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日記
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ぬいぐるみを机に並べた後、沙奈子ちゃんは日記を書いてた。学校の宿題だった。
『今日は、お父さんとお母さんとれいなおねえちゃんと私とで水ぞくかんへ行きました。さいしょにイルカさんを見ました。イルカさんのジャンプはすごく高くてびっくりしました。ボールとかとばすのもすごくじょうずですごいと思いました。イルカさんのあとは、ヘビさんとかおおさんしょううおさんとか見ました。かわいかったです。ちょうちんあんこうさんもかわいかったです。水ぞくかんのパンやさんでイルカさんのパンをかいました。かわいそうでたべられないと思いましたけど、たべたらすごくおいしかったです。ペンギンさんとアザラシさんもオットセイさんもかわいかったです』
って感じの、本当に楽しかったのが伝わってくる日記だった。それからなんと、勉強もちゃんとしてた。すごいなあ。
夕食はお鍋にした。実は昨日、あれば便利ということでカセットコンロも買ってきてたのだった。さっそくそれが役に立った。
コタツに入って四人で囲むお鍋は、本当に美味しかった。みんなでお鍋をつつくというのがすごくよかった。特に、沙奈子ちゃんと玲那が楽しそうだったのが胸にズンってきた。それだけで何だか込み上げてきちゃう。
夕食の後片付けを私と沙奈子ちゃんとでした。彼女は何も言わなくても当たり前に手伝ってくれた。彼も手伝おうとしてくれたけど、さすがにキッチンが狭いから鍋とカセットコンロの片付けだけしてもらった。
それからお風呂。また、沙奈子ちゃんは私と一緒に入ってくれた。嬉しい。
ちなみに私と沙奈子ちゃんがお風呂に入ってる間、玲那はまた彼の膝に座ってたけど、昨日みたいな気持ちにはならなかった。もうこれでいいかって正直思えた。玲那にとっては『お父さん』だもんね。いっぱい、甘えさせてもらって。
お風呂の後はドレス作り。疲れてるかなと思ったのに沙奈子ちゃんの意欲はぜんぜん衰えてなかった。
それでも、九時を過ぎた頃、沙奈子ちゃんが大きな欠伸をした。さすがに疲れが出たんだと思った。
まだ時間は早かったけど、なんとなくもういいかっていう気分になって、みんなで寝ることになった。九時半だけど。でも、それでよかった。沙奈子ちゃんの生活パターンに合わせたかったから。
やっぱり私の胸に顔をうずめる彼女を抱いてると、すぐに寝息を立て始めた。その様子に、思わず三人で笑顔になる。だけど彼にくっついてた玲那もあっという間に眠ってしまったみたい。
そして私と彼も、不思議とすんなり眠れてしまったのだった。
『今日は、お父さんとお母さんとれいなおねえちゃんと私とで水ぞくかんへ行きました。さいしょにイルカさんを見ました。イルカさんのジャンプはすごく高くてびっくりしました。ボールとかとばすのもすごくじょうずですごいと思いました。イルカさんのあとは、ヘビさんとかおおさんしょううおさんとか見ました。かわいかったです。ちょうちんあんこうさんもかわいかったです。水ぞくかんのパンやさんでイルカさんのパンをかいました。かわいそうでたべられないと思いましたけど、たべたらすごくおいしかったです。ペンギンさんとアザラシさんもオットセイさんもかわいかったです』
って感じの、本当に楽しかったのが伝わってくる日記だった。それからなんと、勉強もちゃんとしてた。すごいなあ。
夕食はお鍋にした。実は昨日、あれば便利ということでカセットコンロも買ってきてたのだった。さっそくそれが役に立った。
コタツに入って四人で囲むお鍋は、本当に美味しかった。みんなでお鍋をつつくというのがすごくよかった。特に、沙奈子ちゃんと玲那が楽しそうだったのが胸にズンってきた。それだけで何だか込み上げてきちゃう。
夕食の後片付けを私と沙奈子ちゃんとでした。彼女は何も言わなくても当たり前に手伝ってくれた。彼も手伝おうとしてくれたけど、さすがにキッチンが狭いから鍋とカセットコンロの片付けだけしてもらった。
それからお風呂。また、沙奈子ちゃんは私と一緒に入ってくれた。嬉しい。
ちなみに私と沙奈子ちゃんがお風呂に入ってる間、玲那はまた彼の膝に座ってたけど、昨日みたいな気持ちにはならなかった。もうこれでいいかって正直思えた。玲那にとっては『お父さん』だもんね。いっぱい、甘えさせてもらって。
お風呂の後はドレス作り。疲れてるかなと思ったのに沙奈子ちゃんの意欲はぜんぜん衰えてなかった。
それでも、九時を過ぎた頃、沙奈子ちゃんが大きな欠伸をした。さすがに疲れが出たんだと思った。
まだ時間は早かったけど、なんとなくもういいかっていう気分になって、みんなで寝ることになった。九時半だけど。でも、それでよかった。沙奈子ちゃんの生活パターンに合わせたかったから。
やっぱり私の胸に顔をうずめる彼女を抱いてると、すぐに寝息を立て始めた。その様子に、思わず三人で笑顔になる。だけど彼にくっついてた玲那もあっという間に眠ってしまったみたい。
そして私と彼も、不思議とすんなり眠れてしまったのだった。
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