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私は本来、<作品>と<商品>とは、別のものだと思ってる。加えて、<作品>は作者のものだけど、<商品>は権利者のものだってね。権利者は、作者

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私は本来、<作品>と<商品>とは、別のものだと思ってる。

加えて、<作品>は作者のものだけど、<商品>は権利者のものだってね。

権利者は、作者以外にもいる。権利者が作者とのコミュニケーションを怠ってやらかして作者がブチ切れたっていう事例もあったよね。

逆に、作者が自分以外の権利者を無視して好き勝手やったことで面倒な事態になった事例もあったんじゃなかったかな。

だから<商品>になった<作品>は、作者の一存では勝手なことできないよね。でも同時に、<作品>でもある以上は、権利者だからって、当然のこととして権利者の一人でもある作者に無断で勝手はできない。本来は。

大人だったら、社会人だったら、本当はその辺のところをわきまえていないといけないんだろうね。

私個人は<作者>でもあるから、心情的には作者側に立ちたいんだけど、ほら、その辺は<契約>とか<権利関係>とかいろいろあるから。

でも、だからこそ、<作品>と<商品>については別に考えないといけない気がするんだよね。<商品化された作品>も、どこまでも<作品としての一面>と<商品としての一面>があって、それらが複雑に絡み合ってるんだ。

その事実を客観的に見ることなく感情だけで論じても、生産的な話はできないと感じてる。

<一大コンテンツ>そのものになった<作品>は、作者の手を離れて無数の派生作品が生み出されたりもするじゃん? 巨大人型ロボットのあれとかさ。

それを見てると、<作者>ってあくまで<権利者の一人>でしかないんだな~ってすごく感じるよ。原作付きじゃないアニメの場合は特に、何人もの人によって作品が作り上げられたりするじゃん? 作者そのものが複数いるわけでさ。

こうなるともう、<作者の意向>自体、

『複数いる作者の誰の意向を重視するか?』

って段階から話がこじれたりしそうだよね。

特に、あの<巨大人型ロボットのアニメ>については、最初の権利段階から<買い取り>みたいな形だったんだっけ? それがあれだけの<商品>になった以上は、利益が見込める限り利用するでしょ。企業としては。

いくら視聴者側があれこれ言ってもね。

私もさ、あれらの一連の作品群で割と好きなのあるんだけど、評判悪かったりするんだよね。それが残念でならない。

だけど、他の誰が何と言おうと、私はそれが面白いと思うし、私が面白いと感じることについて難癖付けられたって聞く耳は持たないよ。ましてや人格否定までするような輩の戯言なんてね。

そして、<商品>をどうするかについては、<(作者を含めた)権利者>の専権事項なんだ。

それを忘れちゃいけないよ。

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