私が異世界物を書く理由

第二幕

正社員と、派遣やアルバイトといった非正規雇用には、雇用条件の面で違いがあるというのは私はむしろ当たり前だと思ってる。てか、違いがなきゃみんな

正社員と、派遣やアルバイトといった非正規雇用には、雇用条件の面で違いがあるというのは私はむしろ当たり前だと思ってる。てか、違いがなきゃみんな正社員でいいじゃん。違う？　違いがあるからこそのもんでしょ。

でもね、

『どうせ派遣だから』

『どうせアルバイトだから』

みたいな認識が社会に蔓延してるから、親までそんな認識だったりするから、実際に派遣やアルバイトとして働く方にもそういう認識が生まれちゃうんじゃないの？

以前にも触れた、息子さんと一緒に同じ現場に入ってる父親って人も、本業の他に派遣のアルバイトとして息子さんと同じ現場に入ってるんだけど、

『派遣のアルバイトだから』

なんて考えていい加減な仕事をしてるわけじゃないよ？　それどころか率先してきちんと仕事をこなそうとしてるって。そんな自分の姿を息子さんに見てもらって、

＜働く＞

というのがどういうものかを実際に手本として示してるんだって。

だから息子さんも、父親にはまだまだ及ばないけど真面目に仕事しようとしてるってさ。

『どうせアルバイトなんだからいい加減でいい』

とは思ってないって。あくまで社会人としての経験が圧倒的に上な父親と比べたら未熟ってだけ。

＜単発の派遣＞とかってさ、まったく未経験な人も来るわけでしょ？　そういう人でもできる仕事をしてもらうために派遣してもらうんでしょ？　だったらまあ、

＜まったくの未経験が初見でもできる内容の仕事＞

なわけで、なるほど大した仕事はしてないように思えるかもしれない。だけどそれをぜんぶ正社員で賄おうとしたら人手も足りないし、コストの高い正社員にそれを任せてたら収益を上げられないってんで、＜単発の派遣＞に来てもらってんでしょ？

でもそれは、＜まったくの未経験者＞であってもちゃんと真面目に働いてもらってこそのものだよね？　別にいい加減なことをしててもらっても成立するものってわけじゃないよね？

それで成立するような使い方をしてるような企業は、コスト意識ガバガバじゃん。無駄金垂れ流してるってことじゃん。

だったらさ、『どうせ派遣だから』とか『どうせアルバイトだから』とかいうの、いい加減に改めたら？　そういう認識が蔓延してる限りは、実際に派遣やアルバイトとして働く側にもそういう認識ができちゃうでしょうが。

派遣やアルバイトっていうのは、あくまで＜雇用形態の違い＞を表してる言葉でしかないと私は思ってるし、子供達にもそう伝えてる。

もしアルバイトとかする時に、『どうせアルバイトだから』なんて考えでしてほしくないからね。