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『潰す』とか、完全にまともな発想じゃない。相手を<人間>と見做してない輩の発想だよ。そんなのが当たり前にうろついてる世の中が

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『他人を潰す権利とかあったらおかしいよ』

ホントにこの通りだと思う。

創作者さんもそうだし、芸能人とかもそうだよね。『潰す』とか、完全にまともな発想じゃない。相手を<人間>と見做してない輩の発想だよ。

そんなのが当たり前にうろついてる世の中が、<生き易い世の中>だっての?

私にはとてもそうは思えないけど?

気に入らない相手を潰していいってのがもし本当なら、自分が潰されるのも覚悟しなきゃいけないじゃん。てか、<イジメられる側>なんてまさにこれでしょ?

『気に入らないからイジメ潰す』

って考えてるのが加害者なんじゃないの? 自分が嫌な思いをすることを是認するとか、正気の沙汰とは思えないんだけどな。

今まで私の言ってきたことを冷静に見たら、

『自分が誰かから傷付けられることが是認されるような世の中なんて嫌でしょ?』

ってだけのことなんだよね。

『自分が誰かから傷付けられることを肯定したくない、是認されたくない』

『だから誰かを傷付けようとは思わない』

って、それだけの話なんだよ。

たとえ相手が誰でもね。

『相手が誰だろうと傷付けちゃいけないんだから、当然、自分が誰かから傷付けられるいわれもない』

それの何がダメなの?

これは、自分が<ドクズ>かどうかなんて関係なしでそうでしょ? ドクズだって傷付けられて嬉しいわけないじゃん。

善人とか聖人とかも関係ないよ。

で、誰かを傷付けようとするなら、自分も誰かから傷付けられても当然だよね。

ってだけのこと。

なのに、

『自分は誰かを傷付けても構わないけど、他人が自分を傷付けようとするのは許せない』

とか、なんでそんなことが認められると思えんの?

『傷付けられたくないなら、自分も誰かを傷付けちゃダメ』

って、子供でも分かる理屈じゃん。

それを、『創作者だからいい』とか『芸能人だからいい』とかなんて、いつまでそんな幻想を信じんの? 相手は人間なんだよ? 人間。

『自分は誰かを傷付けても構わないけど、他人が自分を傷付けようとするのは許せない』なんてことを考えてるうちは、世の中なんて良くなるわけじゃん。悪くなることはあってもね。

だって、

『他人がそんな風に思ってるなら、自分も』

って考えるのが大多数でしょ?

私はスルーすることを覚えたけど、ほとんどの人はできないんじゃないの?

で、私はスルーすることを覚えたついでに、

『自分が傷付けられたくないんだから他人のことも傷付けないように気を付けなくちゃ』

って考えただけ。

もし、私の言ってることで『傷付いた』って思う人がいるなら、こんだけ言葉を選ぶように気を付けててもそれだって言うなら、それこそ、罵詈雑言とか蔑称とかダメでしょ。

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