私が異世界物を書く理由

第二幕

ところで私さ、同性愛について擁護する立場だと思われてるらしいんだけど、ちょっと違うんだよね。あくまで『存在を否定はしない』ってだけで、『同性

ところで私さ、同性愛について擁護する立場だと思われてるらしいんだけど、ちょっと違うんだよね。あくまで、

『存在を否定はしない』

ってだけで、

『同性の気安さを利用して相手に強引に迫る』

なんてのは普通に犯罪だからね？　私はそういう部分まで認めてるわけじゃないんだよ。そんなのは、

『同性だろうが異性だろうが関係なくダメ』

でしょうが。

だから前にも言ったはずだけど、同性に告白されたって好きになれそうになかったら普通に断っていいはずだし、

『好きになれそうにないから断る』

のを、『差別だ！』とか言っちゃうのは完全におかしいと思ってる。それとこれとは話が別だよ。相手が異性だろうが同性だろうが好きになれそうもない相手と付き合わなきゃいけない理由は微塵もないからね？　私が、

『ダンナと出逢ってなかったらさくらと一緒に暮らしてたかも』

って言ってんのも、『相手が同性であるさくらだから』ってわけじゃなくて、あくまでも『さくらだから』なんだよ。人生を共にしてもいいなと思えた相手がたまたま同性だったってだけ。

でさ、同じ理屈で、

『相手が異性だからって好きになれそうもない相手と付き合うなんて真っ平ごめん』

なんだよ。分かる？　ダンナと出逢ってなけりゃ私、結婚もしてないし子供だって生んでないよ。好きでもない男性と結婚して子供作るとか、

『ふざけんな！！』

としか思わない。

だからさ、そういう人は同性婚が認められようが認められなかろうが結婚もしないし子供だって作らないでしょうが。

しかも、

『普通に異性が好きだけど、今の経済状況や社会情勢を考えたら結婚なんてできないし子供を持つなんて無理！』

って考えてる人だって、同性婚を認める認めないとは何の関係もないでしょうが。そして、実際に『結婚しない』『子供を持たない』人の大半がそういうことなんじゃないの？　そういう人達が結婚して子供を持っても大丈夫と思えるような経済状況や社会情勢にしない限り、同性婚云々にいくら難癖付けたって出生数は増える気なんかまったくしませんけど？

論点がまったくずれてんの。そんなずれた論点をドヤ顔で言われたって、

『何言ってんのこの人？』

としか思われないって。

とにかく私は、たまたまダンナと出逢えて彼の子供だったら生みたいと思えたから子供を生んだだけで、ダンナと出逢ってなかったらそうならなかったってだけで、同性愛者でもなんでもないからね？　女性に告白されたって、好きになれそうな相手じゃなかったら普通に断るよ。

てか、ダンナを別にしたらさくら以外の人はノーサンキューだっての。

『可愛いな』『素敵だな』って思う女性はいるけど、付き合うかどうかって話になったらぜんぜん別だから。