私が異世界物を書く理由

京衛武百十

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第二幕

あと、『異性と関わる機会がない』とか言ってる人って、基本的に自分から異性を避けてるんだと思うよ?普通に仕事してるだけでも、同じ職場の異性と話

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あと、

『異性と関わる機会がない』

とか言ってる人って、基本的に自分から異性を避けてるんだと思うよ? 普通に仕事してるだけでも、同じ職場の異性と話をするくらいの機会はあるからね?

まさか、

『そこから交際とかに発展する可能性のない関わり方は<異性との関わり>とは言わない』

とか思ってる? いや、そこがまず<勘違い>だと思うんだけど? 何気ないやり取りを重ねることによって互いに親しくなって、その中でさらに親密になっていく相手がいるってのが、たぶん、最も多いパターンだからね?

最初の出逢いの段階で互いに相手を異性として意識して、交際とかに発展する可能性を前提に関わろうなんて、なにそれ? 漫画やアニメの導入部? それが現実に当たり前にあると思ってるなら、それこそ、

<他人とのコミュニケーションってものをまともに取ったことのない人の発想>

だよ。

職場でパートナーを見付けた人だって、最初はあくまで、

<職場の同僚>

でしかないんだよ? 組織の中での肩書や立場でしか相手を認識してないの。それが<異性との関わり>になっていくかどうかは、

『どうコミュニケーションを図るか?』

にかかってくるってだけ。その<きっかけ>については自分が作るのが本来なんだって。それを誰かが用意してくれるのを期待してるだけだから、

『出会いがない』

とか言っちゃう。

<出会い>ってのはね、『ある』か『ない』かじゃないんだよ。『作る』か『作らない』かなんだ。

もっとも、<婚活>とかでも自らハードル上げておいて、

『ロクな異性がいない』

とか言っちゃう人がいるみたいだけどね。

あのね? 第一印象で『いいな』と思われるような人は婚活なんかしなくたって相手を見付けられんの。そういうのがなかったからこそ婚活をするんでしょうが。そこでハイスペックな相手を求めても、そりゃ滅多にいるわけないって。

相手を<人間>として見るんじゃなくて<スペック>だけしか見てなかったら、相手からも<スペック>しか見てもらえなくて当然じゃん。

それこそ、<地位>か<資産>か<名声>か<容姿>か、って話になっちゃうでしょうが。

ま、相手を人間としてじゃなくてスペックしか見ないような人がまともに『人間を育てる』なんてことができる気がしないから、異性と出会えなくて結婚もできなくて子供もできないでも、ぜんぜんかまわないと個人的には思うけどさ。

これは別にバカにしてるわけじゃないよ? 本人も無理に結婚したってたぶん幸せにはなれないだろうから、それが嫌なら無理する必要ないんじゃないの?ってだけ。

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