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第二幕

『社会の所為』にして事件を起こすことを正当化するつもりはさらさらないけど、同時に<事件を未然に防げなかった社会の側の責任>そのものも『ない』

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『社会の所為』にして事件を起こすことを正当化するつもりはさらさらないけど、同時に、

<事件を未然に防げなかった社会の側の責任>

そのものも『ない』とは言えないんだよね。私自身が<人間>を育てているからこそね。

だってそうじゃん? 

『人間を育てる』

ってことは、

『少なからず社会に影響を与える存在をこの世に送り出す』

ってことだよ? それが<好ましいこと>であっても、<好ましくないこと>であっても、

『影響を与える』

という意味では何も変わらない。だったら、<好ましい影響>を与えるようになってほしいじゃん。同じ育てるならさ。そのためにも、

『自分以外の誰かに対して理不尽に振る舞うような人になってほしくない』

って考えるのは、おかしい? 別におかしくないと私は思うけど?

だからさ、

<怒鳴ったり暴力を振るうことで相手を従わせようという手法>

を当たり前のものとして学び取ってほしくないんだよ。そのために私は<体罰>は使わない。

<怒鳴ったり暴力を振るうことで相手を従わせようという手法>を学び取らせておいて子供がそれを他の誰かに対して用いたからって体罰という形で罰を与えようとか、ただの、

<マッチポンプ>

じゃん。そもそもそんな<手法>を知らなけりゃ実行しようもないのに、親がそういう手法を子供に対して示しておいてそれで『使うな』とか、ムシがよすぎでしょ。

ましてやそれが<虐待レベル>ならなおさら。親が率先して理不尽なことをしてて子供が真似をしないとか、どんだけ、

<自分にばっかり都合のいい思考回路>

してんだろうね?

でも、何度も言うようにだからって他の誰かに危害を加えていいというのは話が別。そんな理屈は成り立たない。ゆえに、なにか事件を起こせば当人がその責を負うのは当たり前だしそうじゃないとおかしい。

けどね? だからって、

『原因を作っていい』

というのも違うはずだよ?

だいたい、取り返しのつかない事件を越しちゃったら、なにをどう頑張ったって罰を受けたって、元通りには決してならないんだ。受けた被害はなかったことにならないし、亡くなった人は帰ってこない。<罰>なんて所詮は残った人間達の<自己満足>でしかない。

過去そのものを改変することができない以上はね。

だったらやっぱり、

『事件をそのものを最初から起こさせない』

ことが重要じゃん。どれほど気を付けたって<ゼロ>にはならないとしても、それは努力しないことの理由にはならない。

言い訳にはならないんだよ。

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