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物件探し
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掃除と洗濯を終わって沙奈子ちゃんの朝の勉強も終わって、来週分の冷凍のお惣菜を受け取って、またみんなで買い物に出かけることになった。念の為にと彼は荷物を積む用に自転車を持って行った。
スーパーでは、私と玲那用にそれぞれ座椅子を買った。それから裁縫用品の売り場に行って、沙奈子ちゃんのドレス作りの為にいろいろ買いこんだ。正直、品揃えは不満でしかなかったけど、スーパーだから仕方ない。本格的に買い込むのはまた洋裁専門店に行った時にしよう。
食料品もあれこれ買い込んで、それから喫茶店でまたお昼にした。
沙奈子ちゃんはナポリタンスパゲティ。彼と玲那はサンドイッチ、私はハンバーグにした。
こうして一緒にランチしてるところなんて、本当に家族以外の何ものにも見えないんじゃないかなって思う。
スーパーからの帰りは、さすがに座椅子二つはかさばって、自転車に積んでも大変だった。私は沙奈子ちゃんを見て、彼と玲那で荷物を支えながら自転車を押してた。
だけどそんな様子も微笑ましく感じられて嬉しくなってしまう。
さらには、買った座椅子がコタツの周りに並んでる光景に、胸がジンとしてしまう。だって、いかにも家族で住んでますって光景だったから。
その上、室内干し用に彼が使ってたハンガーラックには、私と玲那の着替えが吊るされてた。さすがに下着類はクローゼットの一部を空けてもらってそこにしまったけど、収納が少ない部屋だから仕方なかった。でもそれすら嬉しい。だって、生活感がこれまでより格段に増した気がするから。
ただ、改めて冷静になってみると、さすがに四人で暮らすには無理のある部屋だなというのが改めて実感できてしまったのも事実だった。部屋探し、しっかりしなきゃ。
でも、部屋が狭いからって別に不満はなかった。お互いの体が触れ合うくらいに常に近くにいられるその距離感がむしろ心地好かった。だからきっと、広い物件に移っても結局はこうして体を寄せ合って一緒にいる気しかしない。それでいいんだって思う。
そういうのは最初のうちだけかもしれないけど、沙奈子ちゃんが本格的に思春期に入ったら個室が必要になるかもだけど、少なくとも今はこの狭さがいいって気がする。
沙奈子ちゃんが午後の勉強をして、それからまた新しいドレス作りを始めて、私と玲那がそれを見守ってる間に、彼はずっと物件探しをしてくれてた。でも今日のところは見付からなかったみたい。だけど焦る必要はないよね。焦って変な物件を掴んでしまっても困るからね。
スーパーでは、私と玲那用にそれぞれ座椅子を買った。それから裁縫用品の売り場に行って、沙奈子ちゃんのドレス作りの為にいろいろ買いこんだ。正直、品揃えは不満でしかなかったけど、スーパーだから仕方ない。本格的に買い込むのはまた洋裁専門店に行った時にしよう。
食料品もあれこれ買い込んで、それから喫茶店でまたお昼にした。
沙奈子ちゃんはナポリタンスパゲティ。彼と玲那はサンドイッチ、私はハンバーグにした。
こうして一緒にランチしてるところなんて、本当に家族以外の何ものにも見えないんじゃないかなって思う。
スーパーからの帰りは、さすがに座椅子二つはかさばって、自転車に積んでも大変だった。私は沙奈子ちゃんを見て、彼と玲那で荷物を支えながら自転車を押してた。
だけどそんな様子も微笑ましく感じられて嬉しくなってしまう。
さらには、買った座椅子がコタツの周りに並んでる光景に、胸がジンとしてしまう。だって、いかにも家族で住んでますって光景だったから。
その上、室内干し用に彼が使ってたハンガーラックには、私と玲那の着替えが吊るされてた。さすがに下着類はクローゼットの一部を空けてもらってそこにしまったけど、収納が少ない部屋だから仕方なかった。でもそれすら嬉しい。だって、生活感がこれまでより格段に増した気がするから。
ただ、改めて冷静になってみると、さすがに四人で暮らすには無理のある部屋だなというのが改めて実感できてしまったのも事実だった。部屋探し、しっかりしなきゃ。
でも、部屋が狭いからって別に不満はなかった。お互いの体が触れ合うくらいに常に近くにいられるその距離感がむしろ心地好かった。だからきっと、広い物件に移っても結局はこうして体を寄せ合って一緒にいる気しかしない。それでいいんだって思う。
そういうのは最初のうちだけかもしれないけど、沙奈子ちゃんが本格的に思春期に入ったら個室が必要になるかもだけど、少なくとも今はこの狭さがいいって気がする。
沙奈子ちゃんが午後の勉強をして、それからまた新しいドレス作りを始めて、私と玲那がそれを見守ってる間に、彼はずっと物件探しをしてくれてた。でも今日のところは見付からなかったみたい。だけど焦る必要はないよね。焦って変な物件を掴んでしまっても困るからね。
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