私が異世界物を書く理由

『異世界に転生してチートを得てイキってるとかwww』みたいなことを言ってるのがいるけどさ、でも、それを言ってる当人が、『ネットという異世界で

『異世界に転生してチートを得てイキってるとかwww』

みたいなことを言ってるのがいるけどさ、でも、それを言ってる当人が、

『ネットという異世界で匿名というチートを得てイキってる』

じゃん。そういう自分の姿が見えてない時点で、何言ったって無駄だよ。もっとも、ネットは本当は異世界でも仮想世界でもなくてあくまで＜現実と地続きの現実の一部＞でしかないから、＜匿名というチート＞を過信してやらかしたのが逮捕されたりするんだけどね。

なのにいまだに、その現実と向き合うことができてないのがいる。『ネットという異世界（思い込み）で匿名というチート（思い込み）を得てイキってる』のがいる。

本当に情けないよね。自分の子供がそんなことしてるってなったら、それこそ親として敗北感でいっぱいになるだろうね。

私はそういうのは嫌なんだよ。

加えて、今日も今日とて、

『この作品は自分の好み通りに作られてない！　許せない！』

ってのが、＜匿名というチート＞を盾にしてイキりまくってる。

マジで悲しくなるよ。いつになったら、

『すべての作品が自分の好みに合わせて作られることなんてない』

ってことに気付くんだろうね。『自分の好みに合わない』＝『価値がない』ってことじゃないってのに気付くんだろうね。

自分の好みじゃないからってケチ付けるのが許されるなら、自分の好みの作品に他人がケチ付けるのも許さなきゃおかしいのにね。

自分で自分の首を絞めてるってことにいつになったら気付くんだろうね。

なんか、エンタメ関連企業のトップが＜客＞をバカにするようなことを口走ったらしいけど、いやいや、そういう考えの人が客商売のトップに立てるような土壌を作ってるのは自分達じゃん。

としか私は思わないんだよね。

『読者のために』とか『視聴者のために』とかいうおためごかしを真に受けて、

『読者のことを考えてない！　視聴者のことを考えてない！　だからこんなものは駄作だ！　ゴミだ！』

とかキレ倒してるその姿勢が、舐められてるんだとしか思わないんだけどねえ。

だって、向こうはあくまで＜商売＞でやってるんだよ？　商品を作るにあたって＜コスト＞は重要なポイントじゃん。

『自分の好みに合ってない』＝『読者のことを考えてない。視聴者のことを考えてない』

って感じでケチ付けてても、向こうは最初から『金のため』でしかないんだから、全然、＜的確な批判＞じゃないんだよ。しかも、今じゃ、＜炎上＞という形で話題になるだけで金を生む仕組みもあるみたいだしさ。

ヒットすれば大儲け。ヒットしなくても叩かれることで話題になればそれなりの儲け。

こんなんじゃ、＜いい作品＞を多く生み出す土壌は育たないんじゃないの？