上 下
379 / 1,097

だけどこのまま、<言いたいことが言える社会>にしていくっていうなら、『勝手に興奮してんな! キモブタが!!』みたいな言い方されるように

しおりを挟む
だけどこのまま、<言いたいことが言える社会>にしていくっていうなら、

『勝手に興奮してんな! キモブタが!!』

みたいな言い方されるようになっても文句ないよね? だってそれが本音なんだし。マジで生理的に無理な男性から<オカズ>にされてるとか、『ヤりたい』って思われてるとか、冗談抜きに、

<吐き気をもよおすほどの邪悪>

なんだよね。そういうのを正直に口にしてっていいんでしょ? <言いたいことが言える社会>なんだったらさ。

自分だけが一方的に言いたいことを言えて、他人からは気遣ってもらいたいとか、どんだけ甘やかされたいの?

他人に対して言いたいことを言うのなら、自分に対しても言われるのを覚悟しなきゃダメでしょ。

ネットで好き勝手に他人を罵ってるようなのが他人から好感持たれるとか、本気で思ってんの? そんな、

<主人公マンセーのご都合主義な異世界物>

みたいなことが現実にあるとか、まさか本気で信じてる? <主人公マンセーのご都合主義な異世界物>はフィクションだからこそ成立するんだよ? 当たり前じゃん。

あれは、

<そういうのを楽しむフィクション>

なんだからさ。でも、現実にはそんな都合のいい話はないよ? ネットも所詮は<現実の一部>なんだから。

イエスマンだけ周囲にはべらせて自分に都合悪い意見とかは見ないようにすれば、疑似的には再現できるかもしれないけど、それもあくまで<疑似的>であって、フィクションと同じレベルの虚構だからね。

いわゆる、

<信者に囲まれてイキってる奴>

ってのを見てても分かるでしょ? 自分に都合の悪い意見とかには耳を貸さない、目に入らないようにしてるから、いい気分になれてるだけだって。

たまに自分に批判的なコメントとかが届いちゃったら、ブチ切れてたりするでしょ?

自分が<信者>とか<取り巻き>以外の人達からどう思われてるかっていう<現実>から目を背けてるから楽しそうにできてるだけだってのがさ。

本当に<言いたいことが言える社会>ってのになったら、自分も、否が応でも他人の本音に曝されることになるんだよ。

ネットで憂さ晴らしするしかないようなのが他人からどう思われてるか、その本当の本音を、ネット越しじゃなく普段の日常で直接言われるようになるんだよ?

本気でそんな社会になってほしいと思ってんの?

自分が、他人から本当の本音をぶつけられたくないと思うなら、他人に対してもぶつけちゃいけないでしょ。

その当たり前のことを、親から教わってきてないの?

確かに、私の親はそんなこと教えてくれなかったけどさ。

だから私の兄は、まるっきり両親のコピーみたいなのになっちゃったんだよね。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

【完結】復讐は計画的に~不貞の子を身籠った彼女と殿下の子を身籠った私

紅位碧子 kurenaiaoko
恋愛
公爵令嬢であるミリアは、スイッチ国王太子であるウィリアムズ殿下と婚約していた。 10年に及ぶ王太子妃教育も終え、学園卒業と同時に結婚予定であったが、卒業パーティーで婚約破棄を言い渡されてしまう。 婚約者の彼の隣にいたのは、同じ公爵令嬢であるマーガレット様。 その場で、マーガレット様との婚約と、マーガレット様が懐妊したことが公表される。 それだけでも驚くミリアだったが、追い討ちをかけるように不貞の疑いまでかけられてしまいーーーー? 【作者よりみなさまへ】 *誤字脱字多数あるかと思います。 *初心者につき表現稚拙ですので温かく見守ってくださいませ *ゆるふわ設定です

[R18] 激しめエロつめあわせ♡

ねねこ
恋愛
短編のエロを色々と。 激しくて濃厚なの多め♡ 苦手な人はお気をつけくださいませ♡

♡蜜壺に指を滑り込ませて蜜をクチュクチュ♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート♡年末まで毎日5本投稿中!!

断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた

兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。

ショタパパ ミハエルくん

京衛武百十
キャラ文芸
蒼井ミハエルは、外見は十一歳くらいの人間にも見えるものの、その正体は、<吸血鬼>である。人間の<ラノベ作家>である蒼井霧雨(あおいきりさめ)との間に子供を成し、幸せな家庭生活を送っていた。 なお、長男と長女はミハエルの形質を受け継いで<ダンピール>として生まれ、次女は蒼井霧雨の形質を受け継いで普通の人間として生まれた。 これは、そういう特殊な家族構成でありつつ、人間と折り合いながら穏当に生きている家族の物語である。     筆者より  ショタパパ ミハエルくん(マイルドバージョン)として連載していたこちらを本編とし、タイトルも変更しました。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

処理中です...