私が異世界物を書く理由

私はさ、＜親＞に対して厳しいことを言ってるように思えるだろうけど、それはあくまで、私自身が＜親＞だからだよ。自分を甘やかさないように、『他人

私はさ、＜親＞に対して厳しいことを言ってるように思えるだろうけど、それはあくまで、私自身が＜親＞だからだよ。自分を甘やかさないように、

『他人もやってるから自分も』

と、他人の所為にして甘えないように、自分に言い聞かせてるんだ。自分の子供がイジメなんて犯罪行為をやらかしてるのに見て見ぬフリをする親がいるからって、自分もそれでいいと甘えないようにするためにね。

親が自分を甘やかしててそれで子供が自分に厳しい人間に育つとか、なんで思えるわけ？

まあそう言う私だって実際には自分に大甘だけどさ。どうしようもない＜ロクデナシ＞だし。

だからこそ、子供に対しても偉そうになんてできないの。だけど同時に、自分が子供達を勝手にこの世に送り出した事実だけは受け止めなきゃと思ってるし、何か辛いことがあるなら他人に八つ当たりするんじゃなくて、まずは私に当ってほしい。不平不満があるなら私にぶつけて欲しい。

そういう部分についてだけは、甘えたくない。それができなきゃ、子供達を勝手にこの世に送り出した責任も取れないからさ。

何度も言うように、イジメってのは、自分に掛かるストレスを他人に転嫁する行為でしょ？　だけど、自分が生んだわけでもない赤の他人からなんでストレスを転嫁されなきゃなんないの？　その人をこの世に送り出したのはその人の親でしょ？　子供を勝手にこの世に送り出しておいて、自分の子供が何の責任も持たない赤の他人を犠牲にしてストレスを解消しようとしてるのを、何で放置できんの？

『余所の親もそうしてる』から？

そうやって他人の所為にする親の姿を子供は見てるんだよ？　下手したら、自分が子供をこの世に送り出したことさえ＜誰かの所為＞にしてたりするよね？

言っとくけど、その責任は母親だけじゃなく、父親にもあるんだからね？　自分のやったことの尻も拭けないような男になんて、何の価値も見出せないね。

私のダンナがそれをできる人だから余計にさ。

少なくとも私のダンナは、子供達をこの世に送り出した責任については、逃げたりしないよ。私にばっかり責任を押し付けて逃げるような人じゃない。だから私は、ダンナを愛せる。

たまたまダンナはそれなりに稼ぎもあるけど、そういう部分については私も稼いでるからそんなに重視してない。当てにしてない。それよりは、とにかく、子供達をこの世に送り出した責任をちゃんと負ってくれてるのが重要。父親として、この世で生きていく上で必要な手本をちゃんと見せてくれてる。

なによりそれが大事なんだよ。