私が異世界物を書く理由

京衛武百十

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第二幕

本当に世の中には家族関係の問題についてのあれこれが、ネットが普及することでさらに表に出てきてるってのに、いまだに、『親のことは無条件で敬え』

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本当に世の中には家族関係の問題についてのあれこれが、ネットが普及することでさらに表に出てきてるってのに、いまだに、

『親のことは無条件で敬え』

みたいなのがいるのってなんなんだろうね? どう考えても人間として尊敬できないようなのがめっちゃいるじゃん。

で、『親のことは無条件で敬え』とか言いながら、

『反抗期はあって当たり前』

『反抗期がない子供は自立できない』

みたいなこと言ってたりするよねえ。

<反抗しなきゃいけないような親>

を『無条件で敬え』とか、正気の沙汰とは思えないけど?

以前にも触れた、かなり子供と向き合うように努めてる父親の息子さんが、

『お父さんって子育て下手だよね』

なんて言ってしまったのもたぶん反抗期だったんだろうなとは思うから、確かに反抗期ってのは、大なり小なりあっても不思議じゃないんだと思う。だけどさ、

『顔も見たくない』

とか言われるってのは、さすがにどうかと思うけど? 子供との<人間関係>をまともに築けてないじゃん。それでなんで偉そうにできるのかが分からないし、ましてや『無条件で敬え』だとか考えられるその神経が理解できない。そういうのだから反抗されるんだってなんで分からないのかなあ?

私も子供達からはあれこれ言われたりもしたからそれを<反抗期>って言うのならその通りだと思うけど、『顔も見たくない』と、一時的に感情が高ぶって言われるだけならありそうだけど、その状態がずっと続くなんてのはなかったんだけどね。

私と子供達は、お互いに普通に人格を持った者同士だから、相手の人格を尊重して真っ当な人間関係を築くことを考えてたら、ほとんど一日中一緒にリビングにいても平気な仲でいられただけなんだよ。子供部屋は一応用意してたけど、事実上の物置として使われてた。寛ぐ時にはリビングに集まってた。そこが一番安心できるから。

相手の話もロクに聞かずに一方的に自分の都合ばっかり押し付けてくるような人が好かれない疎まれるなんて、別になんの不思議もないじゃん。親子だって同じじゃん。

大前提として、子供は親に頼んで生んでもらったわけじゃない、親が勝手に承諾なく『子供をこの世に送り出した』って大前提が理解できてれば、一方的に恩を押し付けるなんてことがいかにナンセンスか分かるのに、それをそもそも考えようともしないってのが、

『現実と向き合うことができない親が多い』

っていう何よりの証拠でしょ。

その現実と向き合おうよ。話はそれから。

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