327 / 1,095
私は、子供達の存在そのものを否定はしないけど、だからって、行為のすべてを認めることはない。特に、他人を傷付けようとするような
しおりを挟む
『自分が同じ目に遭う覚悟さえあれば、死ぬまで他人を追い詰めてもいい』とか考えてる人も中にはいるみたいだけど、別に、考えてるだけなら好きにしてていいと思うけど、そういう人は、それによって巻き込まれる他の人達は同じ考えをしてるわけじゃないっていう現実を無視してるよね。家族の中だけに限ってさえ、そんなことに巻き込まないでって考えてるのはいるんじゃないの?
死ぬまで他人を追い詰めて実際にその人が死んだりしたら自分が世間からどんな風に言われるか、そしてそれ以上に、自分の周りの人間がどんだけ迷惑を被るか、考えたことがあるんだろうか。
私は、もし自分の子供達が他人を死ぬまで追い詰めたりしたら、当然、許さないよ。罵ったり折檻したりというのはないにしても、その行為そのものを認めることはない。
私は、子供達の存在そのものを否定はしないけど、だからって、行為のすべてを認めることはない。特に、他人を傷付けようとするような行為については認めない。許さない。
『自分が、他人から死ぬまで追い詰められる覚悟を持っているから、許せない相手は死ぬまで追い詰めていい』
なんて理屈で許すことはない。
私自身は、勝手にこの世に送り出した責任があるからまだ腹も括れるけど、他の子達がそんなことに巻き込まれるのを認めることはできない。『一人っ子だったらいいんじゃないか?』とか、そんな寝言は関係ない。家族同然の付き合いがあるさくらの家庭までまず間違いなく巻き込まれるからね。
自分だけ『覚悟を持ってるから』で自分の自己満足の巻き添えにしてもいいというのなら、それは間違いなく、
『自分さえ良ければ』
って考え方だよね。
まあ、
『何の自己満足に周囲を巻き込む』
ってことについては、それ自体はよくあることだと思うし、実際、私だってダンナと一緒になって子供達を生むことを決めたのは自己満足以外の何物でもないけど、少なくともそれは、誰かの命を奪おうとするようなものじゃない。
誰かを傷付けるためにしたわけじゃない。
となればなおさら、私の子供達が誰かを傷付けようとするのを認めるわけにはいかないな。
私は、誰かを死ぬまで追い詰めさせるために子供達を生んだんじゃないんだ。
<自己満足>、大いに結構。だけどね、
<死ぬまで追い詰める行為>
なんてのは、ただの自己満足程度で正当化されるような話じゃないっていうだけのことだよ。
ましてや、『気に入らない』なんていう身勝手な理屈で他人の命をないがしろにするとか、そんなことを認めてて、平穏なんか掴めるわけないじゃん。
死ぬまで他人を追い詰めて実際にその人が死んだりしたら自分が世間からどんな風に言われるか、そしてそれ以上に、自分の周りの人間がどんだけ迷惑を被るか、考えたことがあるんだろうか。
私は、もし自分の子供達が他人を死ぬまで追い詰めたりしたら、当然、許さないよ。罵ったり折檻したりというのはないにしても、その行為そのものを認めることはない。
私は、子供達の存在そのものを否定はしないけど、だからって、行為のすべてを認めることはない。特に、他人を傷付けようとするような行為については認めない。許さない。
『自分が、他人から死ぬまで追い詰められる覚悟を持っているから、許せない相手は死ぬまで追い詰めていい』
なんて理屈で許すことはない。
私自身は、勝手にこの世に送り出した責任があるからまだ腹も括れるけど、他の子達がそんなことに巻き込まれるのを認めることはできない。『一人っ子だったらいいんじゃないか?』とか、そんな寝言は関係ない。家族同然の付き合いがあるさくらの家庭までまず間違いなく巻き込まれるからね。
自分だけ『覚悟を持ってるから』で自分の自己満足の巻き添えにしてもいいというのなら、それは間違いなく、
『自分さえ良ければ』
って考え方だよね。
まあ、
『何の自己満足に周囲を巻き込む』
ってことについては、それ自体はよくあることだと思うし、実際、私だってダンナと一緒になって子供達を生むことを決めたのは自己満足以外の何物でもないけど、少なくともそれは、誰かの命を奪おうとするようなものじゃない。
誰かを傷付けるためにしたわけじゃない。
となればなおさら、私の子供達が誰かを傷付けようとするのを認めるわけにはいかないな。
私は、誰かを死ぬまで追い詰めさせるために子供達を生んだんじゃないんだ。
<自己満足>、大いに結構。だけどね、
<死ぬまで追い詰める行為>
なんてのは、ただの自己満足程度で正当化されるような話じゃないっていうだけのことだよ。
ましてや、『気に入らない』なんていう身勝手な理屈で他人の命をないがしろにするとか、そんなことを認めてて、平穏なんか掴めるわけないじゃん。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
婚約破棄とか言って早々に私の荷物をまとめて実家に送りつけているけど、その中にあなたが明日国王に謁見する時に必要な書類も混じっているのですが
マリー
恋愛
寝食を忘れるほど研究にのめり込む婚約者に惹かれてかいがいしく食事の準備や仕事の手伝いをしていたのに、ある日帰ったら「母親みたいに世話を焼いてくるお前にはうんざりだ!荷物をまとめておいてやったから明日の朝一番で出て行け!」ですって?
まあ、癇癪を起こすのはいいですけれど(よくはない)あなたがまとめてうちの実家に郵送したっていうその荷物の中、送っちゃいけないもの入ってましたよ?
※またも小説の練習で書いてみました。よろしくお願いします。
※すみません、婚約破棄タグを使っていましたが、書いてるうちに内容にそぐわないことに気づいたのでちょっと変えました。果たして婚約破棄するのかしないのか?を楽しんでいただく話になりそうです。正当派の婚約破棄ものにはならないと思います。期待して読んでくださった方申し訳ございません。
【完結】復讐は計画的に~不貞の子を身籠った彼女と殿下の子を身籠った私
紅位碧子 kurenaiaoko
恋愛
公爵令嬢であるミリアは、スイッチ国王太子であるウィリアムズ殿下と婚約していた。
10年に及ぶ王太子妃教育も終え、学園卒業と同時に結婚予定であったが、卒業パーティーで婚約破棄を言い渡されてしまう。
婚約者の彼の隣にいたのは、同じ公爵令嬢であるマーガレット様。
その場で、マーガレット様との婚約と、マーガレット様が懐妊したことが公表される。
それだけでも驚くミリアだったが、追い討ちをかけるように不貞の疑いまでかけられてしまいーーーー?
【作者よりみなさまへ】
*誤字脱字多数あるかと思います。
*初心者につき表現稚拙ですので温かく見守ってくださいませ
*ゆるふわ設定です
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる