私が異世界物を書く理由

京衛武百十

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自分だけが一方的に我慢させられるのは嫌だよね。だから反撃したくもなるよね。でもさあ、相手が食って掛ってきたからって

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ホントにさ、他人が何かやらかして、それを誰かの所為にしてたら、

『他人の所為にするな!!』

って吠えるクセに、自分が他人を攻撃する時には、

『叩かれる原因を作る方が悪い!!』

って、<他人の所為>にするのは何なの? それがおかしいって親は教えてくれなかったの?

私は自分の子供達に教えてるよ? だから私の子供達は、そんな風に他人を攻撃はしない。

もっとも、それは、何か不平不満があるなら私がまず聞いてるからっていうのもあるだろうけどさ。

他人を攻撃しまくってる人の親って、そういう風に子供の不平不満に耳を傾けたりとかしたのかなあ?

っていつも思うよ。

そうだよね。自分だけが一方的に我慢させられるのは嫌だよね。だから反撃したくもなるよね。

でもさあ、相手が食って掛ってきたからって自分も誰かを攻撃してたんじゃ、

『他人の所為にするな!!』

って言葉は使えないよねえ?

自分が他人の所為にしてそんなことしてるんだからさ。

そして、

『親の所為にするな!!』

って言うんだったら、親が、他人から攻撃された時の対処法を教えてくれなかったからって、そのせいにしてちゃダメだよねえ?

で、他人の所為にも親の所為にもできないとなったら、今度は、

『言いたいことも言えない世の中とかおかしい!!』

って?

自分の気に入らない相手が『言いたいことを言った』ら、メチャクチャ攻撃するのに? 

自分は言いたいことを言うのは許されて、自分の気に入らない相手が言いたいことを言うのは許さないって?

これも何度も言うけど、そんなムシのいい話は通じないっていい加減に学ぼうよ。

『自分は客なんだから何を言ってもいい!!』

なんてのも、ただの幻想だって。

いい年した大人だったら、『そうじゃない』って、親に教わってなくても気付こうよ。

『親に教わってないから分からない』って言うなら、それは<親の所為>にしてるよ。

で、もし、『親の所為だ!!』って言いたいなら、それは自分の親に言うべきことであって、他人に八つ当たりはやめようよ。ホントに。

な~んて、これもここまでに何度も言ってきたことだよね。

だけどさ、やっぱり私はそれ、大事なことだと思うんだ。

何度でも何度でも確認しなきゃいけないと思ってる。

私はそれをしてるから、子供達と向き合うことができてるんだよ。

人間としてこの世で生きる上で必要なことのはずなんだ。

『そんなこといちいち考えるとかメンドクサイ』

とか、<ストレス耐性>があるんなら、その程度の<メンドクサイこと>ぐらい耐えれるんじゃないの?

面倒臭くても大事なことのはずなんだよ。

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