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第三幕
『実力行使ができないのは舐められる!』というのは、『自分より強い相手には結局は泣き寝入りするしかないけど、弱い相手に対して偉そうな態度を
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『でさ、<復讐>云々に関係することの一つだと思うんだけど、『実力行使ができないのは舐められる!』とか言ってるのもいるみたいだけど、それも、『何言ってんの?』としか思わない。
だってそうじゃん。<実力行使>なんて、自分より弱い相手にしか結局は使えないじゃん。強い相手にそれしようとしたら返り討ちに遭うだけじゃん。
つまり、『実力行使ができないのは舐められる!』というのは、『自分より強い相手には結局は泣き寝入りするしかないけど、弱い相手に対して偉そうな態度を取りたい』っていう意味でしかないんだよ。
こう言うと、『だからもっと強い相手と同盟関係を結んだりするんだろ!?』みたいに言うかもだけど、いやいや、それで舐められないようにしようなんて、それこそ、『虎の威を借る狐』以外の何物でもないじゃん。
国家間の安全保障の話で同盟関係を結ぶことの必要性は私にも分かるけど、それを個人に当てはめようというのは、話のすり替えとしか思わないよ。
だって、<個人>は<国家>じゃないし。
それに<国家>って、個人のそれとは比較にならないくらいにいくつもの面を持ってるからね?
ある国と軍事的な部分で同盟関係結んでたって、経済的な面とかだとそれこそガチで殴り合うようなことしてたりするじゃん。それかと思うと、領土問題抱えてる国同士で、でも資源の融通し合ったりとかいうのも普通にある話じゃん。
個人ではそこまでやれないでしょ? そんな関係、いつまでも続けられないでしょ?
だけど<国家>は個人じゃないから、<多数の個人の集合体>だから、その中にいる個人の考えが同時に多面的に<思惑>として成立するから、決して仲が良いわけじゃない国家同士でも打算によって協調路線だって取れるんだよ。
個人でもしそれをしようとしてる人がいたら、ただの、<裏表が極端な人>じゃないの?
私はそんな人とは深く関わり合いになりたくないし、そもそも信用できないよ。
国家同士の関わり合いは、信用とか信頼とか以上に、<思惑>が重要なんだと思う。
思惑だけで繋がってる人間関係とか、私には無理!
信用も信頼もできない相手となんて、仕事上でちょろっと関わるくらいが限界!
プライベートで関わられるなんて、断固拒否!!
そんなわけで、私は、『自分より弱い相手に<力>をちらつかせてイキる』みたいなのは、まあ、少なくとも高潔な人間のすることじゃないと思うんだよね。
だから、<フィクションとしての復讐劇>を描くのは好きにすればいいと思うけど、それがリアルでも通用するとか考えるのは、『フィクションとリアルの区別がついてない』としか思わない。
そんなわけで私は、基本的には、<ハッピーエンドな復讐劇>は描かないんだ。
嘘くさすぎて萎えちゃうから。
私が復讐劇を描く時は、『出てくる登場人物が揃ってみんな不幸になる』って形になるかな』
そうだね。エンディミオンの復讐劇は、誰一人幸せになってない。当のエンディミオン自身が、不幸の中にいたからね。
だってそうじゃん。<実力行使>なんて、自分より弱い相手にしか結局は使えないじゃん。強い相手にそれしようとしたら返り討ちに遭うだけじゃん。
つまり、『実力行使ができないのは舐められる!』というのは、『自分より強い相手には結局は泣き寝入りするしかないけど、弱い相手に対して偉そうな態度を取りたい』っていう意味でしかないんだよ。
こう言うと、『だからもっと強い相手と同盟関係を結んだりするんだろ!?』みたいに言うかもだけど、いやいや、それで舐められないようにしようなんて、それこそ、『虎の威を借る狐』以外の何物でもないじゃん。
国家間の安全保障の話で同盟関係を結ぶことの必要性は私にも分かるけど、それを個人に当てはめようというのは、話のすり替えとしか思わないよ。
だって、<個人>は<国家>じゃないし。
それに<国家>って、個人のそれとは比較にならないくらいにいくつもの面を持ってるからね?
ある国と軍事的な部分で同盟関係結んでたって、経済的な面とかだとそれこそガチで殴り合うようなことしてたりするじゃん。それかと思うと、領土問題抱えてる国同士で、でも資源の融通し合ったりとかいうのも普通にある話じゃん。
個人ではそこまでやれないでしょ? そんな関係、いつまでも続けられないでしょ?
だけど<国家>は個人じゃないから、<多数の個人の集合体>だから、その中にいる個人の考えが同時に多面的に<思惑>として成立するから、決して仲が良いわけじゃない国家同士でも打算によって協調路線だって取れるんだよ。
個人でもしそれをしようとしてる人がいたら、ただの、<裏表が極端な人>じゃないの?
私はそんな人とは深く関わり合いになりたくないし、そもそも信用できないよ。
国家同士の関わり合いは、信用とか信頼とか以上に、<思惑>が重要なんだと思う。
思惑だけで繋がってる人間関係とか、私には無理!
信用も信頼もできない相手となんて、仕事上でちょろっと関わるくらいが限界!
プライベートで関わられるなんて、断固拒否!!
そんなわけで、私は、『自分より弱い相手に<力>をちらつかせてイキる』みたいなのは、まあ、少なくとも高潔な人間のすることじゃないと思うんだよね。
だから、<フィクションとしての復讐劇>を描くのは好きにすればいいと思うけど、それがリアルでも通用するとか考えるのは、『フィクションとリアルの区別がついてない』としか思わない。
そんなわけで私は、基本的には、<ハッピーエンドな復讐劇>は描かないんだ。
嘘くさすぎて萎えちゃうから。
私が復讐劇を描く時は、『出てくる登場人物が揃ってみんな不幸になる』って形になるかな』
そうだね。エンディミオンの復讐劇は、誰一人幸せになってない。当のエンディミオン自身が、不幸の中にいたからね。
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