私が異世界物を書く理由

第二幕

ホント、どんなに勇ましいことを口にしてても、自分にとって都合の悪い現実からは目を背けてるような人じゃ、お話になんないって。強い言葉を使えば使

ホント、どんなに勇ましいことを口にしてても、自分にとって都合の悪い現実からは目を背けてるような人じゃ、お話になんないって。

強い言葉を使えば使うほど、＜自分にとって都合の悪い現実から目を背ける姿＞が際立ってきちゃって、それこそカルト宗教の教祖と同じようにしか見えなくなっちゃう。

ましてや、自分に都合のいいことばっかり言ってくれる人達だけを周りに置いてそういう人達の言葉にだけ耳を傾けてるような姿なんて、＜カルト宗教の教祖＞のそれと何の違いがあるって？

弱いなら弱いでいいし、臆病なら臆病でいいと思うよ？　でもだったら口先だけで勇ましいことを並べるのはやめた方がいいと思う。

そういう姿勢こそを賞賛してくれる人がいるとしても、そんな人達の言葉にしか耳を傾けない姿勢は、カルト宗教の教祖と同じだって言ってんの。そんな人がいくらカルト宗教を批判しても、ただの＜同族嫌悪＞にしか見えないんだけどね。

あくまで、

＜ただのそういうパフォーマンス＞

ということならそれはそれでいいと思う。だけど、本気で何か問題提起をしたいとか、多くの人に分かってもらいたいと思うのなら、カルト宗教の教祖と同じことをしていたら、

『カルト宗教の教祖と同じレベル止まり』

だと思うんだけどね。

だってそうでしょ？　一部の人にはウケがいいような言い方をしているだけで、言ってる内容はただただ自分を棚に上げて気に入らない相手を強い言葉で貶してるだけ。冷静になって客観的に別の視点から考えてみれば筋が通ってなかったりするんだもん。

自分に都合のいいことしか言わない人達には絶賛されたとしても、そうじゃない人からはツッコまれるだけだよね？

なるほど自分のファンに向けてのパフォーマンスならそれでもありだとしても、それじゃ本当に大事な部分は伝わらないと思うよ？

とにかく、まずは自分自身を客観的に見て、自分自身の問題点を洗い出すことから始めた方がいいと思う。

『何一つ間違わない人間なんていない』

『自分は常に正しくて、間違ってるのは常に自分以外の人間だ。なんてことは有り得ない』

という現実と向き合うようになれなきゃカルト宗教の教祖と同じだってのをまず認めようよ。

って言ったら、猛烈な勢いで自分の正しさを列挙してくるんだろうなあ。

そういうところも、カルト宗教の教祖とか教団幹部とかと同じだと思うんだけどなあ。

私はさあ、自分が正しいかどうかなんて究極的には分かんないから、あくまで、

『自分はこう思ってる』

ってだけなんだよ。自分の人生と自分を取り巻く現実とを実際に検証したら『そうだよね』ってなることについて語ってるだけだよ。