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第四部
怠慢以外の何だって言うんですか?
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『そんなに面倒臭いんですか? それとも誰かが勝手に教えてくれるとでも思ってるんですか?』
私がこんな風に言うことを『面倒臭い』と馬鹿にする人もいるでしょう。でも、親がそうやって人が生きていく上で考えなきゃいけないことを自分の子供に教えないなんて、怠慢以外の何だって言うんですか?
レータの時もそうでしたけど、子供を育てるとなると余計にこの種のことが気になってきますね。子供に対して大人が<手本>を示さないといけないから、本来なら気にしなきゃいけないはずのことなんですけどね。
なのに、地球人の社会では、親がそれを自分の子供に教えもせずにいつの間にか勝手に学んでくれるという謎の<神話>がありました。
『親が手抜きをしても子供はまっとうに育つのが当たり前』
という謎の神話です。それがもし本当に存在するなら、
『育児で手抜きをする親自体がそもそも存在しない』
ってことにならないとおかしいですよ? <まっとうな大人>なら、育児でどうして手を抜くんですか?
『人として大切なことを自分の子供に教えない』
なんていう親にどうしてなってしまうんですか? 学校は<学問>を修める場所ですよ。
『他人としてどうあるべきか』
という理念程度は教えられても、そのために具体的にどうすればいいのかなんてことまで教えてる余裕はありませんよ。学習カリキュラムのスケジュールを見ればそんなことすぐに分かります。余計なことを教えているだけの余裕なんてほとんどないんです。
たまにそういう<余計なこと>まで教えるのが巧い教師がいたりもしますけど、それはあくまでイレギュラーな存在でしかありません。教師が皆、それができるわけじゃないんです。そもそもそれをするための<指導要綱>が存在しないんです。監督官庁から示されるのはただの概要で、具体的な内容はありませんよ。
大まかに、
『これこれこういう風に指導してください』
的なことが掛かれてるだけで、詳細な内容については現場に丸投げらしいですからね。それで教師だった友人がボヤいてましたよ。
『上の連中は現場のことを何も分かってない』
って。
それでも、ロボットが進歩して普及したことで、ある程度のことはフォローしてくれるようになったからマシになったらしいですけどね。ロボットがいなかった頃なんか本当にどうしてたのか不思議です。
だけど本来は、人間がしなきゃいけないことのはずなんですよね。
だから私達はそれをしようとしてるんです。
私がこんな風に言うことを『面倒臭い』と馬鹿にする人もいるでしょう。でも、親がそうやって人が生きていく上で考えなきゃいけないことを自分の子供に教えないなんて、怠慢以外の何だって言うんですか?
レータの時もそうでしたけど、子供を育てるとなると余計にこの種のことが気になってきますね。子供に対して大人が<手本>を示さないといけないから、本来なら気にしなきゃいけないはずのことなんですけどね。
なのに、地球人の社会では、親がそれを自分の子供に教えもせずにいつの間にか勝手に学んでくれるという謎の<神話>がありました。
『親が手抜きをしても子供はまっとうに育つのが当たり前』
という謎の神話です。それがもし本当に存在するなら、
『育児で手抜きをする親自体がそもそも存在しない』
ってことにならないとおかしいですよ? <まっとうな大人>なら、育児でどうして手を抜くんですか?
『人として大切なことを自分の子供に教えない』
なんていう親にどうしてなってしまうんですか? 学校は<学問>を修める場所ですよ。
『他人としてどうあるべきか』
という理念程度は教えられても、そのために具体的にどうすればいいのかなんてことまで教えてる余裕はありませんよ。学習カリキュラムのスケジュールを見ればそんなことすぐに分かります。余計なことを教えているだけの余裕なんてほとんどないんです。
たまにそういう<余計なこと>まで教えるのが巧い教師がいたりもしますけど、それはあくまでイレギュラーな存在でしかありません。教師が皆、それができるわけじゃないんです。そもそもそれをするための<指導要綱>が存在しないんです。監督官庁から示されるのはただの概要で、具体的な内容はありませんよ。
大まかに、
『これこれこういう風に指導してください』
的なことが掛かれてるだけで、詳細な内容については現場に丸投げらしいですからね。それで教師だった友人がボヤいてましたよ。
『上の連中は現場のことを何も分かってない』
って。
それでも、ロボットが進歩して普及したことで、ある程度のことはフォローしてくれるようになったからマシになったらしいですけどね。ロボットがいなかった頃なんか本当にどうしてたのか不思議です。
だけど本来は、人間がしなきゃいけないことのはずなんですよね。
だから私達はそれをしようとしてるんです。
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