私が異世界物を書く理由

第二幕

はあ、やだやだ、『言いたいことも言えない世の中なんておかしい』とか言いながら、誰かが正直な気持ちを吐露したら、＜お気持ち表明＞みたいに言って

はあ、やだやだ、

『言いたいことも言えない世の中なんておかしい』

とか言いながら、誰かが正直な気持ちを吐露したら、

＜お気持ち表明＞

みたいに言って揶揄するとか、ホントに自分にばっかり甘いよね。それが嫌。

私のこれについても、＜お気持ち表明＞だとか言うんだろうけどさ、あのね？　

『言いたいことが言えないのはおかしい』

って言うならお気持ちだって自由に表明できなきゃおかしいでしょうが？　で、

『お気持ち表明に対する正直な感想を述べるのも自由だ！』

とか言うんだったら、自分の発言に対して他の誰かが感想を述べるのも認めなきゃおかしいって言ってんの。なんで自分だけが一方的に言いたいことを言える前提で話してんの？　おかしいでしょうが。甘ったれてんじゃないっての。

著名人だろうが何だろうが、どの立場であっても関係なく思ったことを正直に発信できないのなら、それは、

『言いたいことが言えない』

ってことでしょうが。なんでその程度のことも分かんないの？　自分を利口だと思ってる人が。

私はね、

『言いたいことを言いたいように好き勝手に言えるなんて綺麗事はクソ』

だと思ってんの。そんなことは現実として有り得ない。だって、『言いたいことを言いたいように好き勝手に言える』なんてことを本当に認めちゃったら、結局は権力や力のあるバックを持つ人だけが好き勝手言えて、そうじゃない人らは自分の些細な発言について訴えられたりするのに怯えて暮らすことになるんじゃないの？って思うだけなんだよ。

てか、昨今の、

『誹謗中傷とかに対する厳罰化の流れ』

について、それを懸念してるんじゃないの？　

『有能な弁護士とかを雇うことのできる人ばっかりが守られるようになる』

ことを懸念してるんじゃないの？

だったら、『言いたいことを言いたいように好き勝手に言う』なんて考えが招いたことだとしか思わないけど？

『意見を述べる』のはいい。感想だって発信できて当然だと思う。だけどさ、そこでちゃんと、

『言葉を選ぶ』

ってのをしないから、こうやって結局は『言いたいことも言えなくなりそう』って流れになるんじゃないの？

『意見を述べる』のと『悪態を吐く』のとはぜんぜん別のものなんだよ。なんでそれが分かんないの？　なんで？　親に教えてもらわなかったから？

これまた何度も言うけどさ、

『親に教えてもらわなかったから意見を述べることと悪態を吐くことの区別もつけられない』

のならそれは『親の所為』にしてるし、『親の所為にするな』って言うんなら、親が教えてくれなかったからって意見を述べることと悪態を吐くことの区別もつけられないままにしておくのはおかしいでしょうが。