126 / 1,095
どうするのが相手を敬うことに
しおりを挟む
え?
『相手を敬うとか、どうすりゃいいんだ!?』
って?
あ~、それを言うって時点で、親にちゃんと教わってないってのが丸分かりじゃん。まあ、親自身、知らないのかもしれないけどさ。
でも、
『どうするのが相手を敬うことになるのか知らない』
ってのは、正直、結構ヤバいことだと思う。だって、人間関係を円滑にするための基本中の基本の一つだよ? それを教わってないってこと?
なんて、私も実は、両親からは教わってないけどさ。
私の場合は、<小説>かな。結局、人間として大事なことのほとんどは、小説から教わったんだよね。
もちろん、小説に書かれてたことが現実にそのまま当てはまるわけじゃないから、その辺りについては、実際の事例とすり合わせて確認してきた。そこは、私の担当編集がいてくれたことがすごく助かったな。
彼女は、『相手を敬う』ってことを自分の両親から教わってきてたからね。だから彼女の在り方が、私が小説から学んだことを現実に当てはめる際に役立ったんだよ。
だから私は、ロクでもない人間でありながら、ギリギリのところで踏みとどまってこれた。
それができたのは、私一人の力じゃない。私にたくさんのことを教えてくれた小説を書いてくださった先生方と、その作品を世に送り出してくれた編集や出版社の人達と、今も私の担当編集をしてくれてる彼女のおかげなんだ。それがなかったら、私は今頃、両親や兄と流血の事態に陥ってたかもしれない。
それくらい、私は両親や兄のことを嫌ってるし恨んでる。
だってそうでしょ? 自分の娘を、息子のサンドバッグにしようと、性処理の道具にしようとか考える人達だよ。そして兄は、実際に私をサンドバッグにしてきた。
これで嫌うな恨むなって方が普通じゃないでしょ?
まあ、幸い、<性処理の道具>にまではされなかったからまだギリギリ正気を保ってられたけどさ。あれでそこまでされてたら、私はとっくに何か事件を起こしてたと思う。夜中に包丁で兄と両親を殺して回ったりとかね。
だからこそ私は、
<子供に厳しく自分に甘い親>
でありたくないんだよ。あの人達とは同じでいたくないんだ。
自分の子供に、
『相手を敬うというのはどういうことか?』
っていうのを教えもしないで<立派な親>ぶってるあの人達みたいに、
『子供が成人したら自分は責任を免れる』
って考えてるようなのにはなりたくないんだ。
私のことをスケープゴートにしておきながら、それで私が恨んで復讐しようとしたら間違いなく、
『ちゃんと大人になるまで育ててやったのに!』
的に<被害者面>するのが分かるあの人達のことは、反面教師にしたいんだよ。
『相手を敬うとか、どうすりゃいいんだ!?』
って?
あ~、それを言うって時点で、親にちゃんと教わってないってのが丸分かりじゃん。まあ、親自身、知らないのかもしれないけどさ。
でも、
『どうするのが相手を敬うことになるのか知らない』
ってのは、正直、結構ヤバいことだと思う。だって、人間関係を円滑にするための基本中の基本の一つだよ? それを教わってないってこと?
なんて、私も実は、両親からは教わってないけどさ。
私の場合は、<小説>かな。結局、人間として大事なことのほとんどは、小説から教わったんだよね。
もちろん、小説に書かれてたことが現実にそのまま当てはまるわけじゃないから、その辺りについては、実際の事例とすり合わせて確認してきた。そこは、私の担当編集がいてくれたことがすごく助かったな。
彼女は、『相手を敬う』ってことを自分の両親から教わってきてたからね。だから彼女の在り方が、私が小説から学んだことを現実に当てはめる際に役立ったんだよ。
だから私は、ロクでもない人間でありながら、ギリギリのところで踏みとどまってこれた。
それができたのは、私一人の力じゃない。私にたくさんのことを教えてくれた小説を書いてくださった先生方と、その作品を世に送り出してくれた編集や出版社の人達と、今も私の担当編集をしてくれてる彼女のおかげなんだ。それがなかったら、私は今頃、両親や兄と流血の事態に陥ってたかもしれない。
それくらい、私は両親や兄のことを嫌ってるし恨んでる。
だってそうでしょ? 自分の娘を、息子のサンドバッグにしようと、性処理の道具にしようとか考える人達だよ。そして兄は、実際に私をサンドバッグにしてきた。
これで嫌うな恨むなって方が普通じゃないでしょ?
まあ、幸い、<性処理の道具>にまではされなかったからまだギリギリ正気を保ってられたけどさ。あれでそこまでされてたら、私はとっくに何か事件を起こしてたと思う。夜中に包丁で兄と両親を殺して回ったりとかね。
だからこそ私は、
<子供に厳しく自分に甘い親>
でありたくないんだよ。あの人達とは同じでいたくないんだ。
自分の子供に、
『相手を敬うというのはどういうことか?』
っていうのを教えもしないで<立派な親>ぶってるあの人達みたいに、
『子供が成人したら自分は責任を免れる』
って考えてるようなのにはなりたくないんだ。
私のことをスケープゴートにしておきながら、それで私が恨んで復讐しようとしたら間違いなく、
『ちゃんと大人になるまで育ててやったのに!』
的に<被害者面>するのが分かるあの人達のことは、反面教師にしたいんだよ。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
婚約破棄とか言って早々に私の荷物をまとめて実家に送りつけているけど、その中にあなたが明日国王に謁見する時に必要な書類も混じっているのですが
マリー
恋愛
寝食を忘れるほど研究にのめり込む婚約者に惹かれてかいがいしく食事の準備や仕事の手伝いをしていたのに、ある日帰ったら「母親みたいに世話を焼いてくるお前にはうんざりだ!荷物をまとめておいてやったから明日の朝一番で出て行け!」ですって?
まあ、癇癪を起こすのはいいですけれど(よくはない)あなたがまとめてうちの実家に郵送したっていうその荷物の中、送っちゃいけないもの入ってましたよ?
※またも小説の練習で書いてみました。よろしくお願いします。
※すみません、婚約破棄タグを使っていましたが、書いてるうちに内容にそぐわないことに気づいたのでちょっと変えました。果たして婚約破棄するのかしないのか?を楽しんでいただく話になりそうです。正当派の婚約破棄ものにはならないと思います。期待して読んでくださった方申し訳ございません。
【完結】復讐は計画的に~不貞の子を身籠った彼女と殿下の子を身籠った私
紅位碧子 kurenaiaoko
恋愛
公爵令嬢であるミリアは、スイッチ国王太子であるウィリアムズ殿下と婚約していた。
10年に及ぶ王太子妃教育も終え、学園卒業と同時に結婚予定であったが、卒業パーティーで婚約破棄を言い渡されてしまう。
婚約者の彼の隣にいたのは、同じ公爵令嬢であるマーガレット様。
その場で、マーガレット様との婚約と、マーガレット様が懐妊したことが公表される。
それだけでも驚くミリアだったが、追い討ちをかけるように不貞の疑いまでかけられてしまいーーーー?
【作者よりみなさまへ】
*誤字脱字多数あるかと思います。
*初心者につき表現稚拙ですので温かく見守ってくださいませ
*ゆるふわ設定です
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる