67 / 1,095
私の方ははっきり言って
しおりを挟む
正直、うちは、資産運用で不労所得を得てるダンナが八割くらい子供達の相手をしてくれてるから、私の方ははっきり言って<手抜き育児>だと思う。
だから、
『仕事と育児のどっちが大変?』
みたいな話は最初からしない。
だいたい、それを言い出したら、
『私はいくつものボツを出しながらも頑張って仕事してる』
のと、
『ダンナは資産運用による不労所得で私の数倍稼いでる』
のと、どっちが偉い?みたいな話のような気がするし。
『大変だから偉い』
ワケじゃないでしょ?
私にできないことをやってのけるダンナのことを私は尊敬してるし、ダンナも、自分にできないことをやってる私のことはちゃんと評価してくれてるよ。
『どっちが大変か』
とか、
『どっちが偉いか』
なんて、私達にとってはどうでもいいんだ。
だから私の書く作品には、
『どっちが偉い』
という結論は基本的に出てこない。誰かを持ち上げるようにすれば、そのキャラに対して自己投影してる人にはウケるかもだけど、私はそれはしたくない。
まあ、だから人気が出ないんだろうけどさ。
多数派…というのはちょっと違うかな。たぶん、
<声の大きい人達>
と言った方が近いんだろうな。そういう人達に迎合した方が人気は出るのかもしれない。でもさ、私は、<創作>はしても、
<自分の根幹部分の切り売り>
はしたくないんだ。それをしたら私は、私でいられなくなる。ただの、
<商品を作り出す機械>
になってしまう気がする。
出版社からすれば<作家>なんて、
<使い捨ての道具>
でしかないだろうから作者の、
<人として譲れないもの>
なんて知ったこっちゃないんだろうけど、でもさ、最初の子を妊娠中にあんまりにも辛くて頭が動かなくて<ウケの良さそうな要素>をただ突っ込んで書いたら、ファンの人から、
『ゴーストライターが書いたんですか!?』
『先生の良さがまったくなくなってました、残念です!』
みたいな意見がドッと届いたそうだ。
だからさ、私みたいな変な作家でも、一部の人達には需要があるっていうのが分かる。
私は、<読者の声>は聞かないけど、だからって私の作品みたいのを好きだと言ってくれる人達を見捨てて、<一般ウケ>に走りたいとも思わないんだ。
ただ同時に、
<私が書きたいと思うもの>
<私に書けるもの>
が読者と噛み合わなくなってきたら、それはもう諦めるしかないとは思ってるけどさ。
『私の作品を面白いと思わない読者が悪い!』
とは言いたくないんだよ。
それと同時に、私は、
『だから男は!』
『だから女は!』
って言う人達に迎合する気もないんだ。
私の<母親>は子供の目から見て<一ミリも尊敬できない女>だったけど、でもね、私のダンナをこの世に送り出してくれて育ててくれたダンナのお母さんには感謝したいんだ。
だから、
『仕事と育児のどっちが大変?』
みたいな話は最初からしない。
だいたい、それを言い出したら、
『私はいくつものボツを出しながらも頑張って仕事してる』
のと、
『ダンナは資産運用による不労所得で私の数倍稼いでる』
のと、どっちが偉い?みたいな話のような気がするし。
『大変だから偉い』
ワケじゃないでしょ?
私にできないことをやってのけるダンナのことを私は尊敬してるし、ダンナも、自分にできないことをやってる私のことはちゃんと評価してくれてるよ。
『どっちが大変か』
とか、
『どっちが偉いか』
なんて、私達にとってはどうでもいいんだ。
だから私の書く作品には、
『どっちが偉い』
という結論は基本的に出てこない。誰かを持ち上げるようにすれば、そのキャラに対して自己投影してる人にはウケるかもだけど、私はそれはしたくない。
まあ、だから人気が出ないんだろうけどさ。
多数派…というのはちょっと違うかな。たぶん、
<声の大きい人達>
と言った方が近いんだろうな。そういう人達に迎合した方が人気は出るのかもしれない。でもさ、私は、<創作>はしても、
<自分の根幹部分の切り売り>
はしたくないんだ。それをしたら私は、私でいられなくなる。ただの、
<商品を作り出す機械>
になってしまう気がする。
出版社からすれば<作家>なんて、
<使い捨ての道具>
でしかないだろうから作者の、
<人として譲れないもの>
なんて知ったこっちゃないんだろうけど、でもさ、最初の子を妊娠中にあんまりにも辛くて頭が動かなくて<ウケの良さそうな要素>をただ突っ込んで書いたら、ファンの人から、
『ゴーストライターが書いたんですか!?』
『先生の良さがまったくなくなってました、残念です!』
みたいな意見がドッと届いたそうだ。
だからさ、私みたいな変な作家でも、一部の人達には需要があるっていうのが分かる。
私は、<読者の声>は聞かないけど、だからって私の作品みたいのを好きだと言ってくれる人達を見捨てて、<一般ウケ>に走りたいとも思わないんだ。
ただ同時に、
<私が書きたいと思うもの>
<私に書けるもの>
が読者と噛み合わなくなってきたら、それはもう諦めるしかないとは思ってるけどさ。
『私の作品を面白いと思わない読者が悪い!』
とは言いたくないんだよ。
それと同時に、私は、
『だから男は!』
『だから女は!』
って言う人達に迎合する気もないんだ。
私の<母親>は子供の目から見て<一ミリも尊敬できない女>だったけど、でもね、私のダンナをこの世に送り出してくれて育ててくれたダンナのお母さんには感謝したいんだ。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
婚約破棄とか言って早々に私の荷物をまとめて実家に送りつけているけど、その中にあなたが明日国王に謁見する時に必要な書類も混じっているのですが
マリー
恋愛
寝食を忘れるほど研究にのめり込む婚約者に惹かれてかいがいしく食事の準備や仕事の手伝いをしていたのに、ある日帰ったら「母親みたいに世話を焼いてくるお前にはうんざりだ!荷物をまとめておいてやったから明日の朝一番で出て行け!」ですって?
まあ、癇癪を起こすのはいいですけれど(よくはない)あなたがまとめてうちの実家に郵送したっていうその荷物の中、送っちゃいけないもの入ってましたよ?
※またも小説の練習で書いてみました。よろしくお願いします。
※すみません、婚約破棄タグを使っていましたが、書いてるうちに内容にそぐわないことに気づいたのでちょっと変えました。果たして婚約破棄するのかしないのか?を楽しんでいただく話になりそうです。正当派の婚約破棄ものにはならないと思います。期待して読んでくださった方申し訳ございません。
小児科医、姪を引き取ることになりました。
sao miyui
キャラ文芸
おひさまこどもクリニックで働く小児科医の深沢太陽はある日事故死してしまった妹夫婦の小学1年生の娘日菜を引き取る事になった。
慣れない子育てだけど必死に向き合う太陽となかなか心を開こうとしない日菜の毎日の奮闘を描いたハートフルストーリー。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
【完結】復讐は計画的に~不貞の子を身籠った彼女と殿下の子を身籠った私
紅位碧子 kurenaiaoko
恋愛
公爵令嬢であるミリアは、スイッチ国王太子であるウィリアムズ殿下と婚約していた。
10年に及ぶ王太子妃教育も終え、学園卒業と同時に結婚予定であったが、卒業パーティーで婚約破棄を言い渡されてしまう。
婚約者の彼の隣にいたのは、同じ公爵令嬢であるマーガレット様。
その場で、マーガレット様との婚約と、マーガレット様が懐妊したことが公表される。
それだけでも驚くミリアだったが、追い討ちをかけるように不貞の疑いまでかけられてしまいーーーー?
【作者よりみなさまへ】
*誤字脱字多数あるかと思います。
*初心者につき表現稚拙ですので温かく見守ってくださいませ
*ゆるふわ設定です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる