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第二幕

ところでさ、いまだに<体罰の効能>を信じてる人がいるんだけど、あれこそ、『認識をアップデートできてない』典型じゃないの? 私もさくらも、自分

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ところでさ、いまだに<体罰の効能>を信じてる人がいるんだけど、あれこそ、

『認識をアップデートできてない』

典型じゃないの? 私もさくらも、自分の子供達に対して体罰なんか使ってない上に学校でも体罰なんてされてないのに教師を舐めたりしてないよ?

て言うかさあ、教師だって人間なんだから、相手を人間として接することができれば、舐めたりなんかしないと思うけど?

<教師を舐める生徒>

とか、完全にそれ、『親に問題あり』じゃん。

『今時の教師は仕事として割り切ってて生徒に対して熱意を感じない』

みたいに言ってる人もいるけどさ、あのね? それが本来の姿のはずだよ? 親の不始末や手抜きの尻拭いを教師に丸投げしてたこれまでがむしろおかしかっただけでさ。

そもそも、教師も生徒も、お互いに相手をちゃんと人間だとわきまえて人間として接することができれば、相手を馬鹿にしたり舐めたり蔑んだりしないだろうにさ、それができないって、なんで? 

『相手は教師だから、生徒に対して強く出られないから、だから馬鹿にしていい舐めていい蔑んでいい』

とかいう考え方を誰から学んだのかなあ?

そんな風に教師を馬鹿にして舐めて蔑むような子供の親って、普段、どんな感じで、

<自分より立場が下の相手>

に接してんの? 相手が自分より下だと思っただけで馬鹿にしたり舐めたり蔑んだりとかしてないの?

ねえ、どうなのさ?

そんな親の姿を子供が真似してるんだったらさ、それって親の不始末だよね? そんなのを何で教師がどうにかしなきゃなんないの? まっとうに子供と接してる親の子供を差し置いて、

<相手が自分より下だと思っただけで馬鹿にしたり舐めたり蔑んだりする親の子供>

に手間を掛けるって、おかしくない? 自分の不始末や手抜きの尻拭いを教師にさせるとか、それって狡くない?

加えて、体罰なんて、ものすごく分かりやすい、

<自分は仕事してます感を演出するためのただのポーズ>

じゃん。

だってそうでしょ? 犯罪やらかした生徒のことさえ体罰だけして、

『はい、指導しました。だからもうこれで終わりです』

で見逃してきたじゃん。分かる? 『少年法を適用』さえしてないんだよ? 犯罪を見逃してきたんだよ? それをありがたがってるとか、正気?

そりゃ確かに<加害者>からしたら警察に突き出されたりせずに教師に一発二発殴られただけで見逃してもらえるんなら、なるほどありがたいでしょうけどね。

ということはさあ、やっぱり、

『<狡い人こそが得をする社会>がいい』

って言いたいの?

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