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第三幕
日本だけに限ってさえ、『いい歳してまだアニメとか漫画とか見てんの?』って嘲笑交じりで言ってくるのだっているのが現実なんだよ?
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『もし私の言った、<フィクションの楽しみ方>を、『ウザい』と感じるなら、それこそがまさに、<アニメや漫画の脚本や演出や技法についてあれこれ語る行為>のウザさだと思う。
その作品を楽しんでる人からすればさ、そんなの、『ウザい』だけなんだよ。<自分好みの脚本や演出や技法>とか押し付けられても、鬱陶しいだけなんだよね。
何度も言うけどさ、<面白さ>っていうのは、あくまで、<自分の好み>なんだよ。どんなに大ヒットしてる作品にでもケチつけるのがいるっていうのが何よりの証拠。
そして、『多数派が正しく少数派は異端だ』みたいなことを言うのなら、世界的に見たらアニメとか漫画の人気なんて、サッカーとかのメジャースポーツとは比べ物にならない。
しかも、日本だけに限ってさえ、『いい歳してまだアニメとか漫画とか見てんの?』って嘲笑交じりで言ってくるのだっているのが現実なんだよ? 少数派だからってバカにされることの悔しさは知ってるはずじゃん。それなのにどうして、『世間の評価が低い』=『面白いと思ってる奴なんて異端』みたいにしてバカにするんだろろうね。
先に自分が誰かにバカにされたから? 『まだアニメとか漫画とか見てんのかよwwwww』みたいにバカにされたから?
でもそれって、『他人や世の中の所為にしてる』ってことじゃないかな。
しかも、そんな風にして他人をバカにして傷付けようとしてるのに、身の回りにはそれを諌めてくれる人もいない。
本当にそれでいいのかなあ。
そんなことをしてる人の身の回りにいるのはどんな人? 苦しい時に助けてくれるような人?
もしそういう人がいないのなら、それは本人が遠ざけてるんだよね。『類は友を呼ぶ』からさ。
他人を平気で傷付けられるような人の周りには、他人を平気で傷付けられる人しか残らないんだよ。今、もし、そうじゃない人がいたとしても、その人もいずれ去っていくんだろうな。
だって、他人を傷付けようとする行いはきっと自分の近くにいる人さえ傷付けてるから。
私の子供達がもし誰かを傷付けてたら、私は辛いよ。
私はあの子達の親だから、何があったって見捨てはしないけど、赤の他人だったらそこまでしなきゃいけない義理もないよね。
誰かが楽しんでるものを貶して傷付けるようなことをしてて、それは本当に自分ためになるの?
なんて、そんな風に言ってくれる人もいないってことかな? 悲しいね。それは悲しいよ。
悠里や安和や椿がそんなだったら、私は悲しい。私はいつまでだって、みんなが誰かを傷付けようとしてたらそれが何をもたらすのかを教えたいよ。
そんなことをして憂さを晴らさなきゃいけないような状態で放っておかないよ。
私のキャラクター達もね、多くはそういう人達なんだよ。
自分の大切な人が自分の思い通りにならないからって簡単に見捨てたりはしないんだよね』
そうだね。僕が知る限りでも、アニメや漫画は世界的にはまだまだエンターテイメントの主流じゃない印象なんだ。にも拘らず『多数派主流派こそが正しい』という考え方を取るのなら、それは自分達の首を絞める行為以外の何物でもないだろうね。
その作品を楽しんでる人からすればさ、そんなの、『ウザい』だけなんだよ。<自分好みの脚本や演出や技法>とか押し付けられても、鬱陶しいだけなんだよね。
何度も言うけどさ、<面白さ>っていうのは、あくまで、<自分の好み>なんだよ。どんなに大ヒットしてる作品にでもケチつけるのがいるっていうのが何よりの証拠。
そして、『多数派が正しく少数派は異端だ』みたいなことを言うのなら、世界的に見たらアニメとか漫画の人気なんて、サッカーとかのメジャースポーツとは比べ物にならない。
しかも、日本だけに限ってさえ、『いい歳してまだアニメとか漫画とか見てんの?』って嘲笑交じりで言ってくるのだっているのが現実なんだよ? 少数派だからってバカにされることの悔しさは知ってるはずじゃん。それなのにどうして、『世間の評価が低い』=『面白いと思ってる奴なんて異端』みたいにしてバカにするんだろろうね。
先に自分が誰かにバカにされたから? 『まだアニメとか漫画とか見てんのかよwwwww』みたいにバカにされたから?
でもそれって、『他人や世の中の所為にしてる』ってことじゃないかな。
しかも、そんな風にして他人をバカにして傷付けようとしてるのに、身の回りにはそれを諌めてくれる人もいない。
本当にそれでいいのかなあ。
そんなことをしてる人の身の回りにいるのはどんな人? 苦しい時に助けてくれるような人?
もしそういう人がいないのなら、それは本人が遠ざけてるんだよね。『類は友を呼ぶ』からさ。
他人を平気で傷付けられるような人の周りには、他人を平気で傷付けられる人しか残らないんだよ。今、もし、そうじゃない人がいたとしても、その人もいずれ去っていくんだろうな。
だって、他人を傷付けようとする行いはきっと自分の近くにいる人さえ傷付けてるから。
私の子供達がもし誰かを傷付けてたら、私は辛いよ。
私はあの子達の親だから、何があったって見捨てはしないけど、赤の他人だったらそこまでしなきゃいけない義理もないよね。
誰かが楽しんでるものを貶して傷付けるようなことをしてて、それは本当に自分ためになるの?
なんて、そんな風に言ってくれる人もいないってことかな? 悲しいね。それは悲しいよ。
悠里や安和や椿がそんなだったら、私は悲しい。私はいつまでだって、みんなが誰かを傷付けようとしてたらそれが何をもたらすのかを教えたいよ。
そんなことをして憂さを晴らさなきゃいけないような状態で放っておかないよ。
私のキャラクター達もね、多くはそういう人達なんだよ。
自分の大切な人が自分の思い通りにならないからって簡単に見捨てたりはしないんだよね』
そうだね。僕が知る限りでも、アニメや漫画は世界的にはまだまだエンターテイメントの主流じゃない印象なんだ。にも拘らず『多数派主流派こそが正しい』という考え方を取るのなら、それは自分達の首を絞める行為以外の何物でもないだろうね。
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