679 / 1,095
第二幕
相手に、自分の言ってることに耳を傾けてもらいたいと思うなら一にも二にもまず信頼されるところから始めなきゃダメでしょ。その手順をすっ飛ばして
しおりを挟む
相手に、自分の言ってることに耳を傾けてもらいたいと思うなら一にも二にもまず信頼されるところから始めなきゃダメでしょ。その手順をすっ飛ばして『自分の言うことを聞け!』とか、いやいや甘ったれちゃダメでしょ。
自分の普段の言動が相手から見て信頼に値するものかどうか、まずそこから考えなきゃダメでしょ。
それともなに? 私のことをそのまま信頼できるって言うの? 私は別にオカルト的なことを語ってるわけじゃないよ? 私の言ってることはそれこそ本当にただ単に、
『相手を人間と見做して敬って気遣って慮って、自分は相手から信頼されるような人間であることが大切だ』
って結論に帰結しちゃう話しかしてないからね? そのことをいろんな視点から観点から論点から語ろうってアプローチしてるだけだからね?
『自分も人間、相手も人間、その当たり前の事実と向き合えるようになるのが大事だよね』
って言ってるだけでしかないよ?
本当にその当たり前のことが言いたいだけなんだよ。だけどそんな私を、
『おかしなことを言ってる奴がいる』
みたいに考えて、信頼なんかするつもりないんでしょ? 私の言ってることに耳を傾けるつもりなんてないんでしょ? だからそれがまさに、
『信頼もできないような相手の言葉なんて聞きたいとも思えない』
っていう何よりの証拠でしょうが。『口で言っても分からない』んじやないよ。話を聞いてもらえるだけの信頼関係がないってだけのこと。
『話を聞いてもらいたいのならまず信頼関係を築かなきゃね』
というだけのこと。たとえそれが自分自身の子供であってもね。
子供だから、警察官だから、後輩だから、若手だから、弟子だから、
『自分に歯向かってこない歯向かってこれるはずがない』
横柄に振る舞って、声を荒げて、怒鳴り散らして、それで相手から信頼されると思ってるのなら、そんな人が信頼されると思ってるのなら、人間というものを全く理解してないし、世の中というものを舐めすぎだよ。
<舐めくさったガキ>
を云々する前に、
<世の中を舐めくさったいい歳した大人>
である自分自身を恥じるべきだと思うけどね。
で、ここでも私自身が<世の中を舐めくさったいい歳した大人>な一面があるのは自覚してるから子供達に対して偉そうにはできないないって言ってんの。そして、偉そうにしなくたって、自分も相手も同じく人間だということをわきまえていれば話だって聞いてもらえるってのを実践してるだけ。
私は、子供達には尊敬されてないと思うけど、少なくとも話に耳を傾けてもらえる程度には信頼されてると思うよ。
自分の普段の言動が相手から見て信頼に値するものかどうか、まずそこから考えなきゃダメでしょ。
それともなに? 私のことをそのまま信頼できるって言うの? 私は別にオカルト的なことを語ってるわけじゃないよ? 私の言ってることはそれこそ本当にただ単に、
『相手を人間と見做して敬って気遣って慮って、自分は相手から信頼されるような人間であることが大切だ』
って結論に帰結しちゃう話しかしてないからね? そのことをいろんな視点から観点から論点から語ろうってアプローチしてるだけだからね?
『自分も人間、相手も人間、その当たり前の事実と向き合えるようになるのが大事だよね』
って言ってるだけでしかないよ?
本当にその当たり前のことが言いたいだけなんだよ。だけどそんな私を、
『おかしなことを言ってる奴がいる』
みたいに考えて、信頼なんかするつもりないんでしょ? 私の言ってることに耳を傾けるつもりなんてないんでしょ? だからそれがまさに、
『信頼もできないような相手の言葉なんて聞きたいとも思えない』
っていう何よりの証拠でしょうが。『口で言っても分からない』んじやないよ。話を聞いてもらえるだけの信頼関係がないってだけのこと。
『話を聞いてもらいたいのならまず信頼関係を築かなきゃね』
というだけのこと。たとえそれが自分自身の子供であってもね。
子供だから、警察官だから、後輩だから、若手だから、弟子だから、
『自分に歯向かってこない歯向かってこれるはずがない』
横柄に振る舞って、声を荒げて、怒鳴り散らして、それで相手から信頼されると思ってるのなら、そんな人が信頼されると思ってるのなら、人間というものを全く理解してないし、世の中というものを舐めすぎだよ。
<舐めくさったガキ>
を云々する前に、
<世の中を舐めくさったいい歳した大人>
である自分自身を恥じるべきだと思うけどね。
で、ここでも私自身が<世の中を舐めくさったいい歳した大人>な一面があるのは自覚してるから子供達に対して偉そうにはできないないって言ってんの。そして、偉そうにしなくたって、自分も相手も同じく人間だということをわきまえていれば話だって聞いてもらえるってのを実践してるだけ。
私は、子供達には尊敬されてないと思うけど、少なくとも話に耳を傾けてもらえる程度には信頼されてると思うよ。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
婚約破棄とか言って早々に私の荷物をまとめて実家に送りつけているけど、その中にあなたが明日国王に謁見する時に必要な書類も混じっているのですが
マリー
恋愛
寝食を忘れるほど研究にのめり込む婚約者に惹かれてかいがいしく食事の準備や仕事の手伝いをしていたのに、ある日帰ったら「母親みたいに世話を焼いてくるお前にはうんざりだ!荷物をまとめておいてやったから明日の朝一番で出て行け!」ですって?
まあ、癇癪を起こすのはいいですけれど(よくはない)あなたがまとめてうちの実家に郵送したっていうその荷物の中、送っちゃいけないもの入ってましたよ?
※またも小説の練習で書いてみました。よろしくお願いします。
※すみません、婚約破棄タグを使っていましたが、書いてるうちに内容にそぐわないことに気づいたのでちょっと変えました。果たして婚約破棄するのかしないのか?を楽しんでいただく話になりそうです。正当派の婚約破棄ものにはならないと思います。期待して読んでくださった方申し訳ございません。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
【完結】復讐は計画的に~不貞の子を身籠った彼女と殿下の子を身籠った私
紅位碧子 kurenaiaoko
恋愛
公爵令嬢であるミリアは、スイッチ国王太子であるウィリアムズ殿下と婚約していた。
10年に及ぶ王太子妃教育も終え、学園卒業と同時に結婚予定であったが、卒業パーティーで婚約破棄を言い渡されてしまう。
婚約者の彼の隣にいたのは、同じ公爵令嬢であるマーガレット様。
その場で、マーガレット様との婚約と、マーガレット様が懐妊したことが公表される。
それだけでも驚くミリアだったが、追い討ちをかけるように不貞の疑いまでかけられてしまいーーーー?
【作者よりみなさまへ】
*誤字脱字多数あるかと思います。
*初心者につき表現稚拙ですので温かく見守ってくださいませ
*ゆるふわ設定です
ヤケになってドレスを脱いだら、なんだかえらい事になりました
杜野秋人
恋愛
「そなたとの婚約、今この場をもって破棄してくれる!」
王族専用の壇上から、立太子間近と言われる第一王子が、声高にそう叫んだ。それを、第一王子の婚約者アレクシアは黙って聞いていた。
第一王子は次々と、アレクシアの不行跡や不品行をあげつらい、容姿をけなし、彼女を責める。傍らに呼び寄せたアレクシアの異母妹が訴えるままに、鵜呑みにして信じ込んだのだろう。
確かに婚約してからの5年間、第一王子とは一度も会わなかったし手紙や贈り物のやり取りもしなかった。だがそれは「させてもらえなかった」が正しい。全ては母が死んだ後に乗り込んできた後妻と、その娘である異母妹の仕組んだことで、父がそれを許可したからこそそんな事がまかり通ったのだということに、第一王子は気付かないらしい。
唯一の味方だと信じていた第一王子までも、アレクシアの味方ではなくなった。
もう味方はいない。
誰への義理もない。
ならば、もうどうにでもなればいい。
アレクシアはスッと背筋を伸ばした。
そうして彼女が次に取った行動に、第一王子は驚愕することになる⸺!
◆虐げられてるドアマットヒロインって、見たら分かるじゃんね?って作品が最近多いので便乗してみました(笑)。
◆虐待を窺わせる描写が少しだけあるのでR15で。
◆ざまぁは二段階。いわゆるおまいう系のざまぁを含みます。
◆全8話、最終話だけ少し長めです。
恋愛は後半で、メインディッシュはざまぁでどうぞ。
◆片手間で書いたんで、主要人物以外の固有名詞はありません。どこの国とも設定してないんで悪しからず。
◆この作品はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆過去作のヒロインと本作主人公の名前が丸被りしてたので、名前を変更しています。(2024/09/03)
◆9/2、HOTランキング11→7位!ありがとうございます!
9/3、HOTランキング5位→3位!ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる