710 / 1,095
第二幕
とにかくいつまでも親の脛を齧るみたいにして神様の脛を齧って責任を擦り付けてそれで偉そうにするのはもういい加減にしたらどうなのって思うよ。少な
しおりを挟む
とにかくいつまでも親の脛を齧るみたいにして神様の脛を齧って責任を擦り付けてそれで偉そうにするのはもういい加減にしたらどうなのって思うよ。
少なくとも私はそれを立派な大人の姿だとは思わない。マジで。
改めて言うけど、私は、信仰そのものを否定するつもりはないんだよ。教義ってものをまっとうに勉強すれば、生きる上において重要なヒントが記されているだろうからね。そういうものをちゃんと理解して生きる上で役立てていくのなら、それは素晴らしいことだと思う。
でもさ、だからってそれを人に押し付けようとしたり、他の人を貶めるための根拠にするのはおかしいって言ってんの。そしてそういう自分の行いの責任を仏様だの神様だのに擦り付けるのは、ただの逃げにしか思えない。
それを信仰しているのはあくまで自分自身の責任においての話でしょ? その自分の責任から逃れるために仏様や神様を利用するのは、仏様や神様を敬ってなんかいない。ただただ自分に都合よく利用しようとしているだけだ。
そんなのは単なる<卑怯な振る舞い>でしかないし、<信仰>じゃなくて<逃避>でしかないと思う。
仏様や神様を本当に敬うなら、自分自身で責任をとれる人間になるべきじゃないの?
それなら信仰している意味もある気がする。
逆を言えば、そうじゃなければ信仰の意味がない気さえするよ。ましてや自分の家族を苦しめてまでする信仰になんの意味があるの?
オカルト的な解釈で、
『こうすることで極楽浄土に辿り着ける!』
なんてのは論外でしょ。現実世界で現実に幸せになれなきゃなんの意味もない。私はそんなの断固拒絶する。
フィクションはフィクションとして楽しんでいるからこそ意味があるんだよ。フィクションと現実を混同したって、不幸しかばらまかないよ。本人だけは現実を見ないことで、
『幸せになれた気がする』
かもしれないけどさ、巻き添えを食った方はそれこそ大迷惑以外の何ものでもない。ただの不幸だ。
他者を不幸に陥れた代わりに自分だけが<幸せになれた気分>を得るとか、そういうの、本来、宗教の教義とかが<最も悪辣な振る舞い>と断じてるそれじゃないの? 釈尊が語ってたという、
<他者には何も与えず自分だけが何もかもを得ようとする悪しき行い>
そのものとしか思えないんだけど?
そう。今の宗教が起こしてる諸々の問題は、それこそ釈尊やイエスが禁じてた<悪しき行い>以外の何だって言うのさ?
いい歳をした大人がそんなことさえ理解しようとしないで、なんで子供に尊敬してもらえると思うの?
少なくとも私はそれを立派な大人の姿だとは思わない。マジで。
改めて言うけど、私は、信仰そのものを否定するつもりはないんだよ。教義ってものをまっとうに勉強すれば、生きる上において重要なヒントが記されているだろうからね。そういうものをちゃんと理解して生きる上で役立てていくのなら、それは素晴らしいことだと思う。
でもさ、だからってそれを人に押し付けようとしたり、他の人を貶めるための根拠にするのはおかしいって言ってんの。そしてそういう自分の行いの責任を仏様だの神様だのに擦り付けるのは、ただの逃げにしか思えない。
それを信仰しているのはあくまで自分自身の責任においての話でしょ? その自分の責任から逃れるために仏様や神様を利用するのは、仏様や神様を敬ってなんかいない。ただただ自分に都合よく利用しようとしているだけだ。
そんなのは単なる<卑怯な振る舞い>でしかないし、<信仰>じゃなくて<逃避>でしかないと思う。
仏様や神様を本当に敬うなら、自分自身で責任をとれる人間になるべきじゃないの?
それなら信仰している意味もある気がする。
逆を言えば、そうじゃなければ信仰の意味がない気さえするよ。ましてや自分の家族を苦しめてまでする信仰になんの意味があるの?
オカルト的な解釈で、
『こうすることで極楽浄土に辿り着ける!』
なんてのは論外でしょ。現実世界で現実に幸せになれなきゃなんの意味もない。私はそんなの断固拒絶する。
フィクションはフィクションとして楽しんでいるからこそ意味があるんだよ。フィクションと現実を混同したって、不幸しかばらまかないよ。本人だけは現実を見ないことで、
『幸せになれた気がする』
かもしれないけどさ、巻き添えを食った方はそれこそ大迷惑以外の何ものでもない。ただの不幸だ。
他者を不幸に陥れた代わりに自分だけが<幸せになれた気分>を得るとか、そういうの、本来、宗教の教義とかが<最も悪辣な振る舞い>と断じてるそれじゃないの? 釈尊が語ってたという、
<他者には何も与えず自分だけが何もかもを得ようとする悪しき行い>
そのものとしか思えないんだけど?
そう。今の宗教が起こしてる諸々の問題は、それこそ釈尊やイエスが禁じてた<悪しき行い>以外の何だって言うのさ?
いい歳をした大人がそんなことさえ理解しようとしないで、なんで子供に尊敬してもらえると思うの?
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
婚約破棄とか言って早々に私の荷物をまとめて実家に送りつけているけど、その中にあなたが明日国王に謁見する時に必要な書類も混じっているのですが
マリー
恋愛
寝食を忘れるほど研究にのめり込む婚約者に惹かれてかいがいしく食事の準備や仕事の手伝いをしていたのに、ある日帰ったら「母親みたいに世話を焼いてくるお前にはうんざりだ!荷物をまとめておいてやったから明日の朝一番で出て行け!」ですって?
まあ、癇癪を起こすのはいいですけれど(よくはない)あなたがまとめてうちの実家に郵送したっていうその荷物の中、送っちゃいけないもの入ってましたよ?
※またも小説の練習で書いてみました。よろしくお願いします。
※すみません、婚約破棄タグを使っていましたが、書いてるうちに内容にそぐわないことに気づいたのでちょっと変えました。果たして婚約破棄するのかしないのか?を楽しんでいただく話になりそうです。正当派の婚約破棄ものにはならないと思います。期待して読んでくださった方申し訳ございません。
【完結】復讐は計画的に~不貞の子を身籠った彼女と殿下の子を身籠った私
紅位碧子 kurenaiaoko
恋愛
公爵令嬢であるミリアは、スイッチ国王太子であるウィリアムズ殿下と婚約していた。
10年に及ぶ王太子妃教育も終え、学園卒業と同時に結婚予定であったが、卒業パーティーで婚約破棄を言い渡されてしまう。
婚約者の彼の隣にいたのは、同じ公爵令嬢であるマーガレット様。
その場で、マーガレット様との婚約と、マーガレット様が懐妊したことが公表される。
それだけでも驚くミリアだったが、追い討ちをかけるように不貞の疑いまでかけられてしまいーーーー?
【作者よりみなさまへ】
*誤字脱字多数あるかと思います。
*初心者につき表現稚拙ですので温かく見守ってくださいませ
*ゆるふわ設定です
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる