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なんか私が、<品行方正で清廉潔癖な人間しか認めないヤツ> みたいに思われてるらしいんだけど、逆だよ逆。私は基本的に、『<品行方正で清廉潔癖

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なんか私が、

<品行方正で清廉潔癖な人間しか認めないヤツ>

みたいに思われてるらしいんだけど、逆だよ逆。私は基本的に、

『<品行方正で清廉潔癖な人間>なんて嘘くせ~っ!』

って思ってる人間だから。まあ、そもそも私の作品読んでたらそんな風には思わないだろうけどさ。私の作品には、基本、<品行方正で清廉潔癖な人間>なんかほぼ出てこないし。

<正しくあろうと努力してる人間>

は出てくるけど。でもそういうのも、結局は何がしか歪んでるんだよね。正しいばっかりじゃいられない。で、ちょくちょくやらかしちゃう。私はそういう人間を描きたいんだよ。

『アニメを見て真似するのが出てくる』?

あのね? 私は自分が親だからこそ言うけど、フィクションと現実の区別がつけられないようなのになるのは、親の怠慢が原因だとしか思わないんだけどね。

『違反行為を美化してる』?

違反行為を美化してるように感じるのは、そりゃあなた個人の感想でしょうが。私はそんな個人の感想に斟酌なんかしないよ。

<駄目な人間が駄目なりに幸せを掴もうとする物語>

を描く時、やらかしちゃう描写だってするよ。しかも、自分がやらかしちゃってることに気付かないままにってのも描写することもある。それを美化するつもりなんてないよ。受け取る側がそう解釈することはあるとしてもね。

でも、受け取る側がどう解釈するかなんてことについては基本的に斟酌しない。私自身が個人的に『この描写はピンと来ないな』って思って避けることはあってもさ。

とにかく私は、自分の正義を振りかざして一方的に押し付けてる人間の言うことなんて耳を貸さないから。言うのは勝手だけど、私は聞かない。だってそれを言ってる人間を生んだのは、私じゃないし。

私は自分の子供達にはちゃんとフィクションと現実の区別はつけられるようにはなってもらってる。それができないのはできない人の問題であって、私の知ったことじゃない。

まあでも、私の作品は、基本的には他人を傷付けることを肯定しないってのが大前提にあるけどさ。

でもそれは、自分の正義を振りかざして押し付けて他人を痛めつけようとする行為も含めてのことなんだよね。

『フィクションの描写で傷付く人がいる!!』

『フィクションの真似をして悪さをする人間が出てそれで傷付く人がいる!!』

とかってのを声高に叫ぶ人間は、

『正義を掲げてる自分に酔ってる』

だけで、実際に傷付いてる人のことなんか本当は見てないんだよね。自分のポーズに酔ってるだけなんだ。

それは結局、<加害者の理屈>なんだよ。

だから汚い言葉で罵ったり、中傷したりもできるんだ。

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