417 / 1,097
結局さ、『自分の勝手で子供をこの世に送り出した』っていう現実とも向き合えないような親の姿を見て育った子供が、何のフォローもないままに放置
しおりを挟む
結局さ、『自分の勝手で子供をこの世に送り出した』っていう現実とも向き合えないような親の姿を見て育った子供が、何のフォローもないままに放置されるから、現実と向き合えない人間になるってだけでしょ?
そこで、私が小説に出逢ったように何らかの出逢いなりフォローなりがあればまだ何とかなるけど、そういうのがまったくなかったら、<変われるきっかけ>もないわけじゃん。それを子供自身だけの所為にするとか、典型的な、
『自分以外の誰かの所為にする』
ってやつじゃん。
自分の勝手でこの世に送り出しておいて、自分の勝手な期待ばかりを押し付けて、それで自分の思い通りにならなかったからって被害者面?
お願いしたわけでもない、望んだわけでもない、気が付いたら勝手にこの世に送り出された側の気持ちも考えようとしない親を見て育ったから、現実と向き合えないようなのに育ったんだって、なんで思えないの? そんなに自分のやったことと向き合いたくないの?
私の両親がまさにそれだったな。まあ、兄が両親の完全なコピーに育ったから、三人で力を合わせて、
『自分達を虐げようとしているこの世界と戦ってる』
つもりらしいけどね。兄がもし、自分達に反抗してたら、それこそ、
『あんなに愛情を注いでやったのに!!』
とか言って被害者面するのが目に見えるよ。
私はもう両親も兄も捨てて、すっかり縁を切っちゃったからね。介護が必要になったら施設に入れて、亡くなるまでの間、多少、経済的に支援するくらいはしてあげてもいいけど、私を、兄のストレス発散のためのサンドバッグ扱いした、スケープゴートにした、私を人間として扱わなかった恨みは、一ミリも忘れてないよ。
『生んでやった』?
『育ててやった』?
自分が実際に子供を生んで育ててるからこそ、そんな戯言に意味がないことを実感したよ。
『子供を甘やかすとつけあがる』
って、それ、自分が甘えたいからそう思うってことだよね? 自分が甘やかされたらつけあがる人間だからこそ、そう思うんでしょ?
『優しくするとつけあがるような奴らを見てきたからそう思うんだ!』
とか言うかもだけど、それ、どんな風に育てられてきたのか、そばで見てきたわけじゃないよね? なんでそんな人間に育っちゃったのか、実際に見てきたわけじゃないよね?
まあ、『甘やかす』と『つけあげる』っていうのは、分からないでもないけどさ。『甘えさせる』ことと『甘やかす』ことの違いを考えれば。
これまでにも何度も言ってきたけど、『甘やかす』ってのは、
『玩具とかお菓子とかなんでもあげるからこっちの言いなりになってね?』
っていうだけのことだからさ。そんなことしてたら、なるほど、
『言うこと聞いてほしいならこっちの言いなりになれ!』
みたいに思われるっていうのは確かにあるよね。
そこで、私が小説に出逢ったように何らかの出逢いなりフォローなりがあればまだ何とかなるけど、そういうのがまったくなかったら、<変われるきっかけ>もないわけじゃん。それを子供自身だけの所為にするとか、典型的な、
『自分以外の誰かの所為にする』
ってやつじゃん。
自分の勝手でこの世に送り出しておいて、自分の勝手な期待ばかりを押し付けて、それで自分の思い通りにならなかったからって被害者面?
お願いしたわけでもない、望んだわけでもない、気が付いたら勝手にこの世に送り出された側の気持ちも考えようとしない親を見て育ったから、現実と向き合えないようなのに育ったんだって、なんで思えないの? そんなに自分のやったことと向き合いたくないの?
私の両親がまさにそれだったな。まあ、兄が両親の完全なコピーに育ったから、三人で力を合わせて、
『自分達を虐げようとしているこの世界と戦ってる』
つもりらしいけどね。兄がもし、自分達に反抗してたら、それこそ、
『あんなに愛情を注いでやったのに!!』
とか言って被害者面するのが目に見えるよ。
私はもう両親も兄も捨てて、すっかり縁を切っちゃったからね。介護が必要になったら施設に入れて、亡くなるまでの間、多少、経済的に支援するくらいはしてあげてもいいけど、私を、兄のストレス発散のためのサンドバッグ扱いした、スケープゴートにした、私を人間として扱わなかった恨みは、一ミリも忘れてないよ。
『生んでやった』?
『育ててやった』?
自分が実際に子供を生んで育ててるからこそ、そんな戯言に意味がないことを実感したよ。
『子供を甘やかすとつけあがる』
って、それ、自分が甘えたいからそう思うってことだよね? 自分が甘やかされたらつけあがる人間だからこそ、そう思うんでしょ?
『優しくするとつけあがるような奴らを見てきたからそう思うんだ!』
とか言うかもだけど、それ、どんな風に育てられてきたのか、そばで見てきたわけじゃないよね? なんでそんな人間に育っちゃったのか、実際に見てきたわけじゃないよね?
まあ、『甘やかす』と『つけあげる』っていうのは、分からないでもないけどさ。『甘えさせる』ことと『甘やかす』ことの違いを考えれば。
これまでにも何度も言ってきたけど、『甘やかす』ってのは、
『玩具とかお菓子とかなんでもあげるからこっちの言いなりになってね?』
っていうだけのことだからさ。そんなことしてたら、なるほど、
『言うこと聞いてほしいならこっちの言いなりになれ!』
みたいに思われるっていうのは確かにあるよね。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ショタパパ ミハエルくん
京衛武百十
キャラ文芸
蒼井ミハエルは、外見は十一歳くらいの人間にも見えるものの、その正体は、<吸血鬼>である。人間の<ラノベ作家>である蒼井霧雨(あおいきりさめ)との間に子供を成し、幸せな家庭生活を送っていた。
なお、長男と長女はミハエルの形質を受け継いで<ダンピール>として生まれ、次女は蒼井霧雨の形質を受け継いで普通の人間として生まれた。
これは、そういう特殊な家族構成でありつつ、人間と折り合いながら穏当に生きている家族の物語である。
筆者より
ショタパパ ミハエルくん(マイルドバージョン)として連載していたこちらを本編とし、タイトルも変更しました。
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる