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第三幕
<不快に感じた側>は、<不快に感じた部分>を『攻撃された』と主張し、相手側は、<反撃された時点>こそを『攻撃された』と主張する
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『どちらが先に攻撃を仕掛けたか?』
これは、本当に、結論の出ない水掛け論になりやすい問題だと思う。
なぜなら、
『不快な思いをさせられた』という時点が<攻撃された起点>だと、多くの人間は考えるからだ。
だけどそれは、どうしても、
<不快に感じた側の主観>
に基づくものになる。となれば、<不快に感じた側>が<攻撃の起点>と考える時点では、相手側は<攻撃した認識>がない場合が多い。
だから、<不快に感じた側>がそれを理由に行った<反撃>が、相手側にとっては<攻撃の起点>という認識になる。
<不快に感じた側>は、<不快に感じた部分>を『攻撃された』と主張し、
相手側は、<反撃された時点>こそを『攻撃された』と主張する。
こんなもの、ただただ<認識の違い>だから、それを主張している側が認識を改めないと決着はつかない。
ましてや、アニメや漫画や小説の作品について、
『嫌な作品を見せ付けてきた』ことを『攻撃された』と捉えられたら、防ぎようがない。
普通に考えれば、商業的に作品を提供する側は、作品によって収益を得なければいけないのだから、意図的に<好まれないもの>を用意するとは考え難いのに、
『不愉快な作品をわざと用意して自分達を攻撃した』
と考える人がいる場合は、それこそどうしようもないよね。
<言いがかり>以外の何物でもない。
アオをひたすら攻撃している<アンチ>の主張も、まさにそれのようだ。
アオには攻撃の意図はないのに、あくまで、
<商品としての作品>
を発表しているだけなのに、<アンチ>にとっては<自分達への攻撃>なんだそうだ。
だから、
『攻撃してきたのは<蒼井霧雨>の方だ! 自分達はその攻撃から身を守るために反撃しているだけだ!!』
的に主張してくる。
本当におかしいよね。
もちろん、<アンチ>にもいろいろいて、皆が皆、同じように主張しているわけじゃない。
中にはただただ、
『気に入らない』
というだけで攻撃してくる人間もいる。
もっとも、こんなのには何の正統性もないのは明らかだけど。
だって、アオも、
「この世で生み出されるすべての創作物が自分の好みに合わせて作られるべき。なんて考えは、有り得ない。そんなことを主張する人間は、どうかしてる。こんなこと、絶対に不可能なんだよ。人の好みが千差万別であるかぎりはさ」
と言ってるように、
『この世で生み出されるすべての創作物が自分の好みに合わせて作られるべき』
という主張は通らない。現実には不可能だから。
こんなことをしようとしたら、商業として成り立たない。
一人の人が持てる資産は微々たる物だからね。
これは、本当に、結論の出ない水掛け論になりやすい問題だと思う。
なぜなら、
『不快な思いをさせられた』という時点が<攻撃された起点>だと、多くの人間は考えるからだ。
だけどそれは、どうしても、
<不快に感じた側の主観>
に基づくものになる。となれば、<不快に感じた側>が<攻撃の起点>と考える時点では、相手側は<攻撃した認識>がない場合が多い。
だから、<不快に感じた側>がそれを理由に行った<反撃>が、相手側にとっては<攻撃の起点>という認識になる。
<不快に感じた側>は、<不快に感じた部分>を『攻撃された』と主張し、
相手側は、<反撃された時点>こそを『攻撃された』と主張する。
こんなもの、ただただ<認識の違い>だから、それを主張している側が認識を改めないと決着はつかない。
ましてや、アニメや漫画や小説の作品について、
『嫌な作品を見せ付けてきた』ことを『攻撃された』と捉えられたら、防ぎようがない。
普通に考えれば、商業的に作品を提供する側は、作品によって収益を得なければいけないのだから、意図的に<好まれないもの>を用意するとは考え難いのに、
『不愉快な作品をわざと用意して自分達を攻撃した』
と考える人がいる場合は、それこそどうしようもないよね。
<言いがかり>以外の何物でもない。
アオをひたすら攻撃している<アンチ>の主張も、まさにそれのようだ。
アオには攻撃の意図はないのに、あくまで、
<商品としての作品>
を発表しているだけなのに、<アンチ>にとっては<自分達への攻撃>なんだそうだ。
だから、
『攻撃してきたのは<蒼井霧雨>の方だ! 自分達はその攻撃から身を守るために反撃しているだけだ!!』
的に主張してくる。
本当におかしいよね。
もちろん、<アンチ>にもいろいろいて、皆が皆、同じように主張しているわけじゃない。
中にはただただ、
『気に入らない』
というだけで攻撃してくる人間もいる。
もっとも、こんなのには何の正統性もないのは明らかだけど。
だって、アオも、
「この世で生み出されるすべての創作物が自分の好みに合わせて作られるべき。なんて考えは、有り得ない。そんなことを主張する人間は、どうかしてる。こんなこと、絶対に不可能なんだよ。人の好みが千差万別であるかぎりはさ」
と言ってるように、
『この世で生み出されるすべての創作物が自分の好みに合わせて作られるべき』
という主張は通らない。現実には不可能だから。
こんなことをしようとしたら、商業として成り立たない。
一人の人が持てる資産は微々たる物だからね。
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