私が異世界物を書く理由

第二幕

いくら＜親ガチャ＞って言葉を否定しようとしても、いくら言葉としては決して正確じゃないというのは事実だとしても、生まれて数ヶ月の子供をほったら

いくら＜親ガチャ＞って言葉を否定しようとしても、いくら言葉としては決して正確じゃないというのは事実だとしても、生まれて数ヶ月の子供をほったらかしにしておいて遊んでて死なせるような親は現にいるんだよね。

子供は育ててみないとどんなのになるか分からない。だけどさ、親は、生まれた瞬間に子供を殺したり、生後数ヶ月の赤ん坊をほったらかしにして死なせたりするんだよ？

たった生後数ヶ月の赤ん坊が、親に対して何をしたって言うの？　ねえ？　何をしたって言うのさ？　それこそ他の赤ん坊と同じように泣いたりしてただけでしょ？　親を殺そうとかしてたわけじゃないじゃん。なのになんでそんなことができんの？

ねえ？　ねえってば？

教えてよ。なんでそんなことができんのかをさ。

しかもその一方で、子供が立派に親の下を巣立って自分で自分の人生を作り上げてても、その子供の人生も家庭もメチャメチャに壊しに来る親だっていたりするんだよ？　子供はちゃんと育ったじゃん。ハズレじゃなかったじゃん。なのにそれをわざわざぶち壊しに来る親ってなんなのさ？

そんな事実がこれまでどれほどあったと思ってんの？　ネットとかでも、親が自分の家庭を壊しに来ることを愚痴ってるような書き込みが溢れてたりするよね？

ねえ？　そんな親が＜アタリ＞だって言うの？　別にそんなに＜特殊な事例＞じゃなさそうだけど？　ものすごくその手の話はありふれてるしさ。

＜親ガチャ＞という言葉は正しくないとしても、せっかく日本に生まれたってのに、国や行政が用意してくれてる制度を親が食い物にして飲み食いや遊興に使っちゃったりしてる事例は実際にあるんだよ？　それじゃ＜国ガチャ＞なんて成立しないじゃん。子供に届かないんじゃ意味がないじゃん。

そういう事実には目をつぶって、

＜自分が上手くいかないのは親の所為だと愚痴をこぼしてるだけで何もしないような子供＞

なんていう一部の事例だけをあげつらって、

＜子供の人生をメチャクチャにしてくる親＞

の存在には目をつぶって、

『親ガチャは甘え』

だとか、どの口が言うの？　ましてや政治家だったり政治家を志してるような人間が、事実に目をつぶってそれを口にするとか、そんなので政治をしようだなんて、ちゃんちゃらおかしいっての。

それこそが＜甘え＞でしょ？　

＜現実に目を背けて政治をやろうだなんて考えこそが甘え＞

だと思うけど？

自分に都合のいい人間に利益誘導するために政治しようとしてるんなら、どっかの独裁国家と変わらないでしょ。