私が異世界物を書く理由

京衛武百十

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なんて言うかさ、<ハラスメント>とか<性的なんちゃら>とか、そういう単語で括ってどうこうっていうの、ホント、『どうでもいい』って私は思う

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なんて言うかさ、<ハラスメント>とか<性的なんちゃら>とか、そういう単語で括ってどうこうっていうの、ホント、『どうでもいい』って私は思う。

問題なのは、

『理由さえあれば誰かを攻撃していい』

っていう発想そのものだと思うからさ。

パワハラとかDVとかイジメとかはまさしく<分かりやすい典型例>だとは思うんだけど、逆にさ、『性的だ!』とかなんとか言って自分の気に入らないものを攻撃するのも、パワハラとかDVとかイジメのそれと本質はまったく同じだよね。

<『理由さえあれば誰かを攻撃していい』っていう発想>

だからさ。

相手を罵ったり蔑んだり嘲ったりする意図が込められてたら、それは<批判>じゃないよ。ただの<侮辱>であり<侮蔑>だ。ましてや、

『叩き潰せばいい』

とか、

『自殺するまで追い込めばいい』

とか、いや、マジでヤバいとしか思わない。『批判される覚悟を持ってる』とかなんとか、そんな話とは違うから。マジで意味分かんない。完全に、

<テロリストや暴徒の発想>

じゃん。

<人の心>がなさすぎだって。

何でそんなのに育っちゃったの? って思うよ。

私は、自分の子供達がそんなこと言い出したらほっとかないよ。

まあもっとも、私の子供達はそんなことを言う必要もなんだけどさ。少なくとも、他人に対しては言わない。世間に発信はしない。

私がその気持ちを受け止めるから。

他人に危害を加えようなんて考えの人間が、他人に攻撃性を向けるのを是とする人間が、信用されるわけないじゃん。だって、その攻撃性が、いつ、自分に向かうか、分かったもんじゃないしさ。

テロリストや暴徒が世間からどう思われてるか、知らないわけでもないよね?

それを是認するのは、同じ<テロリスト>や<暴徒>だけだと思うけど?

とは言え、私が何を言っても届かないだろうなってのも分かってるよ。だって私は、それを言ってる人から信頼されてないし。

何度も言うけどさ、人間、自分が信頼してもいない相手の言葉なんて、普通はまともに耳も貸してくれないよ?

でもそれはつまり、

『叩き潰せばいい』

とか、

『自殺するまで追い込めばいい』

とか、言ってる人の言葉も届かないってこと。

分かる? 信頼されてないから。

<仲間内>じゃ喝采を浴びることもあるかもだけど、<同類>からは賞賛されたりするかもだけど、それって所詮は、

<井の中の蛙>

なんだ。

自分と同じ考えを持ってる仲間内だけでいくら盛り上がってても、その枠の外では通用しないし、ただの<テロリスト>や<暴徒>の類としか思われないよ?

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