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第三幕
自分以外の誰かが、趣味を含めた自分のことを完璧に理解してくれるなんてのを期待せずにいられないのは、結局はそれだけ精神的に余裕がないという証拠
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自分以外の誰かが、趣味を含めた自分のことを完璧に理解してくれるなんてのを期待せずにいられないのは、結局はそれだけ精神的に余裕がないという証拠だと思うんだ。
じゃあなんで余裕がないんだろうね? その原因は?
私にその余裕があるのは、必ずしも完璧に理解してくれてるわけじゃなくても、確かに受け止めようとしてくれてる実感がある人がいるからだと思う。それがさくらでありダンナなんだ。
そういう人がいるという実感が精神的な余裕を生んでくれてるというのは間違いなくある。
私はこうして生きていられるのは私一人の力じゃないっていう証拠でもあるかな。
そういうことについてもあれこれ詭弁を並べて否定しようとする人はいると思うけど、どう考えようと それ自体を否定するつもりはないけど、他人にストレスを転嫁せずにいられないほどに生きづらさを感じてるのなら、それには何か原因があるはずなんだけどな。
で、その原因を<他人の所為>にして、ストレスを転嫁しようとしてるんじゃないの?
そんなことをしてる理由を<他人の所為>にすることなく どう説明するって?
何をどう屁理屈をこねくり回しても私にはそんなことできなかったんだよね。じゃあ、その現実を受け止めてその上で自分には何ができるかって考えなきゃね。
なんだかんだ言ったって、現実を見ずに適切な対応ってのはできないと思う。
もちろん、いつでもどんな場合でもただただ現実を突き付けるってのも違うんだろうなとは思うけどさ。誰もが現実と真正面から向き合えるわけじゃないってのも事実だとは思うし、何よりそれ自体が現実ってもんだしね。
特に子供のうちはそこまでする必要もないだろうしさ。わざわざそんなことしなくても日常生活の中で嫌でも現実を突き付けられるでしょ? だけどそのショックを一緒に受け止めてくれる人がいれば、<現実を受け止める練習>になるんじゃないかな。そうして徐々に現実を受け止められるようになっていくんだろうなと思うんだ。
私の子供達はそうだったよ。私とダンナが、現実を突き付けられてショックを受けてる子供達を支えることで、少しづつ自分でも現実と向き合えるようになっていった。
そういうもんなんじゃないかなって気がする。
そう考えるとさ、現実と向き合うことができない人って、子供の頃に そういう経験ができなかった人なんじゃないかな って気がするんだよね。何のフォローもなくただ現実を突きつけられたり、逆に現実と向き合う機会を与えてもらえなかった人かもね。
じゃあなんで余裕がないんだろうね? その原因は?
私にその余裕があるのは、必ずしも完璧に理解してくれてるわけじゃなくても、確かに受け止めようとしてくれてる実感がある人がいるからだと思う。それがさくらでありダンナなんだ。
そういう人がいるという実感が精神的な余裕を生んでくれてるというのは間違いなくある。
私はこうして生きていられるのは私一人の力じゃないっていう証拠でもあるかな。
そういうことについてもあれこれ詭弁を並べて否定しようとする人はいると思うけど、どう考えようと それ自体を否定するつもりはないけど、他人にストレスを転嫁せずにいられないほどに生きづらさを感じてるのなら、それには何か原因があるはずなんだけどな。
で、その原因を<他人の所為>にして、ストレスを転嫁しようとしてるんじゃないの?
そんなことをしてる理由を<他人の所為>にすることなく どう説明するって?
何をどう屁理屈をこねくり回しても私にはそんなことできなかったんだよね。じゃあ、その現実を受け止めてその上で自分には何ができるかって考えなきゃね。
なんだかんだ言ったって、現実を見ずに適切な対応ってのはできないと思う。
もちろん、いつでもどんな場合でもただただ現実を突き付けるってのも違うんだろうなとは思うけどさ。誰もが現実と真正面から向き合えるわけじゃないってのも事実だとは思うし、何よりそれ自体が現実ってもんだしね。
特に子供のうちはそこまでする必要もないだろうしさ。わざわざそんなことしなくても日常生活の中で嫌でも現実を突き付けられるでしょ? だけどそのショックを一緒に受け止めてくれる人がいれば、<現実を受け止める練習>になるんじゃないかな。そうして徐々に現実を受け止められるようになっていくんだろうなと思うんだ。
私の子供達はそうだったよ。私とダンナが、現実を突き付けられてショックを受けてる子供達を支えることで、少しづつ自分でも現実と向き合えるようになっていった。
そういうもんなんじゃないかなって気がする。
そう考えるとさ、現実と向き合うことができない人って、子供の頃に そういう経験ができなかった人なんじゃないかな って気がするんだよね。何のフォローもなくただ現実を突きつけられたり、逆に現実と向き合う機会を与えてもらえなかった人かもね。
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