上 下
26 / 1,109

知ったこっちゃねえ!!

しおりを挟む
『<自称・評論家>が、創作を委縮させていく』

正直、それがあるのは間違いないだろうね。

でもその一方で、

『どんなものを作ったって自分の好みを一方的に押し付けて難癖付けてくる<自称・評論家>がいなくなることは、たぶん、当分の間はない』

というのも事実だと思う。

そんな中でも創作を続けていくなら、これはもう、

『<自称・評論家>の言うことなんざ知ったこっちゃねえ!!』

っていう開き直りも、やっぱり創作側にも求められるんだろうなって思うんだ。

読者や視聴者の言葉に振り回されないタフさがさ。

<面白いものを作り続けていきたい創作者>

の立場では。



それと同時に、読者や視聴者の立場としては、難癖を付ければ付けるほど、作り手側は、

<効率的な金儲け>

に走るんだって思った方がいいと思う。

<アイドルとかをキャスティングした実写化>

とか、それの典型じゃないかな。

『作品の出来なんか関係なく話題になって、しかもアイドルをキャスティングすることで、少なくともそのアイドルのファンは見てくれる。金を出してくれる』

っていう印象はすごくあるんだよね。

私は実写方面の事情については詳しくないからただの想像ではあるけど、<一視聴者が受ける印象>としてはそういうのを感じるし、これだけ実写化が批判されても続けられるってことは、ちゃんと商売として成立するからってのはあるんじゃないの?

たまにどうしようもなく失敗する例もあるにしたって、それでも続くのは、実はそういうのは例外的なケースで、大抵はそこに<利>があるはずなんだよ。

資本主義社会なんだから。

最初からお金にならないのが分かってたらやらないはずなんだ。

<自称・評論家>がいくら『爆死wwwww』だなんだと馬鹿にしてたって、どこかでしっかり利益は出してるんだろうね。

『何作ったって難癖付けてくる奴はいる』

って思ったら、

『金にさえなれば後はどうなろうと知らない』

って考えても何にもおかしくないよ?

難癖付ければ付けるほど、叩けば叩くほど、ね。

それに、『好きなアイドルが出てるから見る』って人に見ることをやめさせることはできないし、そんな権限ないよ? ただの読者とか視聴者にはさ。

好きなアイドルを追っかけるのはその人の自由なんだから。

あくまでアイドルだけを追っかけてる人には、原作のことなんかだいたい興味ないだろうし。

原作ファンは見向きもしなくても、そっちで稼げる。利益は出せる。人気原作ならネームバリューがあって宣伝しやすい。よしんば炎上したってそれ自体が宣伝になる。話題になる。

話題になれば、そこに儲けを生むカラクリが機能する。

そう考えたら、やめる理由がないよね、<実写化>。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

体育教師に目を付けられ、理不尽な体罰を受ける女の子

恩知らずなわんこ
現代文学
入学したばかりの女の子が体育の先生から理不尽な体罰をされてしまうお話です。

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

ぽっちゃりOLが幼馴染みにマッサージと称してエロいことをされる話

よしゆき
恋愛
純粋にマッサージをしてくれていると思っているぽっちゃりOLが、下心しかない幼馴染みにマッサージをしてもらう話。

王女、騎士と結婚させられイかされまくる

ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。 性描写激しめですが、甘々の溺愛です。 ※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。

私に姉など居ませんが?

山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」 「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」 「ありがとう」 私は婚約者スティーブと結婚破棄した。 書類にサインをし、慰謝料も請求した。 「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」

【完結】私は悪い父と母の、娘だった。かつてのお人形は救われたのでしょうか?

BBやっこ
大衆娯楽
以前とガラっと変わった生活。 わたしは、パパとママの隠していたお人形を見た。 店の倉庫、奥の部屋。代わって祭事に出席してあげると、わたしは健康で過ごせるんだって。 お人形を投げて、倒すのもワザワイを払うためでパパとママがやってた。 秘密にしないといけないお人形。悪いものを代わってもらえて、わたしたちは幸せになる。 …そう教わったとおりではなかったと分かったのは成長してからだった。※序盤、むなくそ悪い展開注意

断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた

兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。

婚約破棄とか言って早々に私の荷物をまとめて実家に送りつけているけど、その中にあなたが明日国王に謁見する時に必要な書類も混じっているのですが

マリー
恋愛
寝食を忘れるほど研究にのめり込む婚約者に惹かれてかいがいしく食事の準備や仕事の手伝いをしていたのに、ある日帰ったら「母親みたいに世話を焼いてくるお前にはうんざりだ!荷物をまとめておいてやったから明日の朝一番で出て行け!」ですって? まあ、癇癪を起こすのはいいですけれど(よくはない)あなたがまとめてうちの実家に郵送したっていうその荷物の中、送っちゃいけないもの入ってましたよ? ※またも小説の練習で書いてみました。よろしくお願いします。 ※すみません、婚約破棄タグを使っていましたが、書いてるうちに内容にそぐわないことに気づいたのでちょっと変えました。果たして婚約破棄するのかしないのか?を楽しんでいただく話になりそうです。正当派の婚約破棄ものにはならないと思います。期待して読んでくださった方申し訳ございません。

処理中です...