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第二幕
うん、やっぱり、『親や目上の人間は四の五の言わずにとにかく敬え』てのを強烈に押し付けてくる国ってのが、謙虚さを持たないとそのまま、<強烈に狡
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うん、やっぱり、
『親や目上の人間は四の五の言わずにとにかく敬え』
てのを強烈に押し付けてくる国ってのが、謙虚さを持たないとそのまま、
<強烈に狡い国>
になるような気がする。
個人主義を標榜しているような国でも、元を辿れば『親や目上の人間は四の五の言わずにとにかく敬え』と押し付けられる上に謙虚さってものを持たないような、
『偉い奴には絶対服従』
的な社会の出身者が多い印象もあるしね。で、個人主義を標榜するようになったのはいいとしても、そもそも謙虚さというものを持たないから、『俺が俺が!』ってな感じになっちゃったのかなあ。
そうだね。自分自身を省みるということをしない人は、自分の<間違い>や<過ち>も認めようとしないだろうしさ。
『悪いのは、間違っているのは、いつも自分以外の誰か』
『自分は決して悪くない。間違わない』
で、そこに、<宗教による責任の外部化>、つまり、
『神様がそう言うから』
ってことで、責任を全部、神様に擦り付けちゃえるというのが加わるとなると、そりゃ反省なんかしないよね。
<反省>ってのは結局、自らの行いの責任が自分にあると思えばこそするものなわけで、その責任が自分じゃなく神様にあるとなったら、ねえ。
カルト宗教の関係者の反省のしなささとか見てたらすごくよく分かる気がするんだけどな。
<自分を律するための信仰>
じゃなくて、
<自分は悪くないってことにしたいがための信仰>
というのは、本当に性質が悪いよね。自分は悪くないっていうことにしたいがための信仰だから、それこそ『やめる』なんていうのは有り得ないんだろうし。
何しろそこでやめちゃったら、今までの自分の行いの責任の全部が降りかかってくるわけで。
そう考えたらなおのこと、『宗教に逃げ込まずにいられない状況を作る』なんてのは罪深いことだなあって思う。
私は親として自分の子供達もそうならないようにしなきゃいけないって強く思うんだよ。心折れた時に支えるのは私でありたいし。
いや、もちろん、他に支えてくれる人を見付けられてたらそれはそれでいいんだけどさ、でもそれがカルト宗教の入り口だったりしたら、それこそ目も当てられないってだけで。
<悪辣な狡い人>っていうのは、表向きは<いい人>を装うからね。
『親友だと思っていた相手が実は』
なんていう話も、もうそれこそ珍しくないじゃん。
私は、自分が子供達を勝手にこの世に送り出したという事実を受け止めているからあの子達にまつわる一切合切についても受け止める覚悟はしてるけど、他人はそうじゃないからね。
『親や目上の人間は四の五の言わずにとにかく敬え』
てのを強烈に押し付けてくる国ってのが、謙虚さを持たないとそのまま、
<強烈に狡い国>
になるような気がする。
個人主義を標榜しているような国でも、元を辿れば『親や目上の人間は四の五の言わずにとにかく敬え』と押し付けられる上に謙虚さってものを持たないような、
『偉い奴には絶対服従』
的な社会の出身者が多い印象もあるしね。で、個人主義を標榜するようになったのはいいとしても、そもそも謙虚さというものを持たないから、『俺が俺が!』ってな感じになっちゃったのかなあ。
そうだね。自分自身を省みるということをしない人は、自分の<間違い>や<過ち>も認めようとしないだろうしさ。
『悪いのは、間違っているのは、いつも自分以外の誰か』
『自分は決して悪くない。間違わない』
で、そこに、<宗教による責任の外部化>、つまり、
『神様がそう言うから』
ってことで、責任を全部、神様に擦り付けちゃえるというのが加わるとなると、そりゃ反省なんかしないよね。
<反省>ってのは結局、自らの行いの責任が自分にあると思えばこそするものなわけで、その責任が自分じゃなく神様にあるとなったら、ねえ。
カルト宗教の関係者の反省のしなささとか見てたらすごくよく分かる気がするんだけどな。
<自分を律するための信仰>
じゃなくて、
<自分は悪くないってことにしたいがための信仰>
というのは、本当に性質が悪いよね。自分は悪くないっていうことにしたいがための信仰だから、それこそ『やめる』なんていうのは有り得ないんだろうし。
何しろそこでやめちゃったら、今までの自分の行いの責任の全部が降りかかってくるわけで。
そう考えたらなおのこと、『宗教に逃げ込まずにいられない状況を作る』なんてのは罪深いことだなあって思う。
私は親として自分の子供達もそうならないようにしなきゃいけないって強く思うんだよ。心折れた時に支えるのは私でありたいし。
いや、もちろん、他に支えてくれる人を見付けられてたらそれはそれでいいんだけどさ、でもそれがカルト宗教の入り口だったりしたら、それこそ目も当てられないってだけで。
<悪辣な狡い人>っていうのは、表向きは<いい人>を装うからね。
『親友だと思っていた相手が実は』
なんていう話も、もうそれこそ珍しくないじゃん。
私は、自分が子供達を勝手にこの世に送り出したという事実を受け止めているからあの子達にまつわる一切合切についても受け止める覚悟はしてるけど、他人はそうじゃないからね。
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