私が異世界物を書く理由

第三幕

小さな子供が、『何でも自分の思い通りになるのが当たり前』って考えちゃうのはまだ分かるんだよ。＜社会の仕組み＞とか＜人間関係＞についてよく分か

小さな子供が、『何でも自分の思い通りになるのが当たり前』って考えちゃうのはまだ分かるんだよ。＜社会の仕組み＞とか＜人間関係＞についてよく分かってないからね。だからこそ経験を積むことでいろんなあれこれを学ぶことで、

『実際にはそうじゃないんだな』

っていうのを理解していくんだと思う。

なのに、それなりに人生経験を積んで、

＜自分の思い通りにならなかったこと＞

なんてそれこそいくらでも見てきてるはずの大人が、『何でも自分の思い通りになるのが当たり前』って考えるのって、何？　それって、

＜子供の頑迷さ＞

だよね？　『大人になりきれてない』以外のなんだっての？

私はそんな＜大人になりきれてない大人＞でいることを肯定したいとは思わないんだけどな。

大人になりきれないこととと、その状態でいることを肯定するのとは、別だと思うけど？