
中年男が女子高生を拾って罪に問われずに済むのはどういうシチュエーションかを考えるために書いてみます。
なお、あらかじめ明かしておきますが、最後にコグマと大虎はそれぞれ自分の人生を歩むことになります。
コグマは結婚に失敗して心底懲りてるので<そんな関係>にもなりません。
アレキサンドライトの憂鬱。
雪月海桜
ファンタジー
桜木愛、二十五歳。王道のトラック事故により転生した先は、剣と魔法のこれまた王道の異世界だった。
アレキサンドライト帝国の公爵令嬢ミア・モルガナイトとして生まれたわたしは、五歳にして自身の属性が限りなく悪役令嬢に近いことを悟ってしまう。
どうせ生まれ変わったなら、悪役令嬢にありがちな処刑や追放バッドエンドは回避したい!
更正生活を送る中、ただひとつ、王道から異なるのが……『悪役令嬢』のライバルポジション『光の聖女』は、わたしの前世のお母さんだった……!?
これは双子の皇子や聖女と共に、皇帝陛下の憂鬱を晴らすべく、各地の異変を解決しに向かうことになったわたしたちの、いろんな形の家族や愛の物語。
★表紙イラスト……rin.rin様より。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる