728 / 1,109
第二幕
『自分は完璧だ』『自分は何も間違わない』そんな風に思ってたら、上手くいってる間はいいけど、上手くいかなくなってきたらもうどうにもならなくなる
しおりを挟む
もう一度言うよ。
『自分は完璧だ』
『自分は何も間違わない』
そんな風に思ってたら、上手くいってる間はいいけど、上手くいかなくなってきたらもうどうにもならなくなるじゃん。『自分は完璧だ。何も間違ってない』って思ってんだから、直すところなんてないはずでしょ?
『直すところがある』というのは完璧でもないし間違ってるところがあったってことだからね。
私はむしろ、そう思える人の方がちゃんとしてるし、自分もそうありたいと思ってる。実際にはそうなれてなくても、『そうなろうと努力する』のは大事なはずなんだ。
なのに、オカルトに傾倒して、
『自分だけは正しい』
『自分だけは間違わない』
とか、ただの子供だよ。
そんな調子じゃ、上手くいかなくなってきたらもう立て直すこともできないでしょうね。
自分のやり方が時流に合ってないのに、『自分は正しい。間違ってない』って考えてるんだからさ。
そうなると当然、<お払い箱>ってことになる。だって自分のやり方が適切じゃないことを認めることもできないトップと共倒れするわけにはいかないじゃん。経営者がそのままオーナーでもある企業ならともかくさ。
株式を公開している企業ならなおさら、株をゴミにされたらたまらないしね。
なのにそれでも自分が適切な対処ができるように状況に適応できなくなってもその事実さえ認めようとしないなんて、自分自身を省みる人ができる人の行いって言えんの?
私にはとてもそうは思えないんだけどな。
もう一度言うよ?
空想するのは構わない。その空想を本人だけが信じ込むのも自由にすればいいと思う。だけどその空想を他の誰かに押し付けるのはやめなさいって言ってるだけ。
で、こう言うと、
『お前も空想を押し付けるのはやめろ!』
って言うでしよ?
それが<答>だって言ってんの。
それに私は<謎の秘密組織>とか<秘密政府>の存在を肯定したりはしてないよ? そんなものの存在を裏付ける物証なんて私は持ってないし。<生まれ変わり>とか<転生>とか<天国>とか<あの世>とか<神の意志>とかみたいな裏付けも取れないものは、フィクションの中でしか扱わないよ。
そんなものについて私は責任なんか負えないし。けどね、
『子供達をこんな世界に送り出してしまったのは私の勝手』
『子供達に生まれる前に承諾をもらった事実は存在しない』
『子供達を育ててるのは、私自身の行いに対する贖い』
程度のことは、科学者でなくても、自分が子供を生んでみたら、ううん、自分が親に対して『生んでくださいとお願いした事実はあるのか?』って考えてみたらすぐに分かることじゃん。
『自分は完璧だ』
『自分は何も間違わない』
そんな風に思ってたら、上手くいってる間はいいけど、上手くいかなくなってきたらもうどうにもならなくなるじゃん。『自分は完璧だ。何も間違ってない』って思ってんだから、直すところなんてないはずでしょ?
『直すところがある』というのは完璧でもないし間違ってるところがあったってことだからね。
私はむしろ、そう思える人の方がちゃんとしてるし、自分もそうありたいと思ってる。実際にはそうなれてなくても、『そうなろうと努力する』のは大事なはずなんだ。
なのに、オカルトに傾倒して、
『自分だけは正しい』
『自分だけは間違わない』
とか、ただの子供だよ。
そんな調子じゃ、上手くいかなくなってきたらもう立て直すこともできないでしょうね。
自分のやり方が時流に合ってないのに、『自分は正しい。間違ってない』って考えてるんだからさ。
そうなると当然、<お払い箱>ってことになる。だって自分のやり方が適切じゃないことを認めることもできないトップと共倒れするわけにはいかないじゃん。経営者がそのままオーナーでもある企業ならともかくさ。
株式を公開している企業ならなおさら、株をゴミにされたらたまらないしね。
なのにそれでも自分が適切な対処ができるように状況に適応できなくなってもその事実さえ認めようとしないなんて、自分自身を省みる人ができる人の行いって言えんの?
私にはとてもそうは思えないんだけどな。
もう一度言うよ?
空想するのは構わない。その空想を本人だけが信じ込むのも自由にすればいいと思う。だけどその空想を他の誰かに押し付けるのはやめなさいって言ってるだけ。
で、こう言うと、
『お前も空想を押し付けるのはやめろ!』
って言うでしよ?
それが<答>だって言ってんの。
それに私は<謎の秘密組織>とか<秘密政府>の存在を肯定したりはしてないよ? そんなものの存在を裏付ける物証なんて私は持ってないし。<生まれ変わり>とか<転生>とか<天国>とか<あの世>とか<神の意志>とかみたいな裏付けも取れないものは、フィクションの中でしか扱わないよ。
そんなものについて私は責任なんか負えないし。けどね、
『子供達をこんな世界に送り出してしまったのは私の勝手』
『子供達に生まれる前に承諾をもらった事実は存在しない』
『子供達を育ててるのは、私自身の行いに対する贖い』
程度のことは、科学者でなくても、自分が子供を生んでみたら、ううん、自分が親に対して『生んでくださいとお願いした事実はあるのか?』って考えてみたらすぐに分かることじゃん。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
諦めて溺愛されてください~皇帝陛下の湯たんぽ係やってます~
七瀬京
キャラ文芸
庶民中の庶民、王宮の洗濯係のリリアは、ある日皇帝陛下の『湯たんぽ』係に任命される。
冷酷無比極まりないと評判の皇帝陛下と毎晩同衾するだけの簡単なお仕事だが、皇帝陛下は妙にリリアを気に入ってしまい……??
私に姉など居ませんが?
山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」
「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」
「ありがとう」
私は婚約者スティーブと結婚破棄した。
書類にサインをし、慰謝料も請求した。
「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」
【完結】私は悪い父と母の、娘だった。かつてのお人形は救われたのでしょうか?
BBやっこ
大衆娯楽
以前とガラっと変わった生活。
わたしは、パパとママの隠していたお人形を見た。
店の倉庫、奥の部屋。代わって祭事に出席してあげると、わたしは健康で過ごせるんだって。
お人形を投げて、倒すのもワザワイを払うためでパパとママがやってた。
秘密にしないといけないお人形。悪いものを代わってもらえて、わたしたちは幸せになる。
…そう教わったとおりではなかったと分かったのは成長してからだった。※序盤、むなくそ悪い展開注意
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる