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第三幕
漫画や小説の読者とかアニメの視聴者ってことで<お客>のつもりなんだろうけど、もし自分も仕事してたら、<お金をもらう側>だよね?
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『しっかし、マジ<お客>って理不尽だよね。
ってか、<お客って立場>になった途端にやたら態度が大きくなる人って、あれ、なんなの?
漫画や小説の読者とかアニメの視聴者ってことで<お客>のつもりなんだろうけど、もし自分も仕事してたら、<お金をもらう側>だよね? そして、自分が散々ケチ付けた漫画や小説の作者やアニメの関係者が<お客>として自分と関わってくることだってありえるよね?
だとしたらどうなの? 『お金をもらってる側は何を言われても仕方ない』って態度取られて、それで納得できるの? してないよね? してない人が多いよね? 『こんなふざけた客がいた』みたいな話、山ほどネット上に上がってるよね? 『お金をもらってる側は何を言われても何をされても仕方ない』のなら、どうしてこんなのが溢れてんの? ましてや、『自分は客だ』ってことで漫画や小説やアニメにケチつけてた難癖つけてたのが、<お金をもらってる側の立場>になった途端にもしそんなことしてたら、それこそおかしいじゃん。
結局、自分は何をやっても許されるけど、他人がするのは許せないって考えてるだけじゃん。
ってことを、私は毎日毎日、自分に言い聞かせてるんだ。『他人の作品にケチ付ける前に、だったら自分好みのを自分で書いちゃえばいいじゃん!』ってことでさ。そして、自分で書いてみると分かる。『自分の<好み>がいかに他人と噛み合わないことが多いか』っていうのがね。『自分の好みに完璧に合うものが作られたとしても、それが人気を博するとは限らない』のが現実なんだよ。
その現実を知らずに、いかにも、『自分の好みに合わせて作品がつくられたら大ヒット間違いなし!!』みたいな口ぶりで自分の好みに合わない作品をこき下ろしてるのが多いこと多いこと。
ちゃんと見ようよ、現実を。そんな簡単じゃないってことをさ。
てか、こうやってあれこれ考えること自体が私にとっては創作の原動力なんだけどさ。
私と同じ疑問を持ったキャラクターが、私の中にある<異世界>で暮らしてて、それを私が書き起こすんだ。
もちろん、いつもいつも創作に関連することばっかり考えてるわけじゃないけどさ、でも、『仕事しててその中で経験する<お客にまつわるetc.>』も、結局、読者や視聴者の話と同じなんだよね。
世の中ってさ、何だかんだ言ってもやっぱりすべてが繋がってて、関わり合ってるんだよ。
それが分かってないから、自分が仕事をしてお金をもらってる時と、自分が<お客>の時、立場が入れ替わるとその関連性に思いが至らない。
自分が仕事をしてる時に不快に感じてる<お客>と同じことをしてしまう。
フィクションはリアルじゃないけど、でも、リアルの中でこそフィクションは生まれるんだよね』
アオがそう話してくれるから、悠里達が学ぶことができる。<アンチ>と呼ばれる人間達から理不尽な攻撃を受けている事実と向き合えるから、お客という立場を笠に着て横柄に振舞うことの非合理性を学ぶことができてるんだ。
ってか、<お客って立場>になった途端にやたら態度が大きくなる人って、あれ、なんなの?
漫画や小説の読者とかアニメの視聴者ってことで<お客>のつもりなんだろうけど、もし自分も仕事してたら、<お金をもらう側>だよね? そして、自分が散々ケチ付けた漫画や小説の作者やアニメの関係者が<お客>として自分と関わってくることだってありえるよね?
だとしたらどうなの? 『お金をもらってる側は何を言われても仕方ない』って態度取られて、それで納得できるの? してないよね? してない人が多いよね? 『こんなふざけた客がいた』みたいな話、山ほどネット上に上がってるよね? 『お金をもらってる側は何を言われても何をされても仕方ない』のなら、どうしてこんなのが溢れてんの? ましてや、『自分は客だ』ってことで漫画や小説やアニメにケチつけてた難癖つけてたのが、<お金をもらってる側の立場>になった途端にもしそんなことしてたら、それこそおかしいじゃん。
結局、自分は何をやっても許されるけど、他人がするのは許せないって考えてるだけじゃん。
ってことを、私は毎日毎日、自分に言い聞かせてるんだ。『他人の作品にケチ付ける前に、だったら自分好みのを自分で書いちゃえばいいじゃん!』ってことでさ。そして、自分で書いてみると分かる。『自分の<好み>がいかに他人と噛み合わないことが多いか』っていうのがね。『自分の好みに完璧に合うものが作られたとしても、それが人気を博するとは限らない』のが現実なんだよ。
その現実を知らずに、いかにも、『自分の好みに合わせて作品がつくられたら大ヒット間違いなし!!』みたいな口ぶりで自分の好みに合わない作品をこき下ろしてるのが多いこと多いこと。
ちゃんと見ようよ、現実を。そんな簡単じゃないってことをさ。
てか、こうやってあれこれ考えること自体が私にとっては創作の原動力なんだけどさ。
私と同じ疑問を持ったキャラクターが、私の中にある<異世界>で暮らしてて、それを私が書き起こすんだ。
もちろん、いつもいつも創作に関連することばっかり考えてるわけじゃないけどさ、でも、『仕事しててその中で経験する<お客にまつわるetc.>』も、結局、読者や視聴者の話と同じなんだよね。
世の中ってさ、何だかんだ言ってもやっぱりすべてが繋がってて、関わり合ってるんだよ。
それが分かってないから、自分が仕事をしてお金をもらってる時と、自分が<お客>の時、立場が入れ替わるとその関連性に思いが至らない。
自分が仕事をしてる時に不快に感じてる<お客>と同じことをしてしまう。
フィクションはリアルじゃないけど、でも、リアルの中でこそフィクションは生まれるんだよね』
アオがそう話してくれるから、悠里達が学ぶことができる。<アンチ>と呼ばれる人間達から理不尽な攻撃を受けている事実と向き合えるから、お客という立場を笠に着て横柄に振舞うことの非合理性を学ぶことができてるんだ。
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