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宝くじで一等が当たるようなものだろうから

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お雑煮一つ食べるのにこんなにあれこれ考えてるなんて、きっと頭がおかしいとか思う人もいるんだろうな。

だけどそれが私なんだから、他人にとやかく言われたって関係ない。

それに、他人のことを『頭がおかしい』とか言う人って、被害者意識が強いしね。自分はそんな風に言うクセに、自身が批判とかされると途端に被害者ぶるんだ。

ホントにまともに相手をしても疲れるだけだよ。

という訳で、私はそういうの、右から左に聞き流すようにしてる。

それができるから、私はここでもそれなりに幸せにやっていけてるんだろうな。

大変なこと、面倒なこと、嫌なことっていうのはどこに行ったってあるんだよ。だから大事なのは、そういうことに囚われ過ぎないってことだと思うんだ。

『やられたらやり返す』

ってのに拘り過ぎると、本当に些細なことでもやり返さずにいられなくなると思う。無視して放っておけばその場で終わるようなことをわざわざ広げて、問題を大きく、長引かせるんだ。

しかもそういうのに拘ってる人って相手が譲歩すると図に乗るしね。

で、それがまた相手の反発を招いて、せっかく下火になりかけた問題を再燃させる。自分の『気が済む』ことばかり望んで、『問題が解決する』という実利を疎かにしてるんだよ。

自分ばっかりが『気が済む』なんてこと、この世には殆どないっていうのにさ。その現実が見えてないんだよ。

だからいつまで経っても些細なことでイライラして腹を立てて心の平穏を得られない。

そんなこと、一生続けるつもりなのかなって思うんだ。

まあ、本人がそれでいいのなら私が口出しすることじゃないけど、関わらないでほしいとも思うよ。こっちからも関わるつもりはないし。

もちろん、『関わらないでほしい』という願望も常に叶えられるわけじゃないことは分かってる。だけど望んで関わるつもりはないんだ。

『類は友を呼ぶ』っていうのは、確かにあると思うよ。私がこういう人間だから、私の周りには自然とそういう人が残る。私と噛み合わない人は、私から離れていく。

もっとも、噛み合う人だっていろんな事情で離れることになる場合はあるけどさ。かつての私の仲間達のように。

だけど、そういうことがあるのもまた人生ってもんだと思うんだ。その現実を受け止めなきゃ、いつまで経っても、

『自分は被害者だ。不幸だ』

って想いから抜け出せないとも思う。

理不尽なこと、納得できないことがあるのは当然なんだ。そういうのが一切ない人生なんてありえない。あったとしても、そんなのは例外中の例外だろうな。

そんなものを期待したって、宝くじで一等が当たるようなものだろうから、自分の力や努力ではどうにもならないことだと思うよ。

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