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苦しいこと辛いことがあった時点で、それ自体がすでに本人にとっての<報い>になってるんだから、そこに、『自業自得だ!』『因果応報だ!』なんて

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あれ? 最初の思い付きでは、主人公は辛うじてハーレムを築くんだけど、妻の一人から『平等に愛してもらえてない!』と訴えられて逮捕されて、

『もう二度と<惑星トゥルー・ハーレム>に立ち入らない』

という条件を承諾することで罪を免れて逃げ出し、

『くそっ! ひでぇ目にあったぜ!』

って毒吐く結末にするはずだったんだけど、どうしてこうなった?

まあいいや。まだプロットだからね。実際に書き始めたらまた変わったりするでしょ。

これはあれだな。私自身が、<自業自得><因果応報>って言葉が好きじゃないってのが無意識に働いたかな。

<自業自得><因果応報>ってのは、あくまで、何か苦しいこと辛いことが起こった時に、自分自身を納得させるために使う考え方であって、決して、他人が、

『自業自得だ!』

『因果応報だ!』

と責めたり嘲笑ったりするために使うものじゃないと思ってる。

そうやって責めることが<報い>になると考えてるのかもしれないけど、苦しいこと辛いことがあった時点で、それ自体がすでに本人にとっての<報い>になってるんだから、そこに、『自業自得だ!』『因果応報だ!』なんてのは、それを言う側のただの<ストレス転嫁>でしかないじゃん。

『落ちた犬は叩け』

の理屈なのかもしれないとしても、やらかした本人が反省し悔い改めるかどうかはどこまでいっても本人の問題。そこで反省せず、悔い改めず、自身の行いが適切だったかどうかを振り返ることなく、なおもやらかし続けさらに不幸になっていくとしても、それは本人の問題じゃん。他人が口出しすることじゃないよ。

てか、そこで口出ししたところで改まったりしないってのは、ネット上で、自分が他人を罵ったり嘲ったりしてる行為を誰かから諌められたって、改めもしなけりゃ反省もしないんでしょ? それと同じことだよ。

『叩けば反省する』

『叩くことが戒めになる』

なんて、自分が他人から諌められて素直に反省できるかどうか考えたらどれだけいい加減な考え方か分かるじゃん。

ここまで言われたって他人を罵るのをやめないんでしょ? 嘲るのをやめないんでしょ? だったら他人も自分と同じかもしれないとなぜ考えられないの?

叩かれたってやめないし反省なんてしないし、やめたように見えたって別のところで同じようなことをするだけだとなぜ思わないの?

それどころか、余計に意固地になることだって多いよね? なのに、どうして『効果がある』と考えられるの?

そうやって叩かれた結果、<事件>に至った例もこれまで何度もあったじゃん。なのにどうしてその<最悪の事態>から目を背けるの?

『自分は絶対に事故は起こさない』って考えと同じで、『自分が関わった件でそんなことは起こるわけない』とでも思ってんの?

そんな保障、あるわけないじゃん。

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