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私はさ、本質的には、<自分にとって大切な人以外はどうなろうが知ったこっちゃない鬼畜外道>なんだよ。<サイコパス>だか<ソシオパス>だか

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私はさ、本質的には、

<自分にとって大切な人以外はどうなろうが知ったこっちゃない鬼畜外道>

なんだよ。<サイコパス>だか<ソシオパス>だか、別にそれはどっちでもいいけど、そう思われるならその通りだと思う。

『お前みたいな奴は社会の害悪だ! 死ね!』

って言うのもいるかもしれないけど、実際に事を起こしたわけでもない、自分に何か実害を与えたわけでもない相手の<死>を願えるような人間なんて、はっきり言って<私の同類>としか思わないよ?

『自分にとって気に入らない人間、都合の悪い人間はすべて死ね!』

みたいに考えられる人間なんて、どこが『まとも』なの? 

だってそうじゃん。私が死ねば、私の子供達がどう感じる? 悲しむんじゃないかな。苦しむんじゃないかな。そういうことも考慮せずに『死ね!』とか、まともな想像力や共感性を持つ人間だったら言わないと思うけど? 違う?

しかも、そんなことを考えてるのが育った家庭に何か問題があったとしたら、やっぱ、

『家庭に問題があったからそんな人間に育った』

ってことだよね?

てか、まず第一に、

『なんでそんな考え方になっちゃったの?』

というのを考えてみようよ。いったい、どこから、どうやって、そんな考え方を身に付けたの? 学んだの? 誰から?

さあ、考えてみましょう。

どうしてそうなっちゃったんでしょうか?

個人の資質だけでそうなるなら、それを抑えられるようにもならないし、私が私自身の本性を『好ましくないもの』とは認識できないと思うんだけどな。

と言うか、そういう考えの人は、全員、事件を起こしてるはずだよね? 資質だけで決まるなら。

でも実際にはそうじゃない。じゃあ、どうしてそんなこと言いながらでも、とりあえず事件を起こさずに済んでるのがいるの? 口ではそう言ってても実行したらマズいっで知ってるからじゃないの? じゃあやっぱり、資質だけで決まるわけじゃないじゃん。

『まとも』じゃなくてもまともじゃないなりになんとか社会と折り合いを付けようとはしてるんじゃん。

『社会と折り合いを付けた方がいい』と何らかの形で学んだからでしょ?

じゃあそっからさらに進んで、『社会と折り合いを付けた方がいい』と何らかの形で学んだのに事件を起こしちゃうのはなぜ? それまでは抑えられてたものが抑えられなくなったのはなぜ? なにか<きっかけ>があったからじゃないの?

私は、何度も、

『子供は、親の真似してほしくない部分ことを真似ることが多い』

って言ってきたけど、だとすると、私の子供達も私の<好ましくない部分>を真似してしまう可能性はある。

だからこそ、もし、そういう部分を真似してしまったとしても自分を抑えられる方法についても学んでもらわなきゃいけないんだよ。

『どうせ誰かが教えてくれる』なんて、他人任せにはしないの。

それと同時に、<きっかけ>を作らないようにも努力してんの。

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