216 / 398
暮らしの章
自分の行いが基で起こるトラブル
しおりを挟む
正直、今の俺だって、
『何のために生きるのか?』
なんてことに明確な答えなんか出せねえよ。だって俺、まだ別に『何かを成し遂げた』ってわけじゃねえし。ただただ毎日の生活に追われてるだけだし。
まあ、その『毎日の生活に追われる』ってことについてこそ、『何のために生きるのか?』って気分になるということなんだろうが、それを評価できるのもやっぱり自分が死ぬ時になってようやくだと思うけどな。
ましてや、自分がまだ何者でもないクセに他所様の子供を<ガキ>呼ばわりするような奴の親は、本当にまともに生きてる親じゃないと思う。自分の子供が他所様の子供を<ガキ>呼ばわりしてるのを放っておくとか、怠けんのもいい加減にしろと思うんだよ。
とは言え、それを面と向かって言うのも『他所様のすることに口出し』してるってことだからな。俺はあくまでリーネやトーイがそうならないようにしなくちゃと思うだけだ。
となれば、俺がリーネやトーイの前で他所様の子供を<ガキ>呼ばわりしてちゃダメだよなあ。
なんてことも自分に言い聞かせる。こういう諸々をやり遂げてからでないと、<人生の意味>なんかとても語れねえだろ。他所様の子供をガキ呼ばわりしてるような輩にはそれこそな。
『礼儀礼節もわきまえてない奴がいっちょまえの口を利くな!』
って話だしよ。
それで言ったら、リーネもトーイも本当にいい子だよ。それこそ自分のことを棚に上げて他人を罵ったりしないしな。
『他人を不快にさせるようなコメントはしないでください』
と規約にあるところで他所様の子供を<ガキ>呼ばわりするような不快なコメントをしておいて『規則を守らないガキが悪い』とか、どの口が言う?
前世にはそんな奴も多かったし、他でもない俺自身がそういう奴だった。そんな自分が結局は自分を不幸にして後悔しかない人生を作り上げてきたんだ。人生の最後にあったのは、
<馬鹿な自分自身への怨嗟>
だよ。
自分の振る舞いが自分への不信感や反発を作り上げていったのに、他人が自分の思い通りに動いてくれないことに苛立ってたんだもんな~。馬鹿すぎる。
それを改めるだけでこれだけ平穏な毎日が送れるようになった。もちろん平穏なだけじゃないが、それは生きてればあれこれあるのは当たり前で、文句言う筋合いのことじゃねえ。自分の行いが基で起こるトラブルを減らせるってのが大事なんだよ。その努力もしなくて文句ばっかり言ってて、『他人の所為』にしてんじゃねーよ。
『何のために生きるのか?』
なんてことに明確な答えなんか出せねえよ。だって俺、まだ別に『何かを成し遂げた』ってわけじゃねえし。ただただ毎日の生活に追われてるだけだし。
まあ、その『毎日の生活に追われる』ってことについてこそ、『何のために生きるのか?』って気分になるということなんだろうが、それを評価できるのもやっぱり自分が死ぬ時になってようやくだと思うけどな。
ましてや、自分がまだ何者でもないクセに他所様の子供を<ガキ>呼ばわりするような奴の親は、本当にまともに生きてる親じゃないと思う。自分の子供が他所様の子供を<ガキ>呼ばわりしてるのを放っておくとか、怠けんのもいい加減にしろと思うんだよ。
とは言え、それを面と向かって言うのも『他所様のすることに口出し』してるってことだからな。俺はあくまでリーネやトーイがそうならないようにしなくちゃと思うだけだ。
となれば、俺がリーネやトーイの前で他所様の子供を<ガキ>呼ばわりしてちゃダメだよなあ。
なんてことも自分に言い聞かせる。こういう諸々をやり遂げてからでないと、<人生の意味>なんかとても語れねえだろ。他所様の子供をガキ呼ばわりしてるような輩にはそれこそな。
『礼儀礼節もわきまえてない奴がいっちょまえの口を利くな!』
って話だしよ。
それで言ったら、リーネもトーイも本当にいい子だよ。それこそ自分のことを棚に上げて他人を罵ったりしないしな。
『他人を不快にさせるようなコメントはしないでください』
と規約にあるところで他所様の子供を<ガキ>呼ばわりするような不快なコメントをしておいて『規則を守らないガキが悪い』とか、どの口が言う?
前世にはそんな奴も多かったし、他でもない俺自身がそういう奴だった。そんな自分が結局は自分を不幸にして後悔しかない人生を作り上げてきたんだ。人生の最後にあったのは、
<馬鹿な自分自身への怨嗟>
だよ。
自分の振る舞いが自分への不信感や反発を作り上げていったのに、他人が自分の思い通りに動いてくれないことに苛立ってたんだもんな~。馬鹿すぎる。
それを改めるだけでこれだけ平穏な毎日が送れるようになった。もちろん平穏なだけじゃないが、それは生きてればあれこれあるのは当たり前で、文句言う筋合いのことじゃねえ。自分の行いが基で起こるトラブルを減らせるってのが大事なんだよ。その努力もしなくて文句ばっかり言ってて、『他人の所為』にしてんじゃねーよ。
0
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
異世界転生 我が主のために ~不幸から始まる絶対忠義~ 冒険・戦い・感動を織りなすファンタジー
紫電のチュウニー
ファンタジー
第四部第一章 新大陸開始中。 開始中(初投稿作品)
転生前も、転生後も 俺は不幸だった。
生まれる前は弱視。
生まれ変わり後は盲目。
そんな人生をメルザは救ってくれた。
あいつのためならば 俺はどんなことでもしよう。
あいつの傍にずっといて、この生涯を捧げたい。
苦楽を共にする多くの仲間たち。自分たちだけの領域。
オリジナルの世界観で描く 感動ストーリーをお届けします。
コグマと大虎 ~捨てられたおっさんと拾われた女子高生~
京衛武百十
現代文学
古隈明紀(こぐまあきのり)は、四十歳を迎えたある日、妻と娘に捨てられた。元々好きで結婚したわけでもなくただ体裁を繕うためのそれだったことにより妻や娘に対して愛情が抱けず、それに耐えられなくなった妻に三下り半を突き付けられたのだ。
財産分与。慰謝料なし。養育費は月五万円(半分は妻が負担)という条件の一切を呑んで離婚を承諾。独り身となった。ただし、実は会社役員をしていた妻の方が収入が多かったこともあり、実際はコグマに有利な条件だったのだが。妻としても、自分達を愛してもいない夫との暮らしが耐えられなかっただけで、彼に対しては特段の恨みもなかったのである。
こうして、形の上では家族に捨てられることになったコグマはその後、<パパ活>をしていた女子高生、大戸羅美(おおとらみ)を、家に泊めることになる。コグマ自身にはそのつもりはなかったのだが、待ち合わせていた相手にすっぽかされた羅美が強引に上がり込んだのだ。
それをきっかけに、捨てられたおっさんと拾われた(拾わせた)女子高生の奇妙な共同生活が始まったのだった。
筆者より。
中年男が女子高生を拾って罪に問われずに済むのはどういうシチュエーションかを考えるために書いてみます。
なお、あらかじめ明かしておきますが、最後にコグマと大虎はそれぞれ自分の人生を歩むことになります。
コグマは結婚に失敗して心底懲りてるので<そんな関係>にもなりません。
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
【完結】異世界アイドル事務所〜アナタの才能、発掘します!〜
成瀬リヅ
ファンタジー
「願わくば、来世で彼女をトップアイドルに……」
そう思いながら死んだアイドルプロデューサーの俺・小野神太は、気付けば担当アイドルと共に多種族の住む異世界へ転生していた!
どうやら転生を担当した者によれば、異世界で”トップアイドルになれるだけの価値”を示すことができれば生き返らせてくれるらしい。
加えて”アイドル能力鑑定チート”なるものも手に入れていた俺は、出会う女性がアイドルに向いているかどうかもスグに分かる!なら異世界で優秀なアイドルでも集めて、大手異世界アイドル事務所でも作って成り上がるか!
————————
・第1章(7万字弱程度)まで更新します。それ以降は未定です。
・3/24〜HOT男性向けランキング30位以内ランクイン、ありがとうございます!
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる