私が異世界物を書く理由

京衛武百十

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人魚姫とサメの騎士

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んで、さらに。



『人魚は女性しかいない。ただし外見のみ』

『人魚は雌雄同体。精子嚢を取り出しパートナーに受け渡すことで授精、妊娠する。胎生』

『人(魚)とは呼ばれるものの<魚>ではない。れっきとした水棲哺乳類』

『そもそも<人魚>というのは人間が勝手にそう呼んでいるだけ。彼女達は自らを<ウンディーヌ>と称している。水の精=ウンディーネとよく似てはいるものの別の単語』

『レオーナには、アリーネ、ミラーナ、マニーニという三人の姉と、シレーヌという妹がいる』

『王(というか王女)の娘なので王位継承権を持つものの、よほどのことがない限り長女か次女のどちらかが王位を継ぐので、基本的には王位を継いだ姉の下に臣下として仕えるか、望めば平民になっても構わないという割と気楽な立場』

『でも本人は割りと生真面目な性格で、民のために役に立ちたいと願っている』

『長女アリーネと次女ミラーナは王位を継ぐ準備が忙しくあまり顔を合わせない』

『三女マニーニはレオーナと立場が近いので日常的によく行動を共にする』

『末っ子のシレーヌは、人間の世界に興味津々の、夢見がちな女の子』

『レオーナがサメに転生した主人公と出逢った頃、シレーヌも、難破した船の残骸にしがみついて漂流していた人間の青年を助け、一目惚れしてしまう』

『シレーヌが救ったのは、人間の国の第三王子で、人格にやや難ありと見られて王位継承者の座から外されそうになっていた第一王子か第二王子のどちらかに命を狙われているらしい』

『シレーヌは姉妹の中では最も魔法の才能があり、それを使って第三王子を陰ながら助けて王の座に就かせようとする』

『レオーナはそんなシレーヌを心配し、『人間とウンディーヌは決して結ばれることはない』と諭すものの、人間の王子にぞっこん(もっとも、恋に恋してる状態であるが)のシレーヌは聞き入れようとしないため、やむなくレオーナはシレーヌの手助けを決意。しかし姉のマニーニとお付きの者達は猛反対。そこで彼女はサメに転生した主人公に助けを請う』

『自分にはまったく関係のないことに主人公は戸惑いつつも、レオーナのおかげでウンディーヌの国で暮らせているので、その恩を返せればと協力を決意する』

『人間の国は、いくつもの島が集まってできた海洋国家であり、そこでは全長五メートルを超える主人公は恐ろしい<モンスター>扱いである』

『巨大な体と強力な顎は、この世界では大型扱いになる五十メートル級の軍船にとっても脅威であり、人間の国の第一王子と第二王子がそれぞれ擁する軍隊を翻弄。第三王子が王位を得る強力な助けとなった』



こんな感じか。

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